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11/21 松本・乗鞍そば巡り旅行 11/21~22 [国内旅行]

 

久しぶりの松本行き旅行出発の朝は6:20起床。
前日はいろいろ仕度をして時間が掛かって、いつも通りの寝不足状態…。
自宅を6:50に出発して最寄り駅より大船に行き、大船7:15発の湘南新宿ライン高崎行きに乗車。都心通勤にはベストな時間のため混雑して案の定座れず。それでも東京行き東海道線より空いていたが…。途中、横浜から今回同行する同僚Kも乗車したはずだが、さらに混雑して確認出来ない。東海道線からの湘南新宿ラインのため停車駅が少なく、途中乗降もあまり無く混雑したまま新宿へ向かう。横浜の次は大崎まで20分近く無停車だった。
都心に入り大崎・恵比寿・渋谷と停車するたびに乗客が降りて空いてきて、新宿には定刻より2分遅れの8:09着。降りたホームでようやく同僚Kと合流、とりあえずここから乗車するあずさ7号のホームに向かう…。

 付近が工事中の中央線快速ホームの様子        乗車したE257系 あずさ7号

自分達が乗るあずさ号だけ何故か特急専用のホームで無く、下り中央線快速電車が発車するホームから出発になっていた。久しぶりに乗るのだから少しは落ち着いた雰囲気で乗りたいと思ったが、混雑した慌しいホームから旅は始まる。
列車は既に入線していてドアが開いている。自分達の指定席は8号車、きっぷ購入時に敢えてグリーン車との半室になっている普通車に指定してみた。最初はガラガラだったが発車時間には半分くらい座席が埋まって…、新宿8:30発松本行き特急あずさ7号は通勤ラッシュのためか2分遅れて8:32出発。先行に快速電車がいるようで武蔵小金井までノロノロだった…。

       出発直後の車内の様子                朝から多めの朝食

このあずさ7号は停車駅が多く、三鷹・立川・八王子とこまめに停まる。だが、停まるたびによく乗ってきて八王子で座席は全て埋まった。この時間は30分おきに走っているから、新宿~松本の旅客流動は高速バスよりあずさ号のほうが絶対的優位のようだ。
発車直後から2人とも新宿で買った弁当を広げて遅めの朝食。快速電車のホームにも弁当屋の売店があって乗車直前に買えた。八王子に着く前に駅弁は食べ終えて、あとは車窓を眺めつつのんびり過ごしていた。高尾を通過すると景色も山がちな風景になる。11月下旬なので信州の紅葉も終わっているはずだから、高尾~甲府辺りが一番見ごろな時期と思われる。車内にうるさいガキ連れの親子が途中から乗ってきて気が気でなく周りはいい迷惑だ。そちらに神経がいってしまい景色を見るどころでは無くなっていた。車内もガキがいるかいないかで雰囲気が一気に変わる…。
新宿毎時30分発は甲府止まりのかいじ号の運転パターンになっていて、普通のあずさ号に比べて停まりすぎるくらいだ。八王子で満席になったがすぐ大月で下車客が出はじめ、塩山・山梨市・石和温泉とまめに停まって甲府に10:14着。甲府到着で乗客も半数は降りた。車内でやかましかったバカ親子も降りたので、それ以降は静かで落ち着いた雰囲気の車内になった。
かつて学生時代に松本へアルバイトのために何度も行き来していたので、あずさ号や中央高速バスには飽きるほど乗っていたが、久しぶりに中央本線沿線を眺めると新鮮だった。甲府を過ぎると雪を抱いた南アルプスの北岳や、沿線対面には八ヶ岳も見え自然風景の良さを実感してしまう。今の労働環境には自然風景が全く無いので感激の度合いも大きい。
         
                     近代的な車内の便洗面所

今回の旅行の目的は、昔は走っていなかった新型車両のあずさ号に乗るのも目的の一つだった。座席はJR東日本の最近の特急電車によく使われているシートだが、車端のデッキやトイレ周辺はバリアフリーを意識した明るく使いやすい雰囲気だった。昔のくすんだイメージの国鉄車両とは様変わりした。車両が綺麗になった反面、一部造りが簡素になった部分もあり、あえて言うならデッキと客室の仕切りの上部がスカスカに開いているのが気になる。デッキで大声で話している立ち客や携帯電話を使うためにわざわざ席を外した人の声が全て客席のほうに聞こえてくる…。
上諏訪~岡谷間で遠くに諏訪湖も見える

