SSブログ

8/25 中部・成田 空港連絡バス旅行 8/25~26 セントレア経由長野編 [国内旅行]

 

今回は以前からちょっと気になっていた空港連絡バスの長野~成田空港線が、今月末で廃止になると今月になってから当該バス会社のホームページで知ったので、もう少し先の予定で旅行を計画していたのを前倒しで乗ってみることにした。
ただ、その区間だけを乗っても面白みが無いので、少し旅行にテーマを設けてそれに沿った形の旅行をしてみたいと思う。8月中に乗らなければならないが、お盆休みの前後は既にアップした通りの旅行を2件も予定していたので、残るチャンスは今週末のみ…。半ば消去法で夏休み最後の週末に旅行を決めた。今回は結構長距離な空港連絡バスが目的なので、どうせなら空港連絡バスばかりで旅行を繋ごうと考えたら中部国際空港からのバスとうまく連絡しそうなので、バスで空港から空港まで行ってしまおうとプランを考えた。青春18きっぷもまだ2日分余っているので、名古屋まではそれを利用して行こうと計画を立てていたが、旅行前日になって急に全区間高速バス利用による旅行にしてみたくなって、土曜の半日仕事のあとに会社近くのバス停から高速バスに乗って大回りの通勤帰宅旅行することになった…。

  渋滞で有名な東名高速大和トンネルすぐ脇の道路とその隣にある引地川水源の泉の森

旅行当日の朝は6:15起床。土曜も半日出勤するために身支度をして6:41に自宅を出る。平日と違って通勤ラッシュも無くて気楽な通勤が土日は助かる。大船からJR東海道線で藤沢より小田急江ノ島線に乗り、さらに乗り換えて相鉄線沿線の会社に7:40出社。
今日は3時間ほど仕事をしてから11:00過ぎに会社を出ようとしたが、いろいろと取り込んでいて時間がかかってしまい11:37に会社を出た。まだまだ照りつける陽射しが暑いなかを黙々と歩く…。しばらくは厚木基地北側の住宅地を歩いていたが、そのうち東名高速の防音壁が見えてそれ伝って歩いていく…。この辺りが渋滞の先頭になることで有名な大和トンネル付近で、近くには引地川の水源地になる泉の森公園があって緑が多く、逆に人家が少ないので昼間でも人の気配が少ないのがちょっと危ない感じだ。夜に通り抜けるにはお薦め出来ない場所でもあるが、目指す東名大和バス停の最寄り駅は小田急・相鉄の大和駅で、そこから来るには小田急線の脇を北に20分弱進むとたどり着くので、この辺りは通らなくても行ける…。
       
    東名大和バス停入口の階段付近        一般的な高速道路バス停の東名大和

自分が乗車しようと考えていたのは東名大和11:44発の特急名古屋駅行きで、下り線が大和トンネルを先頭に渋滞中と会社を出発前にインターネットで情報を得ていたので、多少遅れて着いても大丈夫だろうがそれでも少し急ぎ足で進み、会社から15分かかって東名大和バス停に11:54到着した。ここまで来るだけで全身汗でビッチョリだ…。

     東名高速はちょっと渋滞中…         ほぼ時間通りに来たと思ったバスだが…

防音壁のスキ間に階段があり、それを上がると東名大和のバス停がある。案の定、目の前の東名高速下り線は渋滞していて流れが悪い。先客が2~3名待っていたが10分ほど待って1名は自家用車の迎えが高速道路上にやって来て乗って行った…。まぁこんな使い方も出来るようだ。15~20分ぐらい遅れていればちょうど良いとしばらくバスを待つが、待ち始めた当初20分ぐらいは全くバスは来ない…。自分が待ってからも時刻表上では…、

東名大和  11:54発 プレミアム昼特急1号  大阪駅行き
        12:14発 小田急箱根高速バス 箱根桃源台行き
        12:24発  JRバス関東 特急    浜松駅行き

