SSブログ

8/18 青春18信州日帰り旅行 8/17~18 松本滞在・名古屋周り編 [国内旅行]

 

座席夜行列車での朝は一応は5:05起床。信濃大町に到着する手前まで横になっていた。
飲んだ勢いで結構眠れたほうだが、この列車は深夜も室内灯は明るく点いたままで車内放送も通常通りガンガン放送されるので、よっぽど疲れていないとぐっすり眠られないようになっているようだ…。
早朝の塩尻停車中にて(4:15)

隣の席はいないので2席分を使って横になって眠れたが、列車の遅れも気になりつつ、通常通りの車内放送にも起こされるので、大月に1:53-1:54、甲府に2:32-2:35に停まったのは気付いたが、すぐ寝入ってその後は塩尻には既に遅れが回復していて定刻の4:11-4:21に停車している時に気付いた。停車時間があったので無理矢理起きて列車の画像を撮りつつトイレに行った。
この辺りには今日の午後に戻ってくるが、昔の思い入れのある場所なので眠いのを我慢して暗い沿線を眺め、約10分で松本に4:32到着したところまでは起きていた。ここで4割ぐらいの乗客が降りて車内も空いてきて、松本発車後の4:35には再び寝入った…。
大糸線沿線、仁科三湖のうち木崎湖付近

豊科・穂高と停まるうちに外は明るくなってきて乗客も僅かずつ降りて減ってきて、信濃大町へ5:08に着くとさらに乗客は減って、僅かに残った乗客は車内が静かなまま仁科三湖のほとりを通過して、八王子から4時間45分の乗車で終点の白馬に5:36に到着した。

 快速ムーンライト信州号183・189系車両     大糸線内は両先頭車のドアを締切る…

残った乗客は全体の2割ほどの乗客で、登山者ばかりかと思って電車を降りて先頭車両に画像撮影に向かうと、同じように駅舎と反対方向の先頭車に歩いてくるマニアな方が10~15人ほども乗っていたのには驚いた。この先は日本海方面の糸魚川を目指すのだろうか…。
白馬駅舎

白馬に来るのは約7年ぶりになる。学生時代にバイトしていた後も毎年のように知りあいの家に行って飲み会をして泊まっていた時期があったが、最近はすっかりご無沙汰していた…。それでも白馬駅前にて毎年秋に九州温泉旅行に一緒に行っているS氏が現場のきっぷの立ち売りをしていた。
1年ぶりぐらいの再会だがいつも感動的な出会いは全く無く、つい昨日も会ったかのような自然な感じで話が始まる。何年経っても変わらない気軽な関係だ…。

 白馬鑓ヶ岳が源流の松川の南股入を渡る        鬱蒼とした森の狭い道を走る

また、今年の秋も年1回の開催なので今回もその九州旅行計画を持って来た。S氏はこの時代になってもインターネットも携帯もやらない人なので、通信手段は全てアナログな郵便・電話や直接応対で旅行計画を伝えてきた。
駅前で仕事をしながら立ち話をして白馬駅5:45・6:10発のバスを見送った後、自分も良く知った運転士のY田氏が来たので、数年ぶりに挨拶をして世間話をしていた。

     乗車した白馬~猿倉線路線バス        帰りは回送に乗車して空っぽの車内

そのうち発車時間になったので見送ろうとしたらお誘いがきたので、そのまま白馬駅6:15発の猿倉行きバスに乗車、乗客と一緒に八方から先は鬱蒼とした山道を分け入って白馬岳登山の入口になる終点猿倉に6:37到着した。この路線も自分が学生時代にバイトで何シーズンか乗務した路線で思い入れもある。あまり変わっていない沿線とバス車両にちょっと感激してしまった。折り返しは回送だがそのまま乗車して山を降りて、白馬駅前を通過して白馬営業所に7:06戻ってきた。
昨年事務所を立て替えた松本電鉄白馬営業所

