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4/8  香港・吉隆坡旅行 4/5~9 香港編 [海外旅行]

 

吉隆坡(クアラルンプール)での朝は6:35起床。
今日はこれから香港へ戻ってマニラに行っている上司Tと再集合することになっている。
シャワーに入って身仕度をしてホテルを7:10チェックアウト、ホテルを出ると道路向かいがKL Central駅なので帰りの利便性を考えて2泊目はこのホテルにした理由もあった。

         KL Central駅ホテル側の入口の様子とKLIA空港鉄道のコンコース

一昨日にも空港から乗った空港連絡鉄道(KLIA Ekspres)に乗るために駅東側ののりばに向かうと、空港のようなチェックインカウンターが小さいながらも6レーンほどあってマレーシア航空他3社ほどチェックインを受付けしているようで、キャセイパシフィック航空もチェックイン可能だったが開いているカウンターが少ないため5~6組並んでいて時間がかかりそうなので、ここでのチェックインは諦めてさっさと列車に乗り込むことにした。
駅にてシティチェックインも可能だが…

乗車券は一昨日に往復乗車券(割引無し)を購入していたので、帰りの券片を改札機に通して乗車ホームの地下へ下る。ホームには既に列車が停まっていて 、少し時間がありそうなので列車の写真を撮りたいがホームドアのため下手な画像しか撮れない。終点の空港も同じ形式のホームなのでとりあえず撮っておく…。

               乗車したKLIAエクスプレス車両と車内の様子

KL Sentral発KLIA(Kuala Lumpur International Airport)行きKLIA Ekspresは7:30発車した。早朝だからなのか運賃が高いからなのか分からないが車内はかなり空いていて、途中停車駅も無いのでこのまま閑散とした車内のまま終点まで進む。行きは真っ暗で見えなかった景色がしばらくすると地下区間より地上に出てクワラルンプール南郊の街並みが見え、徐々に街並みから郊外の田園・森林地帯へと走っていく。時々地方や空港への広い高速道路を跨ぎながら、行きと同じくKL Sentralから29分の所要時間で終点のKLIAに7:59到着した。

                クアラルンプールから空港までの沿線の風景

クアラルンプール国際空港日本人建築家と日本の建設会社が設計・施工した空港らしいが、日本には無い斬新な印象が強い内装で、既に開港8年近く経過しているがまだまだ目新しい感じがする。
地下の鉄道改札口から5階の出発ロビーへ上がってキャセイパシフィック航空のチェックインカウンターにて手続きをする。カウンターはエコノミークラスも空いていたが、マルコポーロクラブの会員なのでビジネスクラスのカウンターで敢えて手続きした。

     クアラルンプール国際空港の出発ロビーの様子とCXチェックインカウンター付近

カウンターで搭乗券を受取り手荷物を預けて身軽になって出国審査場へ向かうが少し混んでいて、ここで10分少々待たされてからサテライトターミナルへ向かうシャトル列車に乗り込んだ。

         サテライトに向かうシャトル列車とサテライトがメインの空港案内図

搭乗ゲートがサテライト側だったのと、キャセイのラウンジも当初からサテライト側にしか無いことからするとキャセイパシフィック航空で来ると必ずメインターミナルから遠いサテライト側発着になるようだ。8:30にはサテライトターミナルに着き、そのままラウンジへ行っても良いのだが、久しぶりに利用するターミナルも最初に利用した1999年にはツアー旅行のため満足に見物出来なかったので、1人で来た今回はじっくり見物してみようと思う。

          開港から8年経ってもまだ斬新さを感じる空港内サテライトの様子

サテライトターミナルは十字型をしたターミナルで、中央部にガラス面で仕切られて植物園のように採光を考えつつマレーシアの緑の豊かさを見せるような趣向になっていて、四方に延びる各搭乗口への通路も歩いてみたが、ある程度中心を外れると店舗が無くなり搭乗口だけになるので、買い物などは搭乗口へ進む前に済ませるような館内レイアウトになっているようだ…。

 まだ20年は斬新さを感じそうな搭乗エリア      受け取った航空券とラウンジカード

10分ほどサテライト内を歩き回って満足したので中央エリアから2階へ上がった吹き抜けの通路ばかり目立つ静かなエリアにキャセイパシフィックラウンジがあって8:40入室した。

      CXラウンジ入口付近の様子       あまり広くなく混んだ感じのラウンジ内の様子

出発1時間前に入ったラウンジは、外向きに窓もあって開放的な雰囲気ながらも広くは無く、先客が既に15~6名いて適当な座席に座って朝食代わりに何品か飲み食いしていたら、20分ぐらい経つうちに利用者が増えてきてだいぶ混んできた。ラウンジは飲み物系は充実していたが、食べ物は簡単な中華系料理とケーキ類・フルーツぐらいであれこれ選べるほど置いてなかった…。