…とあるが、まずは来たのが12:15頃に小田急箱根高速バスの箱根園行きだった。それも通路の補助席まで一杯でとても乗れる状況では無いが、一応停車し案内放送してからすぐ出発して行った。ほぼ時刻通りかと思ったが、バス停時刻表の表示と行き先が違っていたので増発便だと勝手に思い込んでいたら、そのうち12:20頃に遅れて着いたプレミアム昼特急号の大阪行きが停まって1名乗せていった。このバスにでも乗りたいところだが、次の下車地は京都まで扱いが無いので黙って見送るだけだったが、ここまでの渋滞状況が知りたかったので、わずかな停車中に運転士に遅れ時間を聞いたら約1時間半遅れて着いたと言う…。自分はてっきり11:54発のバスだと思っていたのが実は10:54発のバスだったのだ。そうなると先ほどの小田急箱根高速バスも10:44発のバスで、増発バスでも無く行き先は合っていたのだった…。

   東名綾瀬付近まで渋滞でノロノロ…     渋滞も抜けて緑も多い駿河小山付近(13:12)

プレミアム昼特急号運転士の情報を聞いてちょっと青ざめてしまった…。このまま待っていても自分が乗りたい名古屋行きが来るまでには、どう考えてもあと1時間はこの炎天下で待っていなければならない。そんなことをしていてはこの後の行程が全て実行不可能になってしまうので、旅行中止にして帰宅してしまおうかとも考えた。
しかし、既に30分近く待っているので帰るには、この待っている行為自体が無駄になるのも悔しいので、とりあえず12:30まで待ってみようと腹を括った。乗るバスもこの際名古屋行きに拘らず行けるところまで乗ってみようと、この様子で行くと次は11:04発の急行静岡駅行きになりそうなので、自分が決めた時間まで待つことにした…。
その後は運が良いのか悪いのか覚悟を決めてから数分でバスが来て割と座席も空いていたので乗車した。車内が全員2席を1人で座っていたので最前席に相席で座った。
東名大和11:04発JRバス関東運行の東名ハイウェイバス急行静岡駅行き1時間24分遅れの12:28発車した。
バス停から本線に入ればすぐに渋滞の渦に巻き込まれ、大和トンネルを抜けてもしばらくノロノロ運転が続いた…。
    車内で購入した乗車券

この先、高速バスの急行と言っても各駅停車のようなもので、高速道路上にあるバス停に小まめに停車していく…。次の東名綾瀬でも停車して3名ほど乗せて下車無く12:34に1時間28分遅れで出発。このバス停を出るとようやく渋滞の先頭を抜け出たようで流れが良くなっていく…。その後も交通量は多いが流れは良くなってきて、途中停留所から辛抱強く待っていた人が割と多く乗ってきた。大井松田I.C.を過ぎると山がちな景色になってきて走りも快調だが運行遅れは解消出来ないほど遅れている…。東名小山から下車客が出始め、東名足柄・東名御殿場と7~8名降りたが乗車もあり、平均30名前後は常に乗っている状態だった…。東名御殿場はわざわざI.C.を降りてバス停に向かい、ここで1時間30分遅れで13:25出発。運行的には東京駅を1時間30分後に出発する次の静岡行きの運行ダイヤで走っている感じだが、自分が乗りたかったバスより50分ほど後の時間で動いている。このままバスで乗り換えつつ名古屋に行っても遅れて着いてしまっては本来の旅行目的が達成出来なくなってしまうので、何らかの決断が必要になってくる…。
愛鷹P.A.にて休憩停車(13:47)

東名御殿場の先は交通量もだいぶ減って快調に走るが、急行とは名ばかりで各駅停車のバスなので静岡まで全ての停留所に停まっていくため、遅れた分の回復はとても望めない感じだ。こんなバスに乗るなら東海道本線の普通電車のほうがよっぽど早く静岡に着いていると思う…。まぁ元々この区間を走る東名ハイウェイバスの急行と言われる高速バスは、単にJRの普通電車より乗換えが無くてゆったり座って行けるぐらいのメリットしか無いが…。
裾野I.C.を13:30に通過、この先から3車線以上あった道路が2車線に減っていくが、この区間まで来ると交通量が減っているから道路上の流れは変わらない。
東名沼津でも一度沼津I.C.をわざわざ降りて乗っても乗下車無く、東京駅から3時間半以上走った愛鷹P.A.に1時間28分遅れで13:44到着。ここで10分停車をするという…。
自分は途中停留所から利用したので1時間15分少々の乗車時間で大したことは無いが、運転士は3時間以上休まず運転や客扱いしていて大変だったと思う。自分は軽くトイレだけ行ってバスに戻って、休憩時間ピッタリの10分停車で13:54に発車した。
その後は静岡までは乗車は無く下車ばかり続いて行ったので、途中の東名松岡で割とまとまった下車があって空いた席に移動した。蒲原~由比辺りから駿河灘を左手に眺めの良い場所が続いてようやく旅らしい雰囲気になってきた…。

