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7/21 (青春18 南)東北旅行 7/20~22 磐越西線(あいづライナー号)~仙台編 [国内旅行]

 

ムーンライトえちご号での朝は4:40起床。
1週間の仕事疲れの後での夜行列車だったのでかなり熟睡出来たようだ。途中は高崎でちょっと目覚めたくらいで、後は全く気付かずにこの時間になっていた…。
ムーンライトえちご号は出発直後の案内放送の通りに遅れていて、まだ加茂駅を出発した直後だった。外は既に明るくなっていて景色も見えた。車内は一応減灯されていたようで少し暗く室内灯が点いていた。とりあえずトイレに行って洗顔して座席に戻ったら列車のスピードが落ちてきて、新宿から5時間50分の乗車にて新津に23分遅れの4:59に到着した。

       到着した新津駅ホーム         まだ窓口も自動改札も閉鎖中の新津駅改札口

たぶん夏休みのこの列車は、普段通りの運行なら乗客の殆どが終点の新潟まで向かったであろう。今回は遅れた挙句に新潟での羽越線方面への列車不接続を車掌が堂々かつ列車乗車後に言い放ったので新津で半分近くの乗客が降りてしまった。列車を降りても次の列車までには1時間以上あるので、乗客は新津駅のあちこちに散らばって時間を潰していた。まぁ殆どの乗客が改札内に留まっているが…。
新津駅は自動改札や窓口がまだ閉まっていて、駅構内は窓口が開く5:30までは完全なフリーパス状態だ。自分も皆と同じく時間があるので、とりあえず駅前のコンビニでパンを購入してホームで食べて列車を待つ…。
新津駅南口外観

自分が計画していた旅程は当初…
     …(快速 ムーンライトえちご号 新潟行き) 4:51着 新  潟
         新  潟 4:55発(快速 村上行き) 5:49着 村  上
         村  上 5:56発(普通 酒田行き) 6:58着 あつみ温泉
         ※…あつみ温泉の共同浴場入湯(バスorタクシー往復にて)
       あつみ温泉 8:25発(普通 酒田行き) 9:13着 余  目
         余  目 9:21発(普通 新庄行き)10:07着 新  庄
         ※…新 庄で板そばにて食事
         新  庄 12:54発(普通 鳴子温泉行き)13:58着 鳴子温泉
         ※…鳴子温泉でも共同浴場に入湯(「滝の湯」)
        鳴子温泉 15:03発(普通 小牛田行き)16:03着 小 牛 田
         小 牛 田 16:12発(普通 仙台行き)17:10着 仙  台

…という予定を立てていたが、ムーンライトえちご号の車掌の案内ではしきりに秋田・青森方面に向かう人は酒田から先は予定通りの行程に繋がると案内していたが、自分のような行程だと余目まで予定の1つをツブされたうえに、混んだ列車に3時間我慢して乗っていかなければならなくなるのでまったく無関係で無意味な案内だった。
既に予定の1つの温泉での朝風呂計画がこの時点でツブされたことで頭にきていたが、それ以上にこのまま予定のコースに進むと、発車40分前から既にホームに待っている羽越本線酒田行きに乗るマニア連中と道中を共にするのがウンザリだったので、計画を全て白紙にして先に発車する磐越西線の会津若松行きに乗るか迷っていた。
酒田行きを40分以上前から待つ多数の乗客

本気でマニアで混んだ列車に乗るのに躊躇って悩んでいたら、発車30分前に磐越西線の会津若松行き列車が入線してきたのでとりあえず乗ってみた。こちらは車内に数人が乗る程度で静かだったので、もうツブされた計画に既に進む気持ちが無くなっていたので磐越西線で会津若松~郡山~仙台を目指すことにした。
急遽乗車した磐越西線会津若松行き

列車入線と同時に乗車した乗客のみでその後も乗客は全く無く、全ての客がムーンライト号からの乗り換え客のようだ。
新津6:06発会津若松行き磐越西線普通列車は定刻に発車した。2両編成のディーゼルカーには30名弱の乗客で実に落ち着いた雰囲気で過ごしやすい空間だった。向こうのホームに停まっていた酒田行きは2両編成に立ち客までいる混雑ぶりが見えて、乗らなくて良かったと安心してしまった…。

