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8/21 青春18会津・新潟旅行 8/21~22 [国内旅行]

 

旅行に行くぞと決めた今朝は6:30起床。
ここ数年来8月に旅行をすることが無かったが、禁を破って(別に決意など無かったが…)今年はちょっとでも出かけるつもりでこの時期に2日だけ休みを取った。
8月の夏休みシーズンはいつも、旅行代金が高くなる上にどこも混んでいる印象が強かったので、あえて働き通すことによって避けていた面があった。近年、8月に出かけるにしても30日以降に出発したぐらいだった…。だが、旅行に行くと決めた今回、前日まで何も決まっていなかった…。
青春18きっぷを同僚Oが使い切れないと2日分買い取ることできっぷだけはあったが、これを利用しての行き先を昨晩0:00過ぎまでかかって決め、ホテルの予約も数時間前に完了していたくらいだ。
とりあえず前日に用意は完了して自宅を7:00に出発、駅まで自転車飛ばして乗車前に改札で青春18きっぷに日付印を押してもらってから電車で大船に7:13着、すぐに7:15発の湘南新宿ラインの高崎行きグリーン車に乗る。いつから始まったのか分からないが、知らぬ間に青春18きっぷでの普通グリーン車利用が認められていたので自分も今回利用してみた。
短い乗換えの間にホームでSuicaグリーン券を購入しての乗車、東海道線国府津始発の湘南新宿ラインだったのでグリーン車も混んでいて何とか座れるが、次の戸塚から乗った客の一部は座れない人も出た。
大宮過ぎてグリーン車もガラガラに…

通勤で混んだ車内のまま渋谷・新宿を過ぎると空席も出始めて、池袋から大宮過ぎる頃には車内もガラガラになり、のどかな沿線風景を眺めながら高崎線を北上していく。大船から2時間少し経った籠原に9:23着、ここで前方の5両を切り離すため少し停車した。最初は1階席に座っていたが、2階席を見るとガラガラだったので高崎まで僅かな区間だが移動してみた…。
  
        籠原にて5分停車               籠原から空いた2階席に移動

大船から3時間弱の長い乗車の末、終点高崎に10:01到着。次の電車は20分後なので駅内で遅い朝食を取ろうと少しウロついてみた…。
少し来ない間に高崎駅も変わっていて、昔は駅の東西に駅舎を構えていたのに今やホーム上に橋上駅舎が新たに造られていた。最近のJR東日本でよく見るタイプの造りで、さっぱりして分かりやすい設備になったが画一的でその土地らしさを全く感じなくなってきている…。地元の人には「都会的」とでも思われているのだろうか…。
高崎駅も画一的な橋上駅に…

改札外にも出たが食べたいものも無いので、ホームの東京寄りにあった立ち食いそばで食事にした。そばの味が濃い目に出ていて割と良い味だった。

     高崎駅のかけそば(¥250)           高崎から115系の上越線に乗車

食後、6番線から出る上越線水上行きに乗車する。ここ最近上野駅から撤退してしまった115系電車4両編成だった。発車数分前に乗ったら座席がけっこう埋まっていてボックスシートに3人がけで座って高崎を10:23出発した。
大宮あたりから広い関東平野を走っていたが、高崎を出て渋川まで進むころになると山々が迫ってくるようになる。渋川でまとまって客が降りて落ち着いた車内からは利根川が間近に迫ってきて、それに沿うように上流へ遡っていくと1時間3分の乗車で終点の水上に11:26到着した。

      新潟色の115系に乗換え           人気の少なく涼しい感じの水上駅

水上温泉が近くにあるので、ここは何となく静かな箱根湯本といった感じの駅だ。ここでさらに上越国境越えの普通電車に乗り換えるが、全員乗換えして混雑すると思ったら半分くらいの乗客は駅から降りてしまった。跨線橋を渡って隣のホームにいる長岡行きに乗る人は少なかった。
乗り換えた電車も新潟色の115系4両編成で、単純に乗り換えた人が減ったので各ボックスシートに1~2名しか座っていない空いた状態で、水上11:31発長岡行きは5分の乗換え後に発車した。
夏の越後中里付近はのどかな印象