     由比海岸付近を走る(14:20)      静岡駅に到着した東名高速バス(JRバス関東)

海の見える時間は僅かですぐに内陸方向に入ってしまうが、この辺りまで来れば終点静岡は近い。遅れつつもあとは快調に走って静岡I.C.を14:42に降りて一般道を進み、東名大和から2時間29分の乗車で終点の静岡駅に定刻より1時間30分遅れの14:57到着した。東京駅を1時間30分後に出る同じ静岡行きの運行ダイヤで走ってきたような感じだった…。
愛鷹P.A.を出てから自分のこの先進むべく行程を必死に探っていたが、当初考えていた全て高速バス利用の旅行は不可能になったので、遅れ被害を最小に食い止めるためにこの区間だけJRの新幹線利用を考えた。東名静岡からさらに遅れて来る名古屋駅行きに乗り換えるプランも考えたが、これ以上不確実な時間で移動するとかえって疲れるので、予定が立てられるルートで旅程を修正することにした。
既に計画を決めてきているので時刻表などは持参してないため、携帯サイトなどで新幹線の時間などを調べていたらちょうど乗換えに適した列車があったので、それに乗るために静岡駅構内へ進む…。

 予定外の利用になった新幹線ひかり415号静岡駅にて 300系JR西日本車の車内の様子

ここで使わないことに決めていた青春18きっぷを使ってしまうと中途半端な使い方で勿体ないので、仕方なく通常の乗車券を購入する。新幹線も特定特急券で距離の割には一番安くつく静岡~浜松間のみ利用する。普通列車利用客に対して冷徹な対応をするJR東海には極力金を落とさないように、必要最小限の利用にいつも心がけている…。
きっぷを券売機で買っているうちに時間が迫ってきていて、改札を入ってホームに上がると既に新幹線が停まっていた。この駅でのぞみ号の通過退避をするので少し停まっているが、この間に前方の自由席車両に向かう…。
       
   相変わらず微妙な買い方のきっぷ…           浜松に到着した新幹線

静岡15:14発の東京始発新大阪行き新幹線ひかり415号は定刻に発車した。この列車はひかり号ながら自分の降りる最安区間の浜松にも停まるので、最安かつ最短時間時間で移動できるのがちょうど良かった。車内は6~7割程度の乗車率で、3人席の通路側C席に座って僅か21分の乗車で浜松に15:35到着した。
ここで一旦乗換え時間の合間に駅を降りて銀行に行って引き出してすぐに在来線ホームに向かう。しかし、そこで見たものはやはりJR東海は一般乗客に冷徹だという光景だった…。
次の豊橋方面の列車は既に停まっているが、車両は僅か3両編成にスシ詰めの乗客。この区間は4~6両編成が主流だが7月にダイヤ改悪がされて新型電車が入ったものの、あちこちの列車ダイヤで両数が極端に減らされていて、今回乗ったのもその象徴のような光景だった。この時間の列車は元々3両編成らしいが全く改善する気は無いようで、車内は旅の雰囲気を微塵も感じないロングシートに大量の乗客…。利益の取れない普通一般客にはケチケチ戦術の経営方針が先行して、利用者の立場を全く考えていない冷酷な対応の典型的な会社で恐れ入る