山梨県を小淵沢の先で過ぎて長野県に入ると登っていた線路が下りになって、茅野・上諏訪と過ぎて諏訪湖も見えてきた。岡谷を発車すると半室普通車の自分達の車両も4人だけになった。
塩嶺トンネルを抜けて松本盆地に入り、塩尻で残りの乗客も降りてしまい最後の区間は車両に自分達だけの貸切状態になって、新宿から2時間56分の乗車にて終点の松本に11:28到着した。

   新しい橋上駅になった松本駅改札口        左半分が取り壊された松本駅東口

ホームに降りたがそんなに寒さを感じなかった。天気もまずまず良くて安心した。最近JR東日本のあちこちで改装工事をしているが、松本駅もリニューアルしているようで、ホームは変わり無かったが駅舎が取り壊されていて、最近の新装した各地の駅とも変化の無い画一的なインテリアになっていた。綺麗になっていくのは良いが、どこの駅に行っても個性が無く味気無くなってしまった…。
まだまだ工事中で、東口に出ると以前と変わらない駅ビル半分と駅前広場があった。駅ビルの南半分は取り壊されて消えていた。
ここからレンタカーを借りて移動するが、正午に借りる予定なので少し駅前や向かいの松本バスターミナルなどを見物しつつ駅前広場南端のニッポンレンタカー松本営業所に行く。
借り受けたレンタカー(軽)

耐震偽装で補強工事をしたエースイン松本のホテル1階外側にレンタカー営業所があり(2007年11月にアルプス口側へ移転)、ホテル自体も11/13に再オープンしたばかりだ。予約は既にネット経由でしてあり、翌日の15:00まで借りることにして支払いを済ませる。
今回の旅行は当初、JRが出しているレール&レンタカーきっぷを使おうとしたが、あずさ回数券のバラ売り&ネットで直接、レンタカー会社の軽自動車を借りるほうが断然安かったのでこのようにした。中央本線関連は、あずさ号が中央高速バスと対抗して格安のあずさ回数券を出しているので、下手に1~2割のレール&レンタカーきっぷよりはあずさ回数券のほうが使いやすい。
レンタカーも借り受けて、ちょうど正午に松本駅前を出発。この後は新そばを巡って今夜の宿泊先の乗鞍高原を目指す漠然とした予定しか無い。
同僚Kに運転を任せ、彼の急なリクエストでまずは松本空港(信州まつもと空港)に行ってみることにした。

      松本空港ターミナル外観           到着ロビーにある松本空港全体模型

出発してすぐに大手・千歳橋にある銀行に寄ってもらい、島立・南和田経由で松本空港に12:38着。飛行機は1日に3回しか来ないようで、次に来るのは14:00頃。そのため小さなターミナル内は閑散としていた。
普段大きな空港ばかり見ていると、飛行機がいないときは殆ど開店休業のような雰囲気で侘しさが漂う。それでも空港としての設備は整っているほうだ。展望デッキがあるようなので、とりあえず行ってみた。

      展望デッキから見る管制塔        唯一のブリッジ(搭乗橋)と滑走路方向の遠景

何もいないスポットと滑走路を眺めるのに¥100を支払い外に出る。案の定誰もいないが…。
それでも空港なので、周りに高い建物が無いので滑走路を含め遠くの山々まで良く見える。
松本空港に来るのは旧JAS系の機材ばかりなので、展望デッキの入口付近にはJASカラーの全機種模型や、階下の空き店舗のような娯楽場の場所には、今やクラスJシートに変わって不要となった旧JASのA300-600Rのスーパーシートが4列並んで置いてあった。
       
展望デッキ入口にあった旧JAS全機種模型と一角にあったA300-600Rの旧スーパーシート座席


           2階出発ロビー付近とその階下にあるチェックインカウンター

1階の隅にある到着出口ロビー

あまり空港ばかり見物していると時間が無くなるので12:55に空港を出発、最初の目的地である山形村にある手打そば 川上屋に赤坂橋・中大池経由で13:08到着。

             山形村にある 川上屋 店舗外観と入口付近(新そば)


         川上屋のメニュー              頼んだ手打ちそば(2枚)とモツ煮

この店は昼の時間が13:30までの営業なので、この店が開いている時間に合わせて来たようなものだ。松本でアルバイトしていた時代にも何回か来ていて前回はかつての仲間との集まりで2005年7月11日に来ている。腹が減っていたので思わず、そば2枚ともつ煮を注文。この先も新そば巡りをするのにちょっと早まったかも…。
新そばだけあって香りも良く、ここのそばはささくれ立ったように短めにそばを切ってあり割と食べやすい。全部食べたらやはり腹一杯になってしまった。確かに満足したが…。

手打そば 川上屋…東筑摩郡山形村5035 (営業時間11:00~13:30/17:00~21:00)