いよいよ狭くなった利根川渓谷をさらに少し進むとトンネルに突っ込んだ中に湯檜曽駅があった。これが上越国境の新清水トンネルのようで、次の土合駅もトンネルを出ることなくずっとトンネルの中だった…。トンネル駅でドアが開くたびに車内冷房より冷たい風が入ってきた。この区間を日中普通電車で通ることがあまり無かったので、今回の旅行の目的の一つにも入っている。さすがに長いトンネルだけあって湯檜曽駅の手前を11:35に入ってから土樽駅の手前を11:49に出るまで14分もかかって抜け出た。
土樽から新潟県側に出て高原のような雰囲気の湯沢地区を下っていく。スキーシーズンにはにぎわう場所なのでリゾートマンションやホテルがニョキニョキと田園地帯の中に散在しているのが特徴的な雰囲気だ。
越後湯沢に12:08着。ここで少し乗客が入れ替りこの先の駅から徐々に地元客が乗って来る。さらに長岡方面に下っていくと少し開けてきた米どころの魚沼丘陵を六日町や浦佐と過ぎて1時間半の乗車で小出で13:01下車した。
      
   小出から1日5本の列車に乗る…       ひなびた印象の小出駅只見線ホーム

小出駅で腰を上げる人が結構いた。ここは只見線の乗換駅で、降りる人はだいたい乗換え客のはず。この先の只見線も乗る時間が長いので乗換え急いで早足で只見線ホームの列車に乗り込んだ。
乗換え客の絶対数がそれでも少なかったので、一応は進行方向の窓側の座席を押さえた。その後長岡からの電車も着いて十数名が乗り換えてやって来たが、車内はボックスシートに2~3人座る程度にしかならない…。
小出にて16分乗換えで車内も乗換え客が一通り座って落ち着いたが、ホームに自販機があるだけで何も無いので適当に撮影して発車を待つ。今どき珍しい非冷房のディーゼルカー2両編成で、天井の扇風機がフル稼働していても暑い…。窓も全開で数少ない只見線普通列車は小出を13:17に発車した。
落ち着いた感じの只見線車内

車内は夏休みだけあっていかにも青春18きっぷで乗っている連中が大半で、地元客らしき人は数人しかいない。殆どが終点の会津若松まで乗りと通すと見られる。(実際、その通りだった…)
自分の席はボックスシートに3人座っていたが、地元の人が1名途中で降りてあと1名のマニア君らしき人もそのうち空いた席に移ったので県境・山越えの区間では一人で座れるくらい空いてきた。
破間川沿いを遡る只見線(大白川)

小出を発車してしばらくは小さな小出の街中と街外れの田園地帯を走るが、すぐに山が迫ってきて川と国道がくねくねと絡むような山間を遡るようにゆっくりと走っていく。
大白川を過ぎると人家も無くなりさらに山奥に進むと長いトンネルに入る、これが頂上の県境にある六十里越トンネルで、山岳トンネルとしてはけっこう長く6,359mもある。
トンネル内を走ると寒いぐらいに涼しく、開いていた窓があちこちで閉め始めた。真っ暗なトンネル内はしばらくスピードの出ない上りだったのが下りになってかなりのスピードが出て福島県側の田子倉駅に14:27に着く。駅の向こうに只見川を堰き止めて出来た田子倉湖が見える。この辺りは標高も少し高いのか高原のような爽やかさだ。
山越えして田子倉湖を眺める

この後は会津若松に向かって只見川に沿っての緩やかな下り坂だ。周りに人家や田圃が見えてきて小出から1時間20分ほどで只見駅に14:36到着した。乗り降りする人は数人だった。

                  静かで何も無い只見駅舎と駅名版

停車時間は2分ですぐに発車、あとは小さな集落がある度に小まめに停車していくような感じだが、乗り降りは殆ど無い。まだまだ開けることの無い山間の只見川沿いをゆっくり川を眺めながら下っていく感じだ。

                       只見川と共に下る…

只見川があちこちで小さなダムで堰き止めているために流れの無い細長い湖を見ているようで、川の流れる音も無く静かな感じのまま小出から約2時間の乗車で会津川口に15:18到着した。

                 会津川口にて列車行き違いの長時間停車

ここで会津若松からの下り列車との行き違いで14分停車する。到着して3分後に下り列車も到着して、あちらの列車も9分停車となる。お互いの列車に似たような連中がいっぱい乗っていて、駅構内が人で賑やかになる。
郵便局併設の会津川口駅舎

しばしの休憩停車に駅内に併設の川口で旅行貯金をする。同じことする連中が1~2名いたが時間はかからなかった。
駅舎の線路向こうの反対側はすぐに只見川のダム湖が迫っていて自然的な景色の良い駅でもある。
皆、思い思いに写真を撮ったりして停車中は賑やかになるが、15:30に下り列車が先に小出に向かって出発し、こちらの列車も15:32に会津若松に向けて出発し、去り際にホームを振り返ると誰もいない静かな駅に戻っていた…。