       浜松駅南口(新幹線側)          浜松から詰め込まれた普通電車313系

浜松15:49発豊橋行き東海道線普通電車は満員の乗客で発車した。発車前に少しでも空いた車両に行こうとしたが、どれも一杯でそれでも少し立ちスペースのある車両に立った。殆どの乗客が終点豊橋までの利用者のようで、下車客は2割ぐらいしかいなかった…。この区間は今月だけでも新幹線を含めて何度も利用しているので、静かに終点まで時間が過ぎるのを待っていただけだ。いつもの通勤と同じような感覚にかなりイライラする…。何で好き好んで旅行中に通勤体験を、それも土曜の昼間に味わう必要があるのかと怒りがこみ上げる。毎度JR東海には乗客に対して冷徹な仕打ちに毎回思い知らされる…。ますますJR東海が嫌いになる要因だ。

      豊橋駅改札口付近の様子       豊橋駅東口の駅ビル・バス市電のりばの様子

浜松から沿線の浜名湖などの広々として穏やかな風景とは対照的に車内は混んだまま、浜松から32分の乗車にて終点の豊橋に16:21到着した。乗客は次の名古屋方面の列車に向かったり、駅から街中へすぐに散ってしまった…。
この後は予定としては、かねてからの念願だったみそ煮込みうどんを食べてから中部国際空港に向かう。豊橋にもみそ煮込みうどんの支店が近くのデパート内にあるのを下調べして知っていたのでその店に向かうことにした。
   駅前から離れた場所にある豊橋丸栄デパート

今月は何度も名古屋を通ったが、その度にみそ煮込みうどんを食べようと予定していたのに、どうしても食べる時間が取れなかったが、今回は3度目にして何とかありつけそうだ。駅の東口広場の斜め右方向の市電通りを5分ほど歩いたデパートの豊橋丸栄に入り、レストランエリア・催事場のある9Fに行くとひっそりとその店はあった…。

豊橋丸栄9Fにひっそりとあった山本屋総本家    食べたかしわ入り1半みそ煮込みうどん

山本屋総本家は名古屋を中心に店舗があるが、豊橋に唯一の支店があったので来てみたが、夕食時間にも早い時間なので店内には客はいなくて、店員と商談している業者しかいなかった。とりあえず空いている席に座って待望のみそ煮込みを大盛りで注文、客がいないので自分の分だけすぐに作り始められて6~7分で出てきて頂いた。久々のみそ煮込みは最近よく食べている讃岐うどんとは対照的に、コシの強さと言うより煮込みに耐えられるくらいの強靭な硬さのうどんが八丁味噌の煮込みに合うと思う。暫く食べていなかったので最初のうどんの硬さに面食らったが、少し時間を置けば良くなる感じだ…。
17:05には店を出て駅に戻る。次に乗る予定のバスまで30分あるので近くのコンビニで買い物して市電のりばのすぐ横のバスのりばに向かう。

  豊橋駅から乗車した中部国際空港行き           トイレ付き車内の様子

バスは自分が乗る便が豊橋から中部国際空港に向かう最終便だった。意外にも終バスの時間が早いが、それ以降は鉄道利用で行ってくれということか…。
少し時間があるのでのりば近くのバス案内所で乗車券(¥2,200)を購入。待つこと数分で発車5分前にバスが入線、待っている乗客は誰もいなくて貸切の乗車になるのか…と期待もしたが、発車2分前にインド系外国人2人がやって来て1人が乗るようだ。
豊橋駅前17:35発中部国際空港行き豊橋鉄道バスはインド系乗客同士の別れ挨拶のために1分遅れで発車、この先豊川市街で乗車扱いがあるので一般道をしばし進んでいく…。
信号の多い豊川市内を進んでいくと遅れていくようで豊川駅前に4分遅れで18:06着、途中乗車は全く無くさらに市内をうねうねと自分に予備知識が無いので最短距離で走っているのか不明な感じで進む…。その先、本野原バス停を乗車無しで発車して18:16にようやく豊川I.C.を通過、しかし、料金所上部の案内表示に音羽蒲郡~豊田で19km渋滞の表示が…。

    豊川I.C.から再び東名高速へ…       音羽から豊田までの渋滞に…(18:30)