毎日地元では35℃近い暑さが続いて冷房の涼しさしか最近は知らなかったが、猿倉までの路線でちょっと窓が開いていただけで吹き込む風が冷たいのも最近感じていなかったのでこれにも感激した。やはり自然に恵まれた場所のほうが良いと改めて実感した。そんな中で何年か働くことが出来たことにとても感謝している。
かつて自分がお世話になったバス群

数年ぶりに訪れたバス営業所は去年立て替えられたそうで昔の面影は無く、検車庫だけが当時のまま残っていた。かつては2階建ての木造家屋で、2階がバイト用の居住区画で畳敷きの和室が相部屋で6室あったが、それは現在の建物でも変わらないが内容が格段に良くなっている。現在はフローリングのベッド洋室が4部屋にユニットバスにウォシュレット付きトイレで昔のタコ部屋の雰囲気は全く無い。かつては廊下を歩けばギシギシと音が出て冬はスキ間風が入り、朝方だと部屋の中でも吐く息が白く-10℃以下だったこともよくあった。それでも階下の事務所ストーブが入れば2階まである程度は暖まってきたものだ…。よく新人バイトが入ってきても住環境の悪さに一晩で逃げ出す者もよくいたのも懐かしく感じる…。
数年ぶりに来た事務所に挨拶をして乗務員詰所に菓子折りの土産を渡して、顔馴染みだった何人かの運転士に挨拶をする。自分も最近転職などをしたので近況を話して過ごした…。
そのうちにかつて一番親身に世話をしてくれた運転士のT田氏が出勤してきたので挨拶をした。T氏には公私共にかなりお世話になったもので、バイトを辞めたあとも白馬に避暑やスキーに行く際に何度も泊めてもらったり飲みに行ったりと、かなり厚かましくも入り浸っていた。数年前までは自分のスキーセットを白馬に預かってもらっていたぐらいだった…。
親しくしていたT氏が長野に向けて出庫

そんな思い出多い白馬に8:40頃まで滞在、T田氏も間もなく白馬乗鞍から長野までの特急バス乗務があり、自分もこの後に松本で待ち合わせがあるので、名残惜しいが挨拶をして営業所を後にして白馬駅に向かった。駅前に行くと駅前で現場担当をしているS氏が言葉少なで土産袋を手渡してくれた。自分が帰る頃を見計らって買っておいてくれたようだ。やることがさり気無くあっさりしている所もあるが面倒見の良い人で、目頭が熱くなってくる…。
今年も11月に九州で会うことを約束して白馬駅の改札を入った…。
少し凝った白馬駅改札口

この後は松本で友人Mに合流する為に移動する。いずれにしてもこの長野で縁が出来た人たちとの思い出旅行の続きになる。改札を入ると列車接近の自動放送が流れ、慌てて対向のホームへ跨線橋を走って乗り込むがこの駅で数分停まるようだった…。

             白馬から乗車した大糸線E127系電車と車内の様子

白馬8:53発南小谷始発信濃大町行き大糸線普通電車は定刻に発車した。10年前の大糸線は国鉄時代からある115系電車だったが自分が長野を去った後に導入した軽快な車両で、新しい車両で見慣れた久しぶりの土地を眺める。沿線は特に昔と変化が無く、かえってそれが安心する。先ほどムーンライト信州号で走ったところを戻るように走って、白馬から38分の乗車にて終点の信濃大町に9:31到着。ここで6分乗換えで信濃大町9:37発の松本行きに同じホーム向かいの電車に乗り移る。列車も全く同一の形式ながら2両から4両編成になったので、ロングシートから前向きのクロスシートの席に座って沿線を眺めつつ乗車する。
   
            (細野付近 9:57) 大糸線沿線の車窓 (豊科付近 10:12)

この沿線は静かな田園地帯を遠くに雄大な北アルプスを眺めながら走るので飽きが来ない。土曜の午前中の列車は最初は数名しかいなかった車内も途中停まるごとに乗客が増えていく。穂高を過ぎると松本のベッドタウンと化した安曇野地域からの乗客が多く、雄大な景色とは対照的に地元の通勤路線のような雰囲気も併せ持つ感じになって、信濃大町から1時間2分の乗車にて終点松本に1分遅れの10:39到着した。