                   夕立の後に只見川に川霧が残る…

今日はずっと晴れていて暑い日だったが、只見線に乗って福島県側に入ってから、列車後方にずっと暗い雲が迫っているのが見えていた。ノロノロとしたスピードながらずっと雲から逃げるように走ってきたのが長時間停車の会津川口から先で追いつかれたように時折り激しく夕立に見舞われた。
蒸し暑いなかを急激に冷やされて沿線の只見川の川面に川霧が立ち、少し幻想的な雰囲気になった。
暫く付いてまわった川霧を振り切った感じ…

その後もしばらく雨が降ったり止んだりのまま、3駅ほど走った早戸駅付近で川霧から離れたようだ。
雨雲に追いつかれてはっきりしない天気のなかをさらに坦々と只見川沿いを走っていく。景色も変わり映えしないので時折り寝て起きての繰り返しだ…。

     痩せた路盤の長閑な只見線           間近に秋の気配も近づいたよう…

小出から3時間半ほど走った会津坂下を過ぎると、ようやく会津盆地の拓けた場所に出てきた。その後は平坦な田園地帯を進んでいくと、地元の乗客も少しずつ増えてきて車内も少しだけ賑やかになる。そんな途中駅に地元に近い駅と同じ名前の駅を見つける。駅の規模が全く違うが…。

会津坂下から会津盆地の田園地帯を走る…         地元横浜にも同駅名が…

田園地帯からようやく住宅地や街らしい雰囲気になった終点近くの西若松に17:12到着。ここで2度目の列車行き違い。
向こうの列車は最終の小出行き。さすがにマニアらしい人物は少なく地元客ばかりで混んでいる。ここは今年1月にも通ったことのある駅だが、山々のなかを何時間もかけてやって来るとはるばるやって来た感じがする。こちらの停車時間は僅かで、すぐに発車して4時間2分の乗車にて終点の会津若松に定刻の17:19に到着した。
今年1月にも通った西若松駅

今日の旅の目的の上越国境越え只見線乗車を完了して、あとは予約した新潟のホテルに向かうだけだが、一応2つの選択ルートを考えていた。

…ホテルに21:30着。喜多方でラーメン食べて磐越西線の普通列車で安くのんびり行くプラン

…ホテルに19:50着。別料金で高速バスに乗り、さっさと宿に入って新潟で夕食・駆け足プラン

高速バス代も¥2,000かかるので、その分ラーメンでも食べてのんびり行こうと1プランに決めて2分後に出発する喜多方行き快速電車に飛び乗って会津若松をすぐに去ってしまった。
4時間乗車後の会津若松駅にて…

この時は全く予期していなかったが、この選択が大きな災難に見舞われる第一歩だった…。

快速電車は学校帰りの高校生が多数乗っているが、席はたくさん空いていた。途中、塩川だけに停まって喜多方まで16分で17:37到着。次の新津行きまで1時間10分以上あるので喜多方ラーメンを何軒か廻ってみよう。

     快速も特急も赤べこキャラで…         喜多方まで乗った快速電車側面

喜多方駅は割と洒落た造りになっていて感じが良い。窓口近くに周辺散策地図や喜多方のラーメン店地図などあったので、それを参考にして街歩きをしてみる。…と言ってももう日没近くて散策はキツいが、適当なラーメン屋を考えると駅から近い店しか行けないので、駅前で紹介されている2軒に行こうと思う…。
蔵造りっぽい喜多方駅舎

駅前通りを真っ直ぐ歩いて1分で左右に1軒ずつある。まず右手の丸見食堂に入った。平日の夕食前の時間なので先客が1~2組いたくらいだ。

     1軒目の丸見食堂店舗外観             食べたねぎラーメン(¥750)

メニューを見るとお薦めがねぎラーメンとあるので迷わず注文。途中で買い食いを全くしていなく、高崎でそば食べただけなので空腹である。客が少ないので6~7分でラーメンがきて食べる。あっさりしたしょうゆ味で空腹もあって美味かった。

丸見食堂…喜多方市字 町田8257-5 (営業時間10:00~19:00・定休火曜)

       
      2軒目の桜井食堂店舗外観            食べた蔵らーめん(¥700)

少し満足して一度駅に戻ってもう1軒行くか迷ったが、高速バス乗らない分安く済んでいるので、もう1軒行くことにして向かいにあった桜井食堂へ18:20入った。
こちらは客はいなくて、自分が入った後で何組か入ってきた。店舗前のショーケースにお薦めが蔵らーめんとあるのでそれを注文。こちらも6~7分でラーメンが来て食べるが、2軒目のせいかスープの味が薄い感じがする。麺自体は不都合は無かったが、来店する順番を変えていたら評価も変わっていたかも…。

桜井食堂…喜多方市 町田8279-1 (営業時間8:00~19:00・不定休)