昼時を少しすぎていたからか、注文はすぐ出てきてあっという間に食べたので25分で店を出た。13:35に出発、既に暖簾は畳んであった…。
この後は波田町を通って松本電鉄新島々駅手前のセブンイレブンに13:50立寄る。旅館で夜の酒とつまみを仕入れる。これより先には大手コンビニが無いのは以前松本でアルバイトした時に知っているので、この辺りに来れば勝手知ったる場所でもある。
新島々駅手前のセブンイレブン波田赤松店

7~8分で再出発。近くの新島々バスターミナルの車庫には多数のバスが格納駐車されている。上高地や乗鞍の観光シーズンが11月中旬で終わって、冬季は使わないバスが50台前後留まっている。駅舎も数年前に建て直したので昔の面影が無くなってしまった…。
新島々駅(バスターミナル)外観

この先を過ぎると松本からの国道158号線も両側を高い山々に囲まれての山道になっていく。今日、旅館に入る前にそば屋に何軒か行きたいが、2人とも最初の1軒目で既に満腹状態にしてしまった。途中、稲核(いねこき)ダム付近にもそば処徳心というそば屋があるが、明日来店することにして通過した。
山道の国道を登ること20分で奈川渡ダムに出る。ここを左方向に進み、旧奈川村方向へ向かう。最近の町村合併で、上高地・乗鞍を有する安曇村や野麦峠で知られる奈川村などが全て松本市に合併してしまったので地名の表現が難しくなってしまった。かつて奈川村で白ナンバーで細々と運行していた村営バスも、今では名前だけは立派な松本市営バスになっている…。
国道158号線を外れて旧奈川村方向の県道26号線を進むも、道は大して変わらない。まだ次の店に行くには腹が減らないので同僚Kが以前アルバイトしていた。野麦峠スキー場に行ってみることにした。信号が全く無い旧奈川村を横断して寄合渡から境峠・薮原方向に進むこと新島々から50分で野麦峠スキー場に14:50到着。もちろん観光客など全くいない…。
既に冬のスキーシーズンに向けてリフトの整備をしているのか無人のリフトが動いていた。天気も良く、スキー場も高台にあるせいか乗鞍の山々が遠くにはっきり見えた。ほんの2~3分の滞在で満足して引き返した。帰りに黒川渡付近にある福伝に15:07到着。少しは腹に余裕が出来たので2軒目に入った。

                旧奈川村にある 福伝 店舗外観と店内の様子

          福伝のメニュー                食べたざるそば(1枚)¥500

食事時間を全く外した時間帯なので客は自分達のみ…。注文は5~6分ですぐ出てきてゆっくりと食べる。都心で食べるそばより美味しいが、先に川上屋で食べてきたので特別な感慨が湧かない。確かに美味しいが…。

福 伝 …松本市奈川4233 (営業時間11:00~19:00)

そろそろ旅館に入るのによい時間になってきたので、今夜の旅館のある乗鞍高原に向かうため15:22出発した。
変わったルートで行きたかったので、黒川渡まで行って上高地乗鞍スーパー林道A区間に進んでいったが、登って7~8分した料金所付近で冬季閉鎖のバリケードが…。
冬季通行止めの上高地乗鞍林道線A区間

仕方なくUターンして黒川渡から一旦奈川渡ダムに戻って、国道158号線をさらに奥に進んで前川渡から県道84号線の乗鞍岳線方面へ左折する。奈川渡ダムに架かる真っ赤な前川渡大橋をすぐ渡るが、これが乗鞍高原の玄関口のようなものだ。この先狭いトンネル3つくぐると乗鞍高原への登り道となる。

           奈川渡ダムの梓湖からトンネル抜けて前川渡を左折する…

紅葉の時期も終わりスキーシーズンにもまだ早い、全くのオフシーズンの乗鞍高原は静寂そのもの。すれ違う車も殆ど少なく地元の車ばかり…。途中番所(ばんどころ)地区に酒屋兼スーパーがあったので追加の買い物をするために16:00に立寄る。
番所にある リカーショップ筒木

5分で用事も済んですぐ出発、一度楢ノ木地区にある今夜の旅館を通り過ぎて鈴蘭地区へ登る。
旅行前にのりくら温泉郷のホームページを見て気になっていた無料の露天風呂(せせらぎの湯)を見たくてコロナ連絡所前のバス停に停める。そこから道を外れて少し下ると確かに露天風呂が小さな脱衣所付きであった。
コロナ連絡所前バス停から…
    
 バス停から道路を外れて下ると無料の露天風呂(せせらぎの湯)が…(右は内部の浴槽)