         (松本電鉄3000系) 松本で見かけた車両 (臨時しなの号381系電車)

友人Mとは松本集合、もう少し詳しく言うと2駅先の平田駅で待ち合わせている。松本からさらに塩尻方面に乗り換えるが、大糸線ホーム向かいの松本電鉄の最近の電車と乗り換えたホームの臨時しなの号がちょうど見えたのでちょっと押さえておく。このタイプのしなの号は最近滅多に見られない旧式の車両でもある。
松本から乗った高尾行き115系電車

松本駅にはまた後で来るので10分乗換えで、松本10:49発の高尾行き普通電車は発車した。この列車は松本から延々高尾まで各駅に停まって4時間近い運転になるが、自分は2駅先の平田で10:55下車した。改札口を出ると地元民のように友人Mが迎えてくれた。

                 今年3月に開業していた篠ノ井線平田駅

一昨年去年に新加坡でも泊めて貰ったりして世話になっている彼は、数年前まで実際ここに住んでいた。皮肉なことに彼がここを去ってから今春早々に新駅が出来たので、どんな感じに出来たのか昔を思い出しにやって来たようなものだ。そういう意味でもお互い同じ旅行目的で来ている感じだ。
しばし駅前付近をあちこち散策してから、お互い腹も減ったので平田駅横にあった郊外型スーパーに立寄って買い物をしてみる。買ったものを外で食べようかと思っていたら、店内にテーブルと椅子を数セット設けた飲食コーナーがあるのには驚いたが有り難く使わせてもらった…。
平田駅周辺で30分少々滞在して再び松本に向かうことにして駅改札を抜けてホームで列車を待つ。友人Mが下り列車に乗ってきた時と同じように、松本方面は若干遅れていた。列車は5分ほど遅れて到着し、平田11:36発の甲府始発長野行き普通電車は5分遅れ11:41に発車した。3両編成の電車に先ほどの大糸線並みに混んだ状態で6分の乗車にて松本に5分遅れのまま11:47到着した。
    
        全面リニューアル完成した松本駅と駅ビル内の店にあった松本丼?

自分は松本には2006年11月21日元同僚Kと来ていた。その時はまだ工事中だった松本駅構内も完全リニューアルされていた。もちろん久しぶりに来た友人Mは改装後は初めて来てあまりの変わり様に驚いていた。
駅構内を軽く見回して、まずは昔から表口になる東口を出て駅前広場向かいにあるスーパー併設の松本バスターミナルに向かった。
このターミナルにも以前勤めていた共通の知人がいるのでご挨拶に行きつつ、久しぶりのバスターミナルを眺めたり買い物したりして過ごした。ターミナル内のスーパーでは自宅に松本平では有名な下原すいかを衝動買いして自宅に発送もした…。
1時間ほどそんなことをしてから駅内で食事をしようとしたら、駅ビル内に松本丼なる物を看板にしている店を発見。あまり有名なものでは無く、内容をよくよく見るとヒレカツの上に長いも・ごぼう・えのき・ネギが載っているとか。自分も友人Mも長年松本に縁があるが全く知らないものだった…。
新しくなった松本駅アルプス口(旧西口)

結局、食べたいものも無くて次の予定の西口方面にある渚ライフサイトというショッピングセンターを目指す。以前は小汚い裏口のような存在だった松本駅西口も今回のリニューアルで見違えるようになり、バス路線も新設で循環系統が1路線入るようになって立派な出口になっていた。
そのバスに乗って行こうとしたが、ちょうど出発した後のようで仕方なく歩いていくことにした。
陽射しの照りつけるなかを西口から10分ほど歩いて国道19・158号線の渚交差点角にある渚ライフサイトに13:10過ぎに到着。とりあえず予定していた温泉施設で汗を流すために向かった。
数年前に工場跡地だったこの場所に、今時どこにでもありがちな複合ショッピングセンターが出来ていた。自分が松本に出入りしていた10数年前には勿論無かったが、数年前までいた友人Mは利用していたという…。その中にある1軒の温泉施設湯の華銭湯 瑞祥(ずいしょう)に入った…。
    
            渚ライフサイト内にある温泉施設湯の華銭湯 瑞祥

本店は長野市南部の上山田温泉にあり、そこから毎日タンクローリーで運んで来るというから完全な温泉では無い。もちろんかけ流しでも無いので期待は出来ないが、松本駅から数分で来られるのは列車乗換えの合間にも利用出来そうだ。
入浴料¥600を支払って館内へ(最近値上げされたようだ)。お盆休み最後の週末だけあって昼間から混んでいたので浴室内の画像は撮れなかったが、内風呂の他に露天風呂も何箇所もあって楽しめる感じだ。
しかし、ここで自分は大きな過ちを犯してしまった。
何種類も浴槽があって混んでいたので内風呂と露天風呂に1箇所ずつ入ったのだが、浴槽全てが温泉かと思っていたらそれは間違いだった。何と温泉がある浴槽は限られていて、自分が入った浴槽はただの水道水の風呂だったそうだ。入ったとき何となく塩素臭いだけで温泉の雰囲気を感じなかったので単純泉かと勘違いしていたが、自分の勘は合っていたようだが失敗だった…。
結局¥600も入浴料を支払って普通の風呂に入ってしまっていた。それでも夜行列車に乗って半日移動した汗は流せたから幸いだったのかも…。
温泉の後は隣のスターバックスで…

温泉施設には40分ほどの滞在で14:00頃に外に出た。友人Mが毎回湯冷ましに立寄っているというスターバックスが隣にあるのでちょっと休憩する。以前の勤め先近くにはあったのでたまに利用したスターバックスだが、今の会社付近にはコンビニくらいしかないのでかなり久しぶりの利用だ。初めて見るバニラ クリーム フラペチーノで美ヶ原高原を遠くに眺めながら一杯やった…。
その後、時間も迫ってきて食事をするヒマも無くなり、この先食事は隣のスーパーか駅で買込むことにして買い物をすることになった。奇しくも先ほど平田で立寄ったスーパーがここにもあって再び入店した。
土産になりそうなものと車内で食べる物を買って松本駅への帰りこそ循環バスに乗ろうとしたが、こちらが少し遅れてバス停に向かおうとしたらしっかり定時で運行されていてタッチの差で出発されてしまった…。
仕方なく帰りも松本駅まで歩いて戻り14:45に着いた。

   塩尻から乗車した快速スカイホリデー木曽路号の311系電車と出発前の車内の様子

この先自分は帰るだけだが友人Mはこの松本立ち寄りは旅行の序章で、これから名古屋経由京都から夜行快速列車に乗って九州を目指すという。自分も予定では名古屋地区まで付き合ってから東海道線で帰ることにしていた。
週末だけ運行する名古屋方面の臨時快速列車が松本の少し先の塩尻から出るので、そこまで別の普通列車で向かう。塩尻では駅売店に不安があるので、松本駅構内の売店で駅弁とビールを買って松本15:03発の上諏訪行き普通電車で、4駅16分の乗車で塩尻に15:19到着した。
車内で塩尻駅弁「とりめし」とビールで…

塩尻では同じような青春18きっぷユーザーらしい連中が20~30名ウロウロして待っていたが、発車5~6分前に入線してきた列車は6両編成だったので乗客は各自自然に分散したため余裕で座れた。5日前に名古屋で見た車両も6両中2両だけ繋いでいたがそれは指定席車両に一部使われていて、新形式のためか乗客が多少多めだったので古い形式の最後尾の車両に陣取って弁当を開いて一杯やった。
塩尻15:35発名古屋行き臨時快速ナイスホリデー木曽路号は定刻に発車、列車はすぐに中央西線の山間部に入っていった…。

        途中の籔原にて特急の通過待ちで小休止、編成全景を撮る(16:05)

松本駅で買った塩尻駅弁とスーパーの惣菜で一杯やりつつ木曽路を眺めて走る。途中停車駅から僅かずつ乗ってくるようだが空いた車内が混むようにはならない。殆どの乗客が名古屋方面に向かうようで中津川までは落ち着いた車内の様子が続いた。
途中の薮原で特急列車の通過待ちで11分停車、景色も穏やかな山間部を静かに走っていく感じだ。自分としても何度も通った場所なので、駅弁で一杯やった後は2人とも静かに寝入ってしまっていた。
    
 中央西線の名所寝覚の床を通過(16:38)    西日のキツい山間を走る(大桑付近 16:48)

ちょっと寝ている間に木曽福島・上松を出発していて、木曽路で有名な寝覚の床を半ば慌てて写してみる。その後も景色の変化の無い静かな山間地を淡々と進んでいく。進行方向右手が割と木曽川の眺めが良いのでそちら側に座っているが、午後も夕方に向けて西日がキツいのが難点で、わざわざ名古屋周りで帰るので悪条件でも景色を犠牲に出来ないので敢えて座っていた。
南木曽に少し遅れて停車(17:02)

中央西線は所々に単線区間があるので下り列車の遅れでこちらも待つことがあり、南木曽で5分遅れで発車したがその先の中津川には定刻に17:24到着。この辺りに来ると木曽谷から開けた台地になってきて人家も多く乗客も途端に増えてきた。
中津川からは臨時列車で無く、毎日運転の区間になり、複線区間にもなって速度が上がってくる。7分停車の後中津川を17:31発車、西日の陽射しも弱くなって景色も見やすくなるが、街並みが開けてくるので特に感慨の無い風景が続いていく…。
多治見を18:10に出発すると車内には立ち客も出て都会の電車の様相、古虎渓を過ぎて名古屋の街中に入ってくると薄暗くなった景色に街明かりがまぶしく見えて、塩尻から3時間5分の乗車で名古屋手前の金山に18:40到着、2人で下車した。

         金山~豊橋間乗車の新快速電車313系と終点での車内の様子

友人Mとはここで別れる。この先下り列車に乗る彼には、終点の名古屋で降りるより手前の金山から乗ったほうが座席を取れるとの判断だそうだ。自分も予定より早い列車で東京方面に行けるので歓迎の金山下車だった。簡単な挨拶で松本集合で名古屋解散の7時間近くの同行旅も終わった…。お互いすぐの列車に乗り込み、金山18:46発の大垣始発豊橋行きの新快速電車は定刻に発車。夕方の買い物帰りの乗客で6両編成の列車は立ち客多数で自分もしばらく立っての乗車だった。ここまで来るともうすっかり陽も落ちて外の景色も街明かりが無いと何も見えない。この先は名古屋からの客が降りていく一方で、岡崎を過ぎると席も空いてきたので座ることが出来た。座ってから20分ほどで金山から49分の乗車にて終点の豊橋に1分遅れの19:35到着した。
豊橋~浜松間乗車の普通電車311系

金山からさっさと乗り換えて豊橋まで来てしまったので、先週食べ損ねたみそ煮込みうどんを今回も見逃してしまった。まぁ、また来週こちらに来る用事が計画されたのでその時に実行する予定だ。そんな感じで2週間も延期することになるが、この短い時期に何で名古屋地区に3度も行く必要があるのか…。
豊橋19:40発浜松行き普通電車は定刻に発車、5分乗換えでさっさと乗り込んで先を急ぐ。買い物・行楽帰りの乗客でさらりと埋まった座席に相席で座り、真っ暗で見えない景色をよそに寝ながら過ごして浜松に向かう。電車は先ほど塩尻~金山間で乗った快速電車と同じ形式で1番違いの車両だった。同じ車両でも長野県から走ってくる電車もあれば、方や静岡県に向かう電車と行動範囲が広い電車のようだ。
こだま550号300系新幹線先頭車