うどんの食べ歩きと違って1品ごとの値段が高いからラーメン巡りはちょっと難しい感じもした。

     喜多方から乗車した新津行き         抑止がかかって停車中の無人の車内

2軒廻って満腹になって駅に戻ると列車が来る8分前ぐらいだった。帰宅する高校生に混じって列車を待つこと数分で到着。喜多方18:50発新津行き普通列車はディーゼルカー4両編成で到着、十数名の乗降のあとすぐに発車した。
発車前の喜多方駅でも構内アナウンスで新津方面が集中豪雨のため一部区間で運転休止をしていると放送があったが、大したことは無いだろうと思っていた。実際に、列車も真っ暗な会津盆地を快調に飛ばしていた。
地元客が各駅で降りていって、野沢駅に定刻の19:20に着いてから様相が一変した。この駅で行き違う列車が到着せず、この先での大雨による規制のためしばらく停車するとのアナウンスが…。

                    徳沢駅でも30分以上抑止停車

野沢駅停車中、遠くの空で少しピカピカと光りながらゴロゴロと音が聞こえる程度で雨は全く降っていない。乗客も殆どがこの駅までに降りているので、自分の乗った最後尾の車両には新津に行く女性客1名しかいなかった。
しばらくして状況も変わらないまま車掌のアナウンスで、行き違い駅を徳沢駅に変更したので発車するとのことで19:41に野沢駅を18分遅れで発車した。
走る際は全く徐行しないですっ飛ばして走り、上野尻に停まったあと徳沢に17分遅れの19:54到着した。
この駅でまたしばらく停まりますと車掌のアナウンスがあって、いつ動き出すか分からない状態でイライラしながら待った。徳沢では小雨が降っているが、どう見ても大雨という状態では無い。この先の鹿瀬~三川間が雨量規制で運行停止になっているとか…。
外の雰囲気が全く変わらないまま時間が過ぎ、20:15頃になって新津からの列車が1時間以上遅れて到着した。
そのうちに津川までの運行許可が出たとかで31分停車していた徳沢駅を48分遅れの20:25発車した。
新津駅にようやく到着

こんなことなら喜多方巡りなんて止めて高速バスでさっさと行ったほうが良かったと後悔するがどうにもならない。
徳沢から大して雨も降っていない阿賀野川沿いを縫うように普通の速度で走って4駅目の津川に48分遅れのまま20:49到着。ここで3度目の抑止停車に入る。
ちょうど最後尾の車両に乗客が殆どいない状態で乗っているので、車掌室の無線機からの音声がモロに聞こえているのだが、その無線で信じられない話を聞いてしまう。
雨量規制は全線で21:00に解除するが、この列車は津川始発21:14発の後続列車のダイヤで運行する。…という無線が聞こえる。
一刻も早く走ってもらって宿に入りたいのに、雨量規制も無い状態で何でさらに遅れて走る必要があるのか頭にくる指示だった。
その後、車掌の放送はそんな内容は伏せられて、21:10過ぎ頃に運行を再開します…しか案内は無い…。
車掌に文句を言っても車掌も言われるままにしか運行出来ないから、こちらも仕方なく時間まで待って雨量規制も解除された後、雨も全く降っていない状況でさらに待たされて、津川駅を1時間13分遅れの21:15に発車した。
1本後のダイヤで列車は走るも途中駅からは誰も乗らず、しかも運転士は1本後の列車の細かい発車時間など知らないようでガンガン飛ばして走ってくれる
結局1本後の列車ダイヤよりは数分早い時刻だが、定刻より1時間13分遅れの22:08に終点新津に到着した…。

              乗り換えた新潟行き115系電車とガラガラの車内

新津駅も雨は降っているがそんなに強く降っていない。新潟方面の乗換えは運良く新津始発の新潟行き電車があって5分乗換えですぐ22:13発車した。接続列車が無かったのか1車両に3~4人しか乗っていない。乗っても20分弱で終点新潟に22:32到着。予定より1時間以上遅れての到着だ。
新潟でこれから出発のきたぐに号

向かいのホームに大阪行きの夜行寝台電車が停まっていたので思わず眺めて撮っておく。ずいぶん昔に乗った記憶がある…。
夜の新潟駅舎

今夜の宿は駅から近いホテルサンルート新潟を予約してある。コンビニに寄ってホテルに行き着くまで少し迷って回り道をしてしまったために23:00にホテルにチェックインした。
         
          泊まったシングルルームの様子とユニットバスな洗面所の様子

今日は大した運動はしていないが、予想外の事で先行き分からずイライラしたりしてストレスの貯まる行程だった。買ってきたビールとつまみをシャワーに入った後に飲んで0:10就寝した。

明日は大糸線・中央本線を廻って帰ろうとしたが、この後も思わぬ方向へ事態が進んでしまった…。


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