  サービスコーナーも一応内容充実だが…      選択肢の少ないラウンジの食事類

出発30分前の9:10になると搭乗開始の案内が入って席を立つ人が増えるが、自分は一拍置いた9:20にラウンジを出て搭乗口へ向かった。今回のゲートも一昨日到着したC37番ゲートで、サテライトの最南端にあるため行きと同じく延々と搭乗ゲートばかりのサテライト先端を目指して歩いて3分ほどでゲートに到達して乗り込んだ…。

    CX720便 B777-300 B-HNM            朝から混んだ機内の様子

吉隆坡9:40発香港行きCX720便は定刻ピッタリの9:40出発。行きも多少混んでいたが帰りの機内も満席近く乗っているなか、自分は行きと同じく最後部窓側に座った。広い空港を滑走路南端まで進んで前便もいないため待つことなく9:52に離陸、左旋回しつつ空港上空を回り込んで上昇したので空港全体をハッキリ眺めながら雲の中を抜けて水平飛行に移った…。

  離陸後見える広大なプランテーションの森          朝食な感じの機内食

フライト時間が多少長めのためか最初にドリンクサービスがあってから10:40頃になってから機内食の配布が始まった。朝食を意識したメニューのため選択は無く軽めの単一メニューが配られたが、そんな中でもワインを貰って飲みながら頂いた。
フライトは行きと同じく南シナ海とベトナム上空を通過するフライトで、時々小刻みに揺れる程度で全体的には安定したフライトで、景色の変化に乏しい洋上フライトが多くて食事時間帯以外は音楽を聴きながら途中は寝入っていたようで、少し時間が短く感じながらも12:50頃には降下が開始されて、吉隆坡から3時間20分のフライトにて香港國際機場に着陸、13分早い13:17に到着した。

      香港に到着したCX720便             到着ロビーで上司Tを待つ

香港に着いても到着スポットがW67とかなり遠く、この先上司Tとの待ち合わせのためにも早く到着出口に行きたかったが、早く着いた分も帳消しになりそうな感じだ。とりあえずも多少早足でターミナル中央部のシャトル列車のりばに着いて少し並んだ入国審査場を抜けて受託手荷物を受け取っても30分以上かかって13:50に到着出口へ着いたが、自分より早く13:10到着予定のマニラからCX906便は遅れているようだった。その後も15分以上待った14:15に上司Tと合流、1日遅れで出発してマニラへ先行していた上司Sも帰りは香港経由で帰路の香港立寄りは3名で行動することになった…。

            尖沙咀まで乗車した城巴機場巴士と混んだ車内の様子

3日前に成田から到着した時と同じように機場巴士のりばへ歩き、今日は目的地が尖沙咀なので乗り場から城巴(City Bus)A21系統紅磡車站行きに14:26乗車。日中なので車内は結構混んでいて、3人は2階席後方の空いた場所にバラけて座り、適当に見慣れた景色を眺めながら太子付近から彌敦道を南下して、機場から54分の乗車にて尖沙咀站、彌敦道巴士站(バス停)に15:20到着した。
ホリディインゴールデンマイル彌敦道側入口

今回泊まるのはHoliday Inn Hong Kong-Golden Mile(香港金域假日酒店)で、3人で泊まれるホテルを探したがなかなか見付からなくて、ここがエキストラベッド入れて予約可能だったので1部屋HK$1148.00(約¥18,022)にエキストラベッドがHK$350.00(約¥5,495)で税・サ込でHK$1,692.74(約¥26,574)にて予約した。自分は今回初めて利用するホテルだが、かつて知人と一緒に香港へ来て別々のホテルに泊まった際に、相手がこのホテル利用だったので部屋へ入って見たことがあった。
彌敦道側から館内へ入って奥まった場所がフロントで、フィリピン英語バリバリの上司Tにチェックインしてもらって部屋へ向かう。まだエキストラベッドは入っていないが標準的なツインルームだった。
   
           利用した部屋の様子と洗面・浴室の様子(1018号室)

部屋に荷物を置いてトイレだけ利用して、15:40にさっそく街歩きへ出かける。まともに外出可能なのは今日しか無いので、普段あまり香港観光などしない上司T上司Sも行動的だった。
まずは明るい時間のうちに中国本土へ渡ってみたいと話がまとまり、ホテル前の地鐵站の連絡地下道を通って尖東站へ向かった。ここは九廣鐵路の紅磡站から2004年10月に1駅だけ延伸された終点で、ここから中国本土国境まで1本で結ばれている。
徒歩圏内の九廣鐵路尖東站改札口