中部国際空港で35分の乗換え時間を取って計画しているので少しの渋滞なら許容範囲だが、まさかこんな名古屋圏に入る辺りで渋滞とは想定していなかった。東名高速を交通量が多いながらもしばらくは快調に走っていたものの案内表示の通りに音羽付近から渋滞が始まってしまった…。
豊川市内で5分遅れのまま来ているので、あまりひどい渋滞だと最悪のプランも考えないとマズくなるが、幸いなことに渋滞と言っても時速40km/h以上でゆっくりとではあるが一応進んでいたので少し安心した。
ずっと渋滞にハマって走るのかと思っていたら、渋滞の先頭らしい豊田I.C.の少し手前の豊田J.C.T.で伊勢湾岸道に19:00に転進。運転士からもこの先は順調に走れるとの案内で安心してようやく景色をゆっくり眺められると思ったが既に日没で、流れる街明かりを見ながら走っていく。
セントレア手前の常滑で花火大会に遭遇(19:30)

名古屋南J.C.T.から知多半島道路に進み、また街明かりの少ない真っ暗な道を渋滞無く走り、19:25には半田中央J.C.T.からセントレアラインを走る。何となく開けた場所に出たと思ったら、その辺りが常滑市街。海沿いでちょうど花火大会が催されているようで、しばし眺めて走るとセントレア大橋を渡り、豊橋駅前から1時間59分の乗車にて終点の中部国際空港(セントレア)に定刻より20分遅れの19:35到着した。

      中部国際空港に遅れて到着        去年9月に利用した中部国際空港出発階

約11ヶ月ぶりに再訪した中部国際空港だが、定刻に着けば30分少々の見物時間が取れたのに次の乗換えまで15分しか無くなったので、ご挨拶程度に一応出発ロビーに上がって航空会社カウンターをちょっと眺めてから横移動でバスのりばのあるアクセスプラザに向かう…。
この先の区間が今回のメインコースになる中部国際空港の空港連絡バス成田国際空港の空港連絡バスを乗り継いで名古屋と東京を結ぶ大事な部分である。ここまで来るのに渋滞や予定変更が多々あってヒヤヒヤしたものだった…。
あまり時間は無いが、車中で飲み食いする物をアクセスプラザ内のコンビニで仕入れてからバスのりばに19:45に行くと、既にバスは停まっていて乗車改札が始まっていた…。

空港のアクセスプラザ左側の名鉄改札口付近と右側はコンビニと階下のタクシー・バスのりばへ

のりばは多数あって既に数名ずつ列が出来ている。自分が乗る予定のバス停の前にも10数名並んでいたので、もっと早くのりばに来ていれば…と後悔したが、次の20:00発清水行きの乗客列のようで列が全く動かず助かった…。

         中部国際空港から長野行き川中島バスとトイレ付き車内の様子

バスのりばにある券売機で乗車券(¥5,500)を買って一番遠くにある1番のりばへ急ぐ。既に1名先客がいて自分も乗り込むが、運転士がカップルとバス停の前で何か説明をしているようだが最終的には乗車することになったが…、
中部国際空港19:50発の長野駅前行き川中島バス特急空港連絡バスは1分遅れの19:51発車した。カップルへの説明が長引いて少し遅れての発車だが、彼らが乗っても乗客は合計5名。空港限定輸送なので空港以外の乗車扱いは無いので、この先はこの人数で下車停留所で降りていくだけになる…。バスは豊橋から乗ってきたルートを戻るように中部国際空港を後にするとセントレア大橋を渡って常滑市街を走り抜けていく。行きに見た花火大会はまだやっていて、ドンドンと打ち上げる音が空港内にも響いていた。その後、セントレアラインから知多半島道路に入り、自分はてっきり名古屋高速から名神・中央道へと進むと思っていたら、名古屋南J.C.T.から行きと同じく伊勢湾岸道を進み、豊田J.C.T.まで戻ってきたらそのまま真っ直ぐ東海環状道に入って、名古屋市中心部を迂回して回りこむように中央道へ向かった。確かにこのルートのほうが都市部での渋滞に巻き込まれる心配が無いので定時運行が可能になるが、こんな夜に乗っているので街明かりも少ない周辺部では景色も全く拝めずにただ寝ているだけだった…。
中部国際空港から1時間少々進んだら20:56に土岐J.C.T.を通過し、久々に交通量の多い中央道に転進する。その先も渋滞無く快調にバスは走って、さらに20分ほど走った恵那峡S.A.に21:15到着、ここで10分休憩をするというので一旦下車した。

