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4/8 亞洲漫遊(ソウル・マニラ・香港) 4/5~10 マニラ編 [海外旅行]

 

マニラの朝は9:00起床。
今日は初マニラの街へ繰り出す日。身支度をして階下のホテル内朝食会場にて食事。安価なホテルだけあってメニューもしょぼいが、一応食べたと言う感じで部屋に戻ってから11:00再出発。
ホテルの前が南北にロハス通りと東西にギル・プヤット通りの走る交差点で、さっそくお目当てにしていた日本の中古バスがひっきりなしに走っている。フィリピンは右側通行なのでギル・プヤット通りの反対車線に行って東方面行の神奈川中央交通色のバスに11:08に乗車。
乗降ドアは右側に移設されているが、運転席まわりはそのまま左側に移設しただけなので、車内には日本語の広告の名残や元のバス会社の日本語の案内文や、一番嬉しいのはピンクに光る降車ボタンが所々に残っているのが嬉しい。バスによってはイルミネーションライトとして使っているバスも後に見かけたが…。
マニラ市内のバス(日本の中古)

この付近は鉄道や高速から離れた地区で、道路は交通網が発達していないせいか慢性的に渋滞していて、正午前で落ち着いた時間でも混んでいる。
ノロノロと進んで11:51にアヤラセンター近くで下車、日本にもありそうな複合的ショッピングセンターの前を通ってLRTアヤラ(Ayala)駅上のバス乗り場へ移動。
ところで、フィリピンのバスは他の国々や日本と違ってバス停が存在しない。通常は運転士と車掌が乗ったツーマンバスで運行し走行ルートは予め決まっているが、人の多い場所に差し掛かると徐行して車掌が周りの人々に呼び込みをして、反応があった客を乗せていく…。降りるときも乗務員に言えばルート上の好きな場所で(高速道路上は×))降ろしてくれる。言ってしまえば乗り合いタクシーの大型版のような存在で、タクシーもジプニーも乗降システムは全く同一である。
アヤラ駅上のバス乗り場でアラバン行き高速経由のバスに12:07乗車。東武バス色のバスだがどうやら元関西系のバスの雰囲気。マニラサウススーパーハイウェイを南下して12:35にはマニラ南部のアラバンに到着。バス乗降所に併設して大きなショッピングセンターもあって活気付いている。
元神奈中のバス(乗車したバスでは無い)
アラバンバスターミナルの高速下の下車場所にて

ここから5分ほど東へ歩くと、街外れのような場所にフィリピン国鉄(FNR)アラバン(Alabang)駅があった。
アラバン駅にて

小さな駅舎に出札所があり、その頭上の黒板に発車時刻が書いてあったので見ると次便は13:15発。割とすぐ来そうなので乗ることにして列車を待つが、線路上には買い物帰りの客を乗せた人力トロッコ?を線路上に多数見かける。(上の写真の左脇の骨組みのような乗り物)
列車が来ない間に線路を拝借し、超短区間を人力にて勝手に営業している。単線なので同業者が来たら、お客に降りてもらいすぐに線路から離脱する…。列車が来てもすぐ持ち出せるように細い線材で軽く出来ている。車輪は引き戸に使うような小さな滑車だが、滑りが良さそうでかなりの人数が乗っても自転車並みのスピードが出てた。フィリピンの線路際ではメジャーな乗り物らしい。
アラバン駅出札所

発車時間の10分前ほどになって、マニラ方向から警笛をけたたましく鳴らして列車がやってきた。
アラバン駅にて(この後機回しして折返し)

この駅が終点で折返しのため機関車を反対側に付け替えて13:15定刻に列車は出発した。
列車は4軸のディーゼル機関車にJR東日本の12系客車を5両繋いだ編成で、アラバンとマニラ中心部のタトゥバンの28.7キロを1時間35分かけて走る。表定速度は約18.1キロだが、走れば納得できるスピードなのだ。何せ線路際には列車ギリギリまでの違法建築、そんな不法住民の生活拠点が線路なので、列車が近づく寸前まで線路から離れない…。そのため列車は走行中殆ど警笛を鳴らしたまま走っている。前方の車両に乗ったものだから下車後も耳鳴りが治まらなかった。
元JR12系客車(貫通路のホロは無い)