さっそく皆持参しているICカードの八達通(オクトパス)カードを改札に通してさらに階下のホームに停まっている電車に乗り込み、尖東始発羅湖行き九廣鐵路は15:52発車した。
次の紅磡までは新線地下区間で、ここを過ぎればトンネル区間が多いが景色を眺めながら走る。実際には上司2人は乗り物に乗るとすぐ寝入ってしまうので、自分だけが何度か乗ったことのある景色をぼんやり眺めて、42分の乗車にて終点の羅湖に16:34到着した。
羅湖站に到着した九廣鐵路

以前、同じような週末にこの国境に来て大混雑を見たことがあったので、出入国に長く待たされるなら諦めましょうと上司にクギを刺しておいたが、相変わらず人が多いものの長蛇の列では無かったのでさっさと申請用紙に記入して香港を出国、短い国境の橋(通路?)を渡って対岸の中国本土の入国審査も少し並んだものの、30分少々の国境通過で中国側の街、深圳に17:10到着した。

               香港を出国して中国本土への入国に向かう…

深圳に着いたものの特にやりたいことは無く、物価がこちら中国本土のほうが安いので、適当に深圳で夕食にしようと手近なショッピングセンターへ入ることにした。元々上司達は中国より物価の安いマニラから来たのだから、買い物には全く関心が無いようだった…。

                  香港から徒歩にて深圳の街に入国

深圳站付近の広場を軽く眺めて、東側にあるバスターミナルを併設した羅湖商業城へ入ると所狭しと小さな店舗が軒を連ねる各階で、電化製品や衣料品などを売っていて活気があった。ここも見物程度に流して見てから、以前も入ったことのある1階のバスのりば脇にある中華料理レストランを徘徊しながら探したら、店名を忘れていたがそれらしい店があったので入ってみた。
長距離バスターミナルもある羅湖商業城

入った店は順發閣で広東料理っぽい中華レストランだが、バスのりばの隣にあるくらいなので割と気軽に入れる店らしく、夕食時間にはまだ早い17:20頃に入店したのに結構座席が埋まっていた。
メニューは中国語も簡体字のみで、香港から一歩入っただけなのに英語メニューは無くて店員にも英語が一切通じず、細かな内容が分からないまま各人が好きなものを個別に注文したら、見事に皆で種類の違う炒飯を3つも頼んでいたのには笑った。

       夕食に利用した順發閣          好きなものを各自頼んだら炒飯ばかり…

炒飯以外は意外と適当に種類の違う物を頼んでいたのを適当に分けて食べて、7~8品を3人で腹一杯食べてHK$177.30(約¥2,783)だった。1皿辺りのボリュームが香港より大きかったから、中国本土のほうが多少安いと感じた。味付けもそんなに悪くは無い。
国境間を繋ぐ九廣鐵路連絡線

腹一杯になってお互い満足して1時間弱の滞在にて18:15に店を出た。後はやることも無いのでそのまま中国出入国審査場へ進み、あまり待つことも無く中国本土を出国して香港入国手続きして18:40には九廣鐵路の羅湖站側に辿り着けた。その後混んだ先発列車をやり過ごして後発の列車に乗り込むとガラガラで、少し列車撮影などして出発を待って…、羅湖発尖東行き九廣鐵路は18:49発車した。

    帰りも空いた九廣鐵路に乗り込む       深圳の街を背景に発車前の九廣鐵路

先発列車の5~6分後に出発した列車なのか車内は出発時点では空いていて、無機質な金属製の堅いシートと真っ赤な中央ポールが目立っていたが、上水・沙田など停まるうちに国境越え乗客以外の香港内一般乗客で普通の通勤電車に成り代わっていき、既に陽も暮れて真っ暗になった景色をぼんやり眺めつつ香港中心部へ入り、羅湖から45分の乗車にて終点の尖東に19:34到着した。
車内は無機質なシート・ポールが並ぶ

站を降りてそのまま地下道を歩けばホテルに着くが、その前にスーパーへ立寄って土産物を買い込んでからその荷物を置くためにホテルへ20:00に戻り一旦休憩に入った。もうこれで自分的には満足だが、上司の香港観光の欲求はまだまだ足りないようだ…。
夜の香港へ巴士にて移動

ホテルの部屋に戻るとエキストラベッドも入って人数分の寝具が整えられていて、1時間ほどテレビ見たりして休憩してから21:00にホテルを出発。ホテル前の彌敦道を尖沙咀中間道バス停から21:10発6A系統美孚行き九龍巴士で北上、道路上までハミ出た看板類のネオンサインを眺めながら旺角弼街にて21:26下車、彌敦道東側の裏通りの通菜街(女人街)を夜店などを見て廻った。
      
            夜の通菜街(女人街)の夜店と周りの通りはどこも人だらけ

狭い通りの両側に夜店が立ち塞がるスキ間を、混んだ人波に揉まれてジワジワ進む独特の風景を味わいながら、色々な商品を見て廻って上司は何やら購入していた。一通り巡って疲れたので甘味処チェーン店の許留山にて亀ゼリー・マンゴーのジュースを買って休憩。店先で買って傍らで手早く立ち飲みしてしまった…。
   甘味チェーン店の許留山で立ち飲み…

その後、油麻地碧街バス停から尖沙咀碼頭行き2系統九龍巴士に22:36乗車。ネオンサインの煌めく彌敦道を南下してビクトリアハーバーの突き当たり終点の尖沙咀碼頭に22:47到着してスターフェリー(天星小輪)のりばへ進んだ。
そろそろ深夜時間帯に入ろうとしている頃でフェリーも運航を絞り始めた時間帯らしく、一隻が行ったり来たりして運航間隔が広がっていた。、少し待たされて22:58頃にフェリーが到着折り返して…、中環碼頭行きフェリーは23:00出航した。
このフェリーは香港島へ行くなら地下鐵より安く、観光で船からの夜景を見ながらゆったりと移動出来るので好都合だ。夜遅すぎたのもあってネオンサインの消えたビルも多いが、午後に香港入りして中国本土へ行ってから香港島巡りを強行する辺りから、多少スケジュールに無理があるのはいた仕方ない。船はゆったりながらも僅か6分の乗船で中環碼頭に23:06接岸、さらに深夜の香港島観光へ突き進む…。
   中環から山頂行き巴士を待つ

中環碼頭から少し進んだ右手のビル下に中環交易廣場バスターミナルがあり、ここから山頂行きのバスがあるので時刻表を見ると20分ほど待つことに…。こんな時間に山頂を目指す人もいないから、待っている間に地元客が2~3人増えただけで発車3分前ぐらいに運転士が停まっている巴士のドアを開けて乗車し…、中環交易廣場23:30山頂行き15系統新巴(First Bus)は発車した。

         中環から乗った新巴15系統山頂行きと始発では貸切状態の車内

少ない地元客は降りやすい1階席に座ったので、2階席はしばらく貸切状態のまま香港島の湾仔・金鐘や跑馬地付近を通ってから山登り区間に入る。この区間を走るバスだけ他の2階建バスより若干車高が低く、山頂付近にある歩道橋や陸橋が低いための対策で専用車両を走らせている。
もう深夜帯なので山登りに入ると、住居の少ない場所だと真っ暗で景色も見えず、時折眼下の明るい街並みを眺めつつ、中環から24分の乗車にて終点の山頂に23:54到着した。
雲で霞む深夜の山頂からの眺め(0:05)

巴士に乗ってみれば意外と所要時間は早く、もっと待たずに乗っていれば中環碼頭より連絡巴士に乗ってケーブルカーで行くより、巴士で直接行ったほうが早そうだ。この方が運賃も安いし…。
山頂のバスターミナルから北側の展望台へ行くと、もう日付が変わる時間帯なのでビルのライトアップや付近のビル・住居の灯りも消えているのが多くて素晴らしい夜景とは言えないが、天気も曇りがちで条件も良くなくて雰囲気だけを楽しむ感じで3~5分ほど滞在した。ちょうど眼下に下っていくケーブルカーが見えたが、これが最終のケーブルカーだった…。その後ケーブルカーのりばへ行くと入口が行きと違って閉まっていたので、これで帰りも巴士利用が決まった…。
山頂のバスターミナルへ戻ると程なくして巴士が乗車扱いを始めていてすぐ乗り込んで…、山頂始発中環交易廣場行き15系統新巴(First Bus)は0:14発車した。帰りも灯りがますます消えて暗くなった街を静かに下って、跑馬地を過ぎた金鐘地区の太古廣場バス停で0:31下車。ここから近いMTR(香港地鐵公司)の金鐘站より荃灣行きに0:37乗車して帰りはビクトリアハーバーを地下からくぐって1駅目の尖沙咀に0:41到着、このままホテルへ帰れば良いのに夜食に彌敦道の西側裏通りの漢口道の粥麺屋に立ち寄った。
漢口道の粥麺屋で夜食

夕食を食べたのが中国本土の深圳で17:30頃だったので腹が減っていて、牛腩粥を食べてから1:05に店を出て、さらに帰りがけにマクドナルドに寄って上司のおごりでセットを買い込んでホテルに1:20戻って、香港でのアクティブな午後がようやく終わった。
部屋で上司とハンバーガーをパクついてから順番にシャワーを浴びて3:15に就寝した。


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