            途中休憩の恵那峡S.A.と停車中にバス全景を撮影

特に買いたいものも無いが、一応トイレに行ったり一通り眺めてからバスに戻る。他の乗客は旅行を終えてからの帰り途上なので疲れからか動きがあまり無く静かな感じで、どちらかと言うと乗務員休憩のような停車のまま結局13分停車して21:28出発した。
再び街明かりの少ない真っ暗な沿線をバスは走っていく。この辺りは先週も電車で通っているので景色は大体分かっている。走り始めて10分少々で恵那山トンネルに21:41入った。県境のトンネルで夜だと逆に明るいトンネル内を5分以上走って長野県に入り、少し下ってから天竜川沿いの河岸段丘を北上していくが、景色は真っ暗で全く見えない沿道を静かにバスはぶっ飛ばして行く…。
自分も一応は仕事帰りということもあって疲れてはいるので、車内では寝たり起きたりの繰り返しで過ごしていた。バス旅行も鉄道とはまた違った風景が見られてお気に入りの旅行形態ではあるが、車内移動が困難なので景色が見えない夜の利用になると寝ているしか時間潰しの方法が無くなってしまうのでつまらないものになる。こんな時の利用は避けるのが無難だが、今回はこの移動に意味があるので我慢して乗るしかない…。景色は真っ暗な飯田線沿線の中央道だが、この区間は何度か利用しているのでおおよその地形や景色は知っているので想像はつく。
長野県側に入って50分ほど経った22:36頃、最初の下車停留所の中央道辰野を定刻より13分早く通過。この先下車停留所が18箇所あるが、乗車改札時に全員長野地区利用者と判明しているそうなので、無案内で暗闇の高速道を突っ走って行った…。
中央道辰野のバス停のある辰野P.A.を通過すれば数分で長野道への分岐点の岡谷J.C.T.を22:40通過して中央道を離れて長野道を北上する。塩嶺トンネルを抜けて松本平に入り、その後も塩尻・松本地区に4ヶ所停留所があるが全て通過して恵那峡S.A.から1時間31分走った22:59に梓川S.A.に到着、ここでも10分休憩となった…。

             2度目の休憩の梓川S.A.と今度は後背面を撮影

23:00を過ぎたサービスエリアは売店ぐらいしか営業していないので特にすることも無く、買いたいものも先週松本に来ているので必要無い。トイレだけ行ってバスの画像を撮っておく。ここでも他の乗客に動きは無く、2人ぐらいがトイレに行くのみであとは死んだように動かない。結局ここも乗務員休憩みたいな感じの停車で13分停車の後、23:12出発した…。

         5名しか乗っていない車内の様子と自分が座った座席の様子

今回乗車した長野~中部国際空港線は、全区間1人乗務のワンマン運行で補助席なしの11列42名定員後方トイレ付きバスを使用。5人しか乗っていないのでこれでも余りある居住性で申し分は無いが、真っ暗な景色で5時間弱の乗車になるのでかなり退屈だ。
梓川S.A.を出発すると長野地区までに7ヶ所ほど下車停留所があるが全て無案内で通過、聖高原の先の一本松トンネルを抜けると眼下に長野市街の街明かりが見下ろせる姨捨付近に23:36ころ差しかかり、あとは一気に長野盆地に下ってラストスパートになる。
長野盆地の平坦部を快調に走って更埴J.C.T.で上信越道に合流してさらに進み、長野I.C.を23:48に通過して4時間弱走った高速をようやく降りた…。
高速降りてようやく案内テープの放送が流れて、長野インター前停留所を下車客無く定刻より41分早く23:48通過。松本地区などの一旦高速を降りて下車扱いする停留所などをすっ飛ばしたのでