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8/12 山陽陰・紀勢特急旅行 8/11~13 スーパーおき4号編 [国内旅行]

 

サンライズゆめでの朝は8:10起床。
昨夜はトイレに3:50頃に起きた時に米原に停まっているのを確認出来たがすぐ寝てしまった。昨日も仕事をしてからの乗車だったので疲れもあってか寝つきも良くぐっすり眠れた。6:00過ぎてからは車掌がまめに停車駅の案内を姫路・岡山としていたがどうでもよい感じで寝ていた。
既に列車は岡山・倉敷を過ぎているようで、福山8:27発車後に洗顔とトイレに起きた時に通路を見ると、階下室は半分くらいまだ乗っているようだが、2階室の部屋は9割がドアが開けっ放しで途中駅で全て下車したような感じだった。意外にも全区間通して乗る客が少ないようだった…。
          
  既に2階室は全て空室の廊下の様子              2階室の様子
   
         2階室内部の様子            入ってすぐのテーブル付近の様子

2階の個室が殆ど空いているようなので見学を兼ねて洗顔後、着替えてから2階室の1室の寝具をどけて室内撮影をして瀬戸内海を眺めた。自分の部屋が進行方向右手の山側にあるため、左手の瀬戸内海が全く拝めなかったので、間もなく尾道にも近づくのでしばらく滞在して景色を眺めていた…。
廊下にある1号車案内図

山陽本線も過去に何度も通っているので特に見たい景色も無いが、尾道付近は間近に海が迫っている狭い土地に街が犇いている風景に雰囲気があって、かつて降りて散策したこともあるのでそれを思い返すように眺めてみた。

   尾道水道にかかる尾道大橋を眺める         白市付近の建設中の空港道路

そんな尾道にも8:43に停車、もう少ない車内の乗客数名が降りてすぐに発車した。臨時列車のためかずっとスピードが出ずに淡々と走っている。普段の運行ダイヤの間にこの列車のダイヤを無理矢理詰め込んでいるような遅い走りが最後の区間で続く…。
今回利用した乗車券類

次の糸崎も運転停車で停まってすぐに発車、その次の三原にも8:55停車して各駅停車になってきた。三原から先は呉線と別れて山陽本線は山間部を走り、白市手前では川沿いに巨大なアーチ橋の建設工事が行われていた。
広島に到着したサンライズゆめ号

山間部をゆっくり走って最後の停車駅の西条に9:29着。降りる客も無くすぐに発車して最後の区間の八本松~瀬野間の急坂を下って広島の市街地に入ってくると何故か速度が遅くなっていき、広島手前では停まりそうな速度のなか、車掌からの終点の案内放送があってそれでも…、東京から11時間59分の乗車で終点の広島に定刻の10:09に到着した。
広島駅正面の様子

広島も2007年1月13日に来たばかりで、それ以前にも何度も来ているので特にやりたいことも無い。予定でも1時間半後の新幹線こだま号で新山口に向かうだけなので、それまでの間に食事と買い物だけをするつもりだ。
広島駅新幹線口にあるすき家で食事

駅の外に出ると、こちら広島も地元と同じく日差しが強くて暑い。朝食or昼食に食べたい店を捜してみるが、どこも開店が11:00~11:30の店が多くてどこにでもあるファーストフード店しか開いていない…。それならばと着いて早々だが新幹線口の駅内の名店街でお土産を購入するが、それでもすぐに用事が済んでしまい、仕方なく名店街の脇にあったすき家に入ってちょっと変わりダネのメニューがあったので注文してみた。
       
   変わったメニューにチャレンジして…      そんなに悪くない組み合わせだった食事

何でも牛あいがけカレーと言うモノで、カレーライスのライス部分に一つまみ分の牛丼の具が載っているハイブリットなシロモノだ。カレーにも牛肉が使われているのだし一応あり得る組み合わせだと思って手を出してみた。おまけに期間限定で安くもなっていたし…。
食べてみてもそんなに悪くない味で、最初はカレー部分と牛丼部分を分けて食べていたが、量が減ってくるとだんだん混ざってきてもカレーに強制的に融合されたような味で食べてしまった。よくよく回りを見ると食事時を外れた時間帯なので少ない先客も全て同じモノを食べていた。まぁメニューの前面にデカくも広告してあるので、自分のように惹かれて食べている人が多いのかも…。一応並盛で¥510→¥480だった。
広島駅新幹線ホーム

食事も買い物も済んで11:05になったが、いよいよやることが無くなったので少し早めに次に進もうと新幹線改札を抜けてホームに向かった。次の広島~新山口間だけ自由席の多いこだま号に乗るつもりだったので指定席を取っていなかった。予定より1本早い11:10発の新幹線に間に合いそうなのでホームに行くとまだ新幹線は入っていなかった…。

        乗車した新幹線ひかりレールスター455号と入口付近の側面表記

駅内放送でも各駅で混雑のために乗降が手間取って、全体的に5分前後遅れていると放送があった。自分としては1本早い列車に逆に間に合うような感じで助かったが、間もなく入ってきた新幹線はやはり混んでいた…。
混んだ自由席の様子

広島11:10発の新大阪始発博多行き山陽新幹線ひかりレールスター455号は7分遅れの11:17に発車した。自分の乗る自由席はビッシリ立ち客がいて、それが広島駅でほとんど降りたが、同じ数の乗客が乗るから状況は同じだった。それでも次の停車駅が自分の降りる新山口なので、30分少々我慢すれば問題ない。次のこだま号に乗れば多少空いているだろうが、各駅停車で1時間かかるよりは先に着いたほうが全体的にちょっと遅れた運行なので安心出来る…。
この区間で座れても、元々トンネルの多い区間なので景色もあまり楽しめないので、次の区間に楽しみを取っておいて我慢の乗車にした。それでもたまに見える隣の喫煙車自由席は立ち客が一切いない状態で皆デッキに立っているようだ。まぁ確かにあんな煙い車両に立てる人間は同類ぐらいしかいないどろう…。
大勢降りた新山口駅ホームの様子

混んだ車内で我慢の乗車にて…、広島から31分の乗車にて新山口に6分遅れの11:48到着した。ここでも大量に乗客が降りて乗る人が半分くらいだったから、ここからは若干空いてくるようだ。それでも立つ人が何名かいた…。
予定より早めに新山口に来ておいて正解だった。次に乗る列車も途中までは指定席が取れずに自由席だったので、この駅で並んで待つ必要があった。予定通りの新幹線で来ると乗り継ぎが16分しか無く、かつ遅れていたのでこちらも座れないことになっていた。

        新山口駅舎の様子                多彩な列車が揃って…

早めに来ておいたので次の乗り継ぎまで1時間10分以上ある。とりあえず駅の在来線口前のコンビニで買い物して次の列車のホームに行くと、発車1時間以上前なのに既に4~5人が自由席の場所に並んでいた。さすがお盆休みだけあるので、自分も発車50分前ぐらいの12:10過ぎに一応荷物を置いて並んでおいた。普段のスーパーおき号は自由席・指定席各1両の計2両編成だが今日は倍の4両繋いでいるそうだ。そのためホームの端の屋根の切れ目に近いほうが自由席になるため、待っている条件はかなり厳しいものがある。しかも風が強いが夏の暑い風なのであまり心地良さも無い…。しばらくはホーム反対側に停まっていた普通列車内で待っていたが、先に発車して行ったので再び荷物の前でじっと待っていた。その間にも自由席待ちの列はどんどん長くなっていった…。
スーパーおき号の自由席に並ぶ乗客…

そのうち列車は車庫から12:42に入線して無事乗車となった。自由席の2両はすぐにある程度埋まったが、まだ7割程度しか埋まらず後から来た人は希望の席に座れない程度の混雑だった…。
その後も発車時間が近づくにつれてどんどんと車内は混んできたが結局は通路まで人で一杯になることはなく、10人前後が座れない程度だった。

             乗車したスーパーおき4号187系気動車前面と側面
   
   本日は増結して倍の4両編成で…           側面の大きな行先表示

新山口13:02発鳥取行きの特急スーパーおき4号は始発なのに何故か1分遅れて13:03に発車した。遅れ気味の新幹線との接続を取ったのか説明案内も無いので定かでないが…。
広島からの新幹線とこの区間だけが唯一指定席が取れなかったので心配したが、無事に希望の席に座れて何とか目途がついた。線路は発車直後から山陽本線と別れてすぐ田んぼばかりの平野を走る。今日の行程はこの列車に終点まで揺られて着けば終わるので気が楽だ。今走っている山口線(新山口~津和野~益田)も前回は2004年8月に訪れている。その時はSLやまぐち号に乗っていたが今回は特急なので景色も格段に早く流れている…。
立ち客も若干いる自由席車内の様子

車内も新山口を出発してすぐに湯田温泉・山口と停まるが乗客に動きも無く、数名が車内に立つ状態のまま穏やかな景色の中を対照的に割と速いスピードで駆け抜けて行く…。山口線は日本の原風景のような遠くに山々、近くには田んぼが広がる平地を貫いている。何か日本人の心が和むような夏の風景が沿線にある…。

   夏の田園地帯(船平山付近 13:56)        津和野停車直前の津和野川を渡る

仁保の小さな峠を越えるとまた穏やかな農村風景が広がり、三谷・徳佐と小さな駅に停まって再び船平山の峠を越えると島根県に入って、新山口から1時間3分にて津和野に1分遅れの14:06到着。ここで2割ぐらいの乗客が降りていった。自分もここから指定席が取れているので1号車の指定席に移動した。指定席もここまで満席だったがそれでも自由席と割合は同じようで、こちらもまだ空いている席は少ない。山口線もこの先は日本海へ注ぐ津和野・高津川の渓谷沿いを快調に走って行く。この辺りは2004年8月に何故か日原から津和野まで必死になって歩いた区間なので思い入れが深い。その時と同じような暑い日差しの中を今回は列車でかっ飛ばして日原に14:17に停車、その後益田平野に出て日本海側の益田に14:39到着した。ここでまた2割ほどの乗客が降りたがすぐに1割ほど乗ってもきたので7割弱の乗車率で14:39に遅れたまま発車した。このくらいの乗客数だとようやく車内が落ち着いたような雰囲気になる。

  日本海を眺めて走る(折居付近 15:03)     遠くに日御碕が見える(田儀付近 16:16)

益田を発車してからは列車は山陰本線を走っていく。この先はずっと左手に日本海を眺めながら東方向に向かう。自分も指定席も敢えて海側の左側座席を押さえてあるが、この先は太陽が当たる側にもなるので暑さにカーテンで耐えながら景色を眺めなければならない二律背反の境地でもある。また、この先の山陰本線区間は単線ながらも路盤高速化の改良を受けているので、山口線で走っていた以上のスピードで駆け抜けて行く。その分揺れもかなりあるがそれでも昔より格段に速くなったので、今回のように陽のあるうちに鳥取に着けるのが良い。
山陰本線は海岸線に出たり、時折り内陸に入ったりしながら常に雄大な日本海が付いてくる。この先は列車も特急と言いながら10~20分に1回は小まめに停車していくが、大きな駅以外は車内に動きが無い…。各停車駅の解説をしていても面倒なので、今回乗っているスーパーおき4号の時刻表を挙げておく…。
              特急スーパーおき4号(新山口~鳥  取)
             新 山 口13:02発
             湯田温泉 13:14発      温 泉 津15:43発
             山   口13:16着      大 田 市16:03着
                   13:17発            16:04発
             三   谷13:42発      出 雲 市16:26着
             徳   佐13:53発            16:31発
             津 和 野14:05着      宍   道16:46着
                   14:06発            16:46発
             日   原14:16発      玉造温泉 16:54発
             益   田14:38着      松   江17:01着
                   14:40発            17:02発
             三保三隅 14:59発      安   来17:17発
             浜   田15:13着      米   子17:25着
                   15:14発            17:27発
             波   子15:23発      倉   吉17:57着
             江   津15:30着            17:58発
                   15:31発      鳥   取18:29着

山陰本線を走ってからは終点の鳥取まで、途中見え隠れはしていたがずっと日本海が見えていた。この先比較的大きな駅の浜田・江津・大田市と停まっていくと、その度に車内の乗客が1割ずつ減っていくような感じで、その代わりの乗客は数名乗るだけなのでだんだんと車内が静かで落ち着いた感じになる。車内が寂しいくらいに減ったのは2分遅れで16:28に着いた出雲市からだった…。
出雲市にてやくも26号と接続(16:29)

ここ出雲市でまとまった下車があって、車内は2割程度の乗客になった。隣のホームに停車中の出雲市始発岡山行き特急やくも26号と接続をとってしばらく停車。やくも号を後追いするように1分遅れの16:32に出発した。
この先しばらく内陸を走るが、すぐに大きな湖の宍道湖が見えてくる。出雲市~松江~米子間は伯備線岡山方面への列車本数が多くなるため、今日のように僅かに遅れていると対向列車も遅れているために、各停車駅での列車行き違いで何回も待たされてしまう。出雲市を出てから次の宍道で6分も待たされて6分遅れの16:52発車、その後も遅れたまま宍道湖を眺めつつ走り、玉造温泉に6分遅れの17:00、宍道湖の対岸に見える松江の街が近づいてきて松江に6分遅れで17:07到着。ここでももう全体的に少ないながらも下車があって、車内は既に1ケタの客しかいない…。
松江市街を対岸に宍道湖沿いを走る(17:02)

松江を遅れたまま出発して宍道湖も通り過ぎたと思ったらまた水辺に沿って山陰本線は走っていく…、今度は日本海に続いている中海で、この路線は海に湖にと水辺が欠かない景色の開けた路線である。この先も安来に停まって島根県と鳥取県の県境を越えたすぐ先が米子で5分遅れの17:30到着した。
大山も遠くに見える(伯耆大山付近 17:36)

米子でも僅かな客が降りるだけで乗車は1~2名のみ。この辺りから終点までは停車駅が少なくなるので後発の普通や快速に乗る人が多くなるみたいだ…。
米子も4分遅れの17:31発車、少し街を外れると山陰地方には珍しくも高く聳える山が右手に見えてくるのが大山(1729m)で、周りに大きな山が無いので遠くからでも良く目立つ。
伯耆大山駅から先で右手に岡山方面への伯備線が別れていき、この先も山陰本線を東に走っていく。そのうち再び左手には日本海が見えてきて、右手には大山から連なるなだらかな大山高原を見ながら列車は相変わらずの速い速度で走っていく。この付近に来ると多数の白い風力発電機の風車があちこちに乱立状態に立っている。大山から日本海へ吹き降ろす風が強い場所なのか沿線だけでも20~30基は軽く見られる…。
この付近には風力発電機も多数(17:45)

米子から相変わらずの速い調子で突っ走って倉吉に18:01到着、この区間が唯一30分以上の無停車区間だった。ここまで来ると日中暑かった太陽の陽射しも弱くなって、ずっと西日で当てられていた車内も涼しくなってきて夕方の景色になってきた。それ以前に乗客も自分の乗っている指定席に5~6人しかいない…。
倉吉を過ぎた閑散とした指定席の様子

陽も傾いてきて何となく車内も暗くなり、車内はエアコンと列車のエンジン音しかしないなか、高速で走り抜けてきた列車も久々に大きな街が見えてきてから速度を落とし、新山口から5時間29分の乗車で終点の鳥取に3分遅れの18:32到着した。4両編成の列車からは全員で20名前後の乗客が降りただけで皆すぐにどこかに消えていった…。

   終点の鳥取に着いたスーパーおき4号      浴衣の若者が多い鳥取駅前の様子

あとは駅前にあるビジネスホテルに入るだけで、改札を出ると駅前は浴衣姿の若者を多数見て、鳥取付近はお盆休みのせいでだいぶ賑わっているのかと勝手に勘違いしていた。そのまま駅南口の遊歩道を2分ほど歩くと、今夜の宿になるニュー鳥取ホテルに18:45到着、無事チェックインした。
   宿泊したニュー鳥取ホテル建物外観

今回もじゃらんのサイトから捜して予約した。¥5,000でこの広さの部屋なら、近くにあるヘタレ東○インよりよっぽど良い。禁煙室のはずで灰皿も置いて無いが、何故か階全体がかつて喫煙室だったらしい臭いが残っているのがちょっと気になるが…。
       
               割と広めのシングルルームの様子(809号室)
   バスルームも標準的な造り

荷物を置いて早速19:00には夕食を求めて駅前をブラついたが、やはり浴衣姿の若者が多くて活気があるように見られたが、この3日間は鳥取しゃんしゃん祭のため鳥取駅付近が夏祭りの中心会場になっているせいだったからのようだ。鳥取の街は普段からこんなに賑やかでは無いようだ…。
鳥取しゃんしゃん祭最終日の駅前の祭進行表

駅の北側すぐのアーケード街の入口付近のような場所に和食料理屋で浜市という店があったので入ってみた。結構賑わっているが店員はバアさん一人で15卓近くある店内を切り盛りしているので時間がかかっていた。だいぶ待たされたが、揚げたての天ぷらに刺身の定食で¥1,350と手頃な値段で味も悪くなく、待ち時間のほうが長かったが40分ほどの滞在で満足して20:00過ぎに店を出た。

   鳥取駅北側すぐの浜市店舗外観          夕食に食べた刺身・揚げ物定食

鳥取の夏祭りの最終イベントの花火大会が近くの河原で20:00開催とあったが、食後の20:05に駅前に立ったら先ほどまで賑わっていた駅前がゴーストタウンのように誰もいなくなっていた…。全員花火大会の会場に向かったようで気味が悪いほど人がいなかった…。

    祭の最後の花火大会をホテルから…         今宵の晩酌の内容…

自分は駅前のコンビニに寄って20:15にはホテルに戻った。部屋は花火大会の会場と逆になるため見えないが、エレベーターホールに行くと花火が見えたので、シャワーに入ってさっぱりしてから花火大会終了間際にちょっとだけエレベーターホールから花火見物をした。
その後部屋でテレビを見ながら晩酌して、22:40就寝した。

(注…ニュー鳥取ホテルは2008年3月25日よりアパホテル鳥取駅前として再オープンしました。)


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