 まだアジサイの咲く猿和田付近の田園地帯       水を湛えた阿賀野川畔を遡る

自分の乗った車両は10名少々の乗客で、殆どの乗客が喜多方や会津若松に行くのかと思ったら、意外にも半数近くの乗客は途中駅でどんどん降りていった。最終的に会津盆地に入る頃には5~6人しか乗っていなかったが会津圏内に入るとすぐに地元客が増えていった…。
この路線は2006年8月21日に只見線と一緒にこの路線を乗ったが、真っ暗な夜に通ったうえに集中豪雨で抑止を食らい、予定を1時間以上も遅らされた挙句にホテルで飲みすぎて二日酔いになる始末…。良い思い出が無いので、それを埋めるように朝の落ち着いた時間からしっかり景色を眺めて阿賀野川沿いを思い返すように進んでいった…。
前回通った時は集中豪雨と雷が遠くで光っているような感じの悪い雰囲気だったが、今回は渓流やダム湖沿いを淡々と走る自然豊かな場所を走っていて爽やかな感じだ。週末にはSL列車が走っているようだが、観光要素としては景色の変化が多少あって楽しめる路線かも…。
新潟平野を馬下近くまで走って、その後阿賀野川の渓流沿いを走り、上野尻付近で会津盆地に入って広い水田地帯を走ると喜多方を通り過ぎて新津から2時間40分の乗車で終点会津若松に8:46到着した。
会津若松駅舎

会津若松はここ数年、去年の1月・8月と最近の立ち寄りが多い駅だ。まぁ着いても特にやりたいことも無いのですぐに郡山方面の列車に乗り換えることにするが、次に乗る電車はちょっと変わっていた。今度の郡山方面は快速電車のあいづライナー号。最近リニューアルした真っ赤な元特急電車車両を使用しているが、週末には臨時列車運用である特急あいづ号で上野~会津若松間の運転に使われるために、その代走でこれまた懐かしい寝台特急電車がこの快速電車に豪華にも使用されていたのだった。この車両も1970~80年代には長編成で山陽・九州方面、東北方面の寝台特急に使われていたが、今では細々と団体列車や臨時列車で使用されていてお目にかかる機会が少なかった。羽越本線方面のルートを諦めた時に、こちらに来れば乗れるのでは?と淡い期待もあったが見事的中した。

 583系寝台電車の快速あいづライナー2号     寝台・座席兼用の変わった車内の様子

車内はやたらと仕切りが目立つが、夜の寝台に変更出来るようにシートピッチの広い向かい合せの座席が昼間の利用にはかなり贅沢な座席になる。
乗換え時間に余裕があったので駅の窓口で敢えて指定券を購入して、6両編成のうち2両の空いた指定席に乗ることにした。自由席も座れないほど混んではいないが、せっかくの車両なので空いた状態で静かに乗ってみたかった…。
会津若松9:11発郡山行き快速あいづライナー2号は定刻に発車した。指定席は1ボックス席に1人ずつ座る程度で落ち着いていた…。
今日はあいにくの雨模様の天気がずっと新津から付きまとわれているので、天気が良ければ見えるはずの磐梯山も霞んでいて山すそくらいしか拝めない。
磐梯山も雲に霞んで見える

発車してしばらくは会津盆地の田園地帯を走っていたが、磐梯山の脇を進むうちに平地が少なくなってきたら中山峠を越えて郡山盆地へと下っていく…。途中停車駅も4駅しかないので乗客も増えないまま会津若松から1時間2分の乗車で終点郡山に10:13到着。本来、この快速に平日使用される赤い電車が上野からの特急あいづ号でちょうど郡山で鉢合わせした…。
   
   郡山にて本来のあいづライナー車両と…    583系寝台電車の入口ドア付近の様子

次の福島・仙台方面の普通電車は約50分後まで無い。僅か5分前に出て行ってしまっているので、少しダイヤにも気を遣ってもらいたいものだ。こんな事では駅前から頻繁に出発している高速バスに乗客が持っていかれてしまうだろう…。
ちょっと時間があるので、今乗ってきた列車の画像を撮ったりトイレに行ったりして改札口を出て駅前広場に向かうと、ちょうど10:25発の仙台行き高速バスが停まっていた。このままJR線の普通電車を待っていても時間がかかるので、¥1,900払ってでも早く仙台に行ってしまおうか…とも思ってしまったが、仙台にこれ以上早く着いてもやることも無いので、ここは我慢して仙台行き高速バスを見送った…。

     郡山駅中央改札口付近の様子         今年4月にも降り立った郡山駅舎

高速バスへの誘惑を断ち切って残りの時間を食事でもして待とうと、郷土料理っぽい飲食店は10:00過ぎではどこも開いていない。朝食も朝6:00前にパンを食べただけで腹も減ったので、駅舎を隈なく歩き回っていると、駅ビルの端のほうにある飲食店街の隅にマクドナルド郡山西口店を発見。ちょうど10:30を過ぎて通常メニューの時間帯になったので、初めてメガマックに挑戦してみる。午前中からかなり重い食事だが…。