マニラで不法住民が家を建てられるのが河川敷と線路際ぐらいなのか、沿線全区間にバラックの住居がひしめいていた。ある意味でマニラの底辺に生きる人々の逞しさを感じることが出来る場所であった。
線路際の様子(両側全て違法建築)

14:51に終点のタトゥバン(Tutuban)に到着。その先の車庫まで乗れるので、車庫まで乗ってから車両の見物をした。どの車両もボロボロで、JRの関係者が見たら泣きそうになるくらい悲惨な使われ方だ…。
乗ってきた元JR12系客車
元14系客車もある。(路線崩壊で運休中)
方向幕も出たまま…。

一通り見物してタトゥバン駅に戻ると、15:30に列車があるのでそれに乗って1駅ブルメントリット(Blumentritt)駅へ戻った。
LRT1号線駅下の様子
LRT1号線車両
(3両ユニットの市電をたくさん繋げたような乗り物)

ここからはLRTの近代鉄道が走っていて、フィリピン国鉄から乗り換えると隔世の感がある。
ここからLRT1号線に乗って南下し、ドロテオ・ホセ(D.Jose)駅にて15:55下車。駅近くのレクト(Recto)駅より始発のLRT2号線に乗って東方向へ移動。こちらは韓国製の4両編成の一般的な地下鉄車両が高架上を走り、下校の学生を満載して15分の乗車で16:29にアラネタセンター・クバオ(Araneta Center-Cubao)着。
ここクバオは近代的なショッピングセンターが多数ある地区で、交通量も多くバスもたくさん来るので、16:40~17:10で大通りにてバスの撮影をさせてもらう。
京王バスの中古
神奈中バスの中古

一通り見て満足し、ここクバオからMRTに乗り11分の乗車で昼に来たアヤラに17:31到着。
これでマニラを大きく1周してアヤラのショッピングセンターのフードコートにて夕食をとる。
フードコートの夕食

食後このSM(シューマート)にて日用雑貨の土産を購入、HMVにてCDやDVD見て19:30にタクシーを利用して19:51にネットワールドホテル到着。荷物を部屋に置いて、今夜はその足でホテル併設のサウナにて入浴・マッサージを受けたら22:00過ぎて、部屋戻って23:00に再びタクシーにて外出、ロハス通りを北上したマニラ湾に面したフィリピン料理の店アリストクラット(Aristocrat)に23:10到着。
夜食
上司Tが言う、これがフィリピン料理だと言うものを選んでもらって夜食とするが、やはりお世辞にもうまいとは言えないが堪能した。日本で言えばだいぶ遅い時間に来店したのに結構客がいたのには驚いた。
日付も変わった頃にタクシーで再び昨夜のパブに0:20に行くが、ここはお付き合いするしかなく我慢の1時間半で2:00まで、タクシーでホテルに戻って朝も早いので荷造りをしてから3:00寝た。


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コメント 4

あbc

はじめまして
マニラで走る日本製バス魅力的ですね
今度マニラにいく可能性があるのですが、日本からの中古バスの撮影をする場合、良いスポットを何個か挙げていただけませんか?
by あbc (2009-06-27 00:22) 

Miyaji

あbcさん、閲覧ありがとうございます。
自分もこの時は行き慣れた上司に連れられて行ったので、
その時に行った場所しか分かりませんが、
マニラ中心部のAyalaやAraneta Center-Cubaoの
道路上で撮るには、歩道にフェンスや柵があって撮りづらいので、
LRT-1 Line南端のBaclaran駅西海側通りのマーケット辺りか、
自分が撮ったマニラ南部のAlabangバスターミナルが
良さそうです。
自分も行ったのがこの時と2006年6月だけなので、
だいぶ状況が変わっている可能性もありますので、
ご了承ください。
by Miyaji (2009-06-27 11:45) 

あbc

ご返答ありがとうございます
マニラに行ったことがないので、全然わからないのですが、日本からの中古バスはマニラの中であれば何処でもみらるのですか?それとも結構限られていているのですか?
by あbc (2009-06-27 18:26) 

Miyaji

自分の行った時にはマニラの市内中に走りまわっていましたが、中には昔からあるようなバスや韓国メーカーなども走っています。現在はどうだか定かではありませんが…。
by Miyaji (2009-06-28 01:05) 

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