この区間の電車は乗り降りが少しずつあるものの車内に大きな変化も無く、乗客の増減も無いまま33分の乗車で終点の浜松に20:13到着、この先このまま普通電車に乗って行っても帰宅出来ないので新幹線を区間利用する。とりあえず最安料金の静岡までの乗車券と自由席特急券を購入して新幹線ホームへ。夕食を取っていないので構内の売店を見るが、20:00過ぎていてロクな弁当が無いので諦めて乗車。
浜松20:23発の新大阪始発東京行き新幹線こだま550号は定刻に発車。遅い時間のこだま号のこの区間はいつもガラガラで、普通電車で1時間以上かかるところを30分弱で行けるので利用価値が大きい。

      浜松~三島間乗車したこだま550号の入口側面とガラガラの自由席車内の様子

夕食抜きの状態はかなりキツく、景色も見えないので静かに乗車しているだけだったが、ちょっと耐え切れなくなったので静岡で下車して普通電車で行く予定を変更して、静岡からさらに新幹線に乗ることにして三島で時間を作って食事をすることにした。乗っている新幹線は掛川でのぞみ号の通過待ちで5分停まり、静岡にも定刻通り20:54到着したが、ここで一旦下車してダッシュできっぷを買い直して再び同じ新幹線に乗車。のぞみ号の通過待ち3分停車の間にやってのけた。今までも何回かこのパターンを利用して、予め階段に近い位置のドアに待機して降りるので心得ている。一般在来線利用者に冷たい対応のJR東海にまともにお金を落としたくないので、特急券もなるべく短区間のブツ切りで購入して安く上げている。こうすることによって浜松~三島間を普通に通しで買うより¥510をJR東海に支払わずに済んだ。
    
     三島駅にて新幹線を降りる…               夜の三島駅表口

その後も車内の乗客は少ないまま10分少々走っては通過待ちで3~5分停まっての走りを繰り返して、浜松から56分の乗車で三島に21:19到着した。この先の在来線普通電車が30分後まで無いので、ちょっと外で食事をしようと思った…。
ところが、21:30過ぎた三島の街は旅行者に厳しすぎた。殆どの店が既に閉まっていて、開いている店は居酒屋と風俗店・コンビニ数軒と1軒のファーストフード店のみ。わざわざ店の多い在来線側の表口に回ったのにこの惨状…。新たな店を求めて新幹線口側に街を回り込みつつ歩いてみたが、余計に侘しい状態に既にあきらめモード。回り込んだ新幹線口は広く整備されて明るいロータリーとは裏腹に飲食店など皆無な状況に逆にア然としてしまった…。
三島~熱海間乗車の東海道線211系電車

三島駅周辺を歩き回っているうちに21:40過ぎていてタイムリミットに。殆ど空腹のまま午後に買った菓子などを食べて過ごすことになったが、この先もまだまだ心穏やかなまま帰らせてはくれなかった…。
次の列車に乗るために在来線ホームに行くと既に70~80名ほどの待ち客がいた。上り列車はここ三島止まりが多くてこの先熱海までは極端に本数が少ない。この区間45分ぶりの列車が静岡方面から到着したら編成は僅か3両、しかもかなりの乗客で降りる人も数十名いるが乗る人はさらに多い。殆どすし詰めの状態で三島21:50発の静岡始発三島行きは定刻に発車。何故、街明かりも無く通勤圏でも無く通勤時間でも無いこんな場所でつり革につかまって揉まれて乗らなければならないのか意味を解せないまま14分の忍耐の乗車で終点の熱海に22:04到着した。この先乗換えの列車は3両→15両で、3両にいくらすし詰めで乗っていてもJR東日本の区間は余裕で乗れた。いかにJR東海が新幹線利用者ばかり優遇して一般在来線客を冷遇しているかがはっきり見て取れる状況だった
熱海からはいつもの東海道線に乗車

4分乗換えで、熱海22:08発東京行き普通電車は定刻に発車。相模灘を見下ろす風光明媚な沿線も真っ暗な景色ながらもこの先の海岸線沿いの小田原~平塚方向の街明かりが光の筋になって遠くに見えた。
この時間でも小田原・平塚辺りで乗客は増えてきて58分の乗車で大船で23:06下車。もう1回乗り換えて地元駅に23:16着、23:25に帰宅した。お盆休みも明日1日だけあるのでゆっくり休むことにする…。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。