    郡山駅の東京寄りにあるマクドナルド郡山駅西口店と初めて食べたメガマックのセット

マクドナルドを後に10:50過ぎに改札を入ってホームに向かうと、既に福島行きの普通電車が入線していた。沿線の景色をのんびり眺めて乗りたい自分には全くもって歓迎出来ないロングシートの電車だった…。幸いなことに土曜の日中なのに何故か6両編成で、乗客もある程度バラけて乗っているので多少空いた感じなのが唯一の救いだ。
郡山~福島間乗車した701系電車

郡山11:06発の福島行き東北本線普通電車は定刻に発車した。この区間は何度も乗っているし、景色も田園地帯の特に変化の無い郡山・福島盆地を淡々と進むだけで、多少起伏のある阿武隈川の河岸段丘に沿って走っていく…。
途中駅は無人駅が多く、車掌が停まる度に降車客からきっぷを回収していたが、途中の杉田駅で無札のババァがいたようで運賃の回収につり銭が無いのか手間取り、5分も停車してから発車した。そんなことがあって、あとは遅れたままの運行で52分の乗車で終点の福島に5分遅れのまま11:58到着した。
福島~白石間乗車の701系電車2両編成

次の接続は本来は7分乗換えの12:00発だったので気持ちが焦りつつ乗り換えることになったが、到着した列車の車掌は次の列車は接続待ちをしているとか、遅れて出発させるとかの案内が一切無いので、2分しか乗換え時間が無いと思って小走りで乗り換える羽目に…。おまけに次の列車は隣のホームから出発で、階段を登って降りての焦りの境地だ。それでも、今まで乗っていた乗客の3割ぐらいが一緒に乗り換えて来たので心強いが、今度の列車は東北の中心地の仙台に近づいているのに2両編成のワンマンカーになってしまった。6両編成の乗客の3割と福島からの乗客で、短い編成はたちまち立ち客が出る混雑となった…。
急いで乗り換えたがやはりすぐには出発せず、後を走っていた貨物列車の通過を待ってからの発車となった。当然、貨物列車も遅れて通過したのでこの列車も遅れて…、
福島12:00発白石行き東北本線普通電車は混雑した状態で4分遅れの12:04に出発した。沿線はあまり変わり映えしない風景、しばらくは普段乗っている通勤電車のような雰囲気でつまらない忍耐の乗車が続く。それでも停まるたびに地元客が数名ずつ降りていくと立ち客も減ってきて、32分の乗車でこの電車の終点の白石に3分遅れの12:36に到着した。

        白石~仙台間乗車した719系電車車内の様子と車両外観(仙台にて)

ここでもすぐの接続で乗り換えるが、ある程度減った乗客がそのまま乗り換えるだけで、今度は2両→4両編成で車両もロングシートの車両で無くなったので空いた上に景色も眺められるので歓迎だ。
白石12:36発仙台行き東北本線普通電車は福島からの電車接続を待って2分遅れの12:38に発車した。
福島からの電車が着く前に乗っていた乗客は数名だけのようで、かなり空いた状態で白石を出たが、この先は東北の大都市仙台に向かうだけあって停まるたびに乗ってくる乗客も今まで以上に多くなってきた。岩沼までは田園地帯の中を走っているだけだったが、その先は人家が多くなってきて長閑な風景から都市部へ入ってきたようになり、終点間際には立ち客多数の状態で49分の乗車にて終点の仙台に2分遅れのまま13:28到着した。

              賑やかな仙台駅中央改札口付近と仙台駅舎

当初考えていた予定よりだいぶ早く仙台に着いたが、ホテルのチェックインは16:00以降なのでしばらくどこかで時間を潰さないといけない。時間も目一杯あるので荷物を預けるだけでとりあえずホテル方面に向かった。土曜日でアーケード街も混んでいて、駅から20分ほどかけて今夜の宿になるR&Bホテル仙台広瀬通駅前に14:00前に到着、荷物を預けてすぐに出発した。

     七夕の会場にもなるサンモール一番町アーケード街、今回は別の祭飾りが…

元同僚Kからは一時雨でオールスター戦が開催中止になって飲み会が早まる恐れあり、とメールが来たので予定を変更して仙台に早めに入ったが、新潟~会津~福島とずっと雨降りだったのが仙台は地面すら乾いていた…。旅行のタイトルも本来は東北地方中心部も巡るはずだったが、カッコ書きが付いている通り(南)東北だけの旅に変わってしまった。(青春18)になった理由も後日の項で…。
それでも雨の降っていなかった仙台も、自分がホテルから出て散策を始めたらポツポツと降ってきた。仙台はいつも数時間の滞在ばかりで駅前しか知らなかったので、街歩きは意外にも初めてだった。せっかく時間が取れたので青葉城跡でも散策に出ようとしたらこの雨で泣く泣く断念。予定変更で、仙台の街中を大きなTの字型に配置したアーケード街を隈なく歩いてみることにした。
ちょっと小雨の青葉通り