10年以上前に松本でアルバイトしていた時はススキ野原に木の浴槽しか無くて、一升瓶のワインを持ち込んで皆でよく利用したが、ある時期村の有料温泉施設が出来た際に取り壊されたのを残念に思ったが、見事に復活していて安心した。ちょっと中を覗いたが利用者無しだった。自分達も旅館で入れるので見学だけにした。バス停まで戻って山を見上げると真っ白に雪化粧をした乗鞍岳がはっきり見えた。ただ写真にすると逆光でよく写っていないが…。すっきり見える乗鞍岳の撮影は明日にして、寒くなってきたので今夜の宿に急ぐとする。
コロナ連絡所前バス停から眺める乗鞍岳

西の乗鞍岳が高いので陽の陰るのも早く、車で少し下って今夜の宿の温泉宿山栄荘に16:20到着。敷地に停まっている車も少なく、空いている期待が持てる…。

                     山栄荘 旅館外観と玄関口

今回もじゃらんのサイトで申し込み、ポイントも利用したため2食付で1人当り1泊¥7,100。割とリーズナブルに済む。とりあえずチェックインして部屋に入る。2階に上がってすぐの5号室だった。
フロント・入口付近の様子

                       部屋の様子(2階5号室)

部屋はスキー民宿らしく、テレビと暖房以外に特別なモノは無い。いろんなハンガーが多数掛けてあり、衣類の多くなるスキーでの宿泊には重宝しそうだった。
廊下の洗面・接続無料のパソコン

洗面・トイレは廊下にまとめてあり、宿泊客も少なそうだからそんなに困らないだろう。
しばし部屋でテレビを見ながらゆっくりしつつ部屋をストーブで暖めた。少し落ち着いた17:00前にさっそく風呂に行ってみることにした。
内・外風呂入口

     内風呂の様子(奥が露天風呂)     露天風呂(右のつい立向こうが女性用・乗鞍岳)

写真は明るくなった翌日の画像だが、宿泊客も少ないのでやはり貸切状態だった。
男風呂は山の麓側にあるので、露天風呂に行っても女性用とのつい立が邪魔で乗鞍岳など拝むことが不可能だった。温泉は付近にある有名な白骨温泉と同じ、白く濁りのあって硫黄臭のする硫化水素泉だ。周りが板張りになっているのが良いが、温泉の出る量がいささか少ないのが気になる。水温低下防止に浴槽にフタまでしてあったのが残念…。掛け流し温泉では無いようだ。
結局30分ぐらい入っていたが誰も入って来ず、部屋に戻ると17:45頃に夕食が運ばれてきた。夕食を部屋出しにする1人当り¥500追加になると言うのでOKしていた。

   山の幸が中心の夕食(きのこ・山菜鍋)     最後は雑炊にした(ご飯入れすぎた…)

やはりこういう所に来たら寒々しい食堂で食べるより暖かい部屋でゆっくり食べるのが最高だ。
品数も多く、岩魚の塩焼き・馬刺しや地元で採れたきのこの鍋など話をしながら食べていたら、あっという間に1時間半は過ぎていた。残さずゆっくり食べたら腹一杯になってしまった…。
食後、出かけようと思っていたが、腹一杯なので少し腹を落ち着かせるためにももう一度温泉に入浴することにした。今回もやはり誰も入って来ず、貸切状態だった。後で聞いたら今夜の宿泊客は自分達を含めて3組、5名だけだった…。
食後1時間半経った21:00に散歩がてら歩いて近くのラーメン屋に行こうとしたが、街灯も無くあまりにも暗闇で3歩先も見えないため、仕方なく同僚Kの運転でレンタカーを走らせて200m先の乗鞍保育園前バス停にあるラーメン藤に行った。
ここもかつて松本にいた時代によく来ていた。久しぶりなので夕食後でも敢えて食べに来た。
何頼んでもラーメンの上にもやしが山盛りになるのが相変わらずだった。キムチ等もうまいが、サイドメニューを頼む余力が腹には無かった…。

        ラーメン藤 店舗外観            食べた塩ラーメンとみそラーメン半盛

満腹になって帰りに、車に乗ったついでに楢ノ木坂を上がって一ノ瀬牧場の駐車場までドライブした。街灯も無く、対向車に全くすれ違わずに来た。やはりオフシーズンは静寂そのものだ。
こんな真っ暗闇の場所に来たのは星空を見るためだった。都会では殆ど星など見えないが、ここだと手に取るような近さと明るさで空一面に見える。スキーシーズンが始まるとナイター照明などで見づらくなるので、このオフシーズンが天体観察には持って来いだった。
10分も見ていると凍えてきて、そそくさと撤収して旅館に21:50に戻った。
旅館に戻って寝る前にもう一度温泉入って露天風呂の明かりを消して、こちらでも星空を見ながら入浴した。
十分に温まってから23:25に就寝した。


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