仙台のアーケード街は一見大きな一つの商店街かと思ったら、大きな通りでブチ切られた6つのアーケード街の商店会によって構成されていた。確かにアーケードがその区画ごとにデザインが違っていたし、商店街の名前も全て異なっていた…。
そんなアーケード街を股にかけて雨を避けながら傘もささずに仙台駅前から地下鉄駅で2つ目の勾当台公園まで自在に移動できるのが有り難い。そんなことをしながらだんだんと仙台の街の地理を覚えたような感じになって、2時間ほど歩き回った16:00に再びホテルに戻って正規にチェックインをして部屋に入った…。
    
  今回予約宿泊したR&Bホテル仙台広瀬通駅前建物外観とチェックイン用の支払機

              宿泊したシングルルーム室内の様子(903号室)

部屋に入って、歩き回って汗だくになったのでシャワーに入ってさっぱりした。付けていたテレビから元同僚Kらが行っているオールスター戦の8回での中止を知り、球場から帰ってくる頃を見計らった17:15頃に再出発した…。
元同僚Kとメールでやりとりして、彼らは野球観戦でずぶ濡れになったらしいので一旦宿泊しているホテルへ戻って着替えてから飲み会に再出発することになったと情報を受けた。彼らの宿泊先である仙台ワシントンホテル(2008年2月29日閉館)は各自がシングルルームに泊まっているとの情報を聞いてホテルに向かい、示し合わせて元同僚Kの部屋に18:00前に潜入した。
元同僚Kのホテル部屋に潜入…(1450号室)

ホテルの廊下でも他の参加者に出会うことなく元同僚Kと会い、まるで探偵か工作員気取りで今後のスケジュールを聞くと、18:30にロビーに集合して飲み屋に向かうというので、自分は時間をちょっとずらして3~4分後にホテルを出た。
夜の仙台国分町の繁華街

しばらくは80~100m後を気付かれぬように付いて行ったが、彼らが繁華街を少し行き過ぎたようなので自分は先回りしようと先に手前の路地に入ったのが失敗の元で、その後は完全に見失ってしまい肝心の店も連絡が取れなくなり詳細が掴めずに当てずっぽうで国分町の街中をさまよってそれらしいグループや店を捜した…。
飛入り参加した 牛たんのせんだい

しばらくしてから元同僚Kから店に入ってしまったとメールが来て、先回りして店前か店内で待って突然の来訪で驚かせる作戦は失敗した…。
気を取り直して、とりあえず飲み会が始まっている店に行こうと元同僚Kからのメールで場所を突き止めて10~15分遅れでさりげなく牛たんのせんだい店内へ侵入。意外な客の乱入に一同キョトンとしていたので、一応意外性のある飛び入り参加にはなったようだ…。

   店内で牛タンを中心に飲み食い…、オールスター観戦後はテレビでサッカー観戦…

参加者は皆自分も知っている連中なので、遠慮無しにどんどんと飲み食いして久しぶりの再会で近況を話した。ちょうど店のテレビでは日本x豪州のサッカーのアジアカップを放送していた。日本がPK戦で勝利するまで見ながら飲んでいた…。
国分町界隈にかなりニアミスな店名が…

19:00過ぎから22:20まで飲み屋に滞在してから、食後の散歩の如く国分町の東北一の歓楽街を皆さんで見物しながら歩き回り、広瀬通りのアーケード街で23:05に解散してホテルに一人戻る…。
広瀬通りで皆さんとお別れ…

何となく飲み足りないような感じがしたのでコンビニでさらに買い込んでからホテルに23:15戻った。テレビを見ながら一杯やって、0:00には就寝した。
部屋でさらに一杯…


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コメント 2

D

僕も極秘で仙台に入るか迷いましたが、結局諦めたんですよ。
まさか、Miyajiさんが極秘潜伏しているとは・・・後日、上司Mから聞いてビックリしましたよ。
by D (2007-07-30 11:55) 

Miyaji

お久しぶりです。
ちょうど諜報員みやじが出動するには絶好の土日に皆さんが動いてくれたので、スパイ気取りで仙台潜入大(小?)作戦を実行しました。
自分もそんな情報を仕入れたのが1週間前だったので、オールスター戦でホテルや列車が取れるか心配でしたが、全く大丈夫でした。
次回のみやじの諜報活動は某T横線沿線に決定かな…?

いつも閲覧ありがとうございます。
by Miyaji (2007-07-30 12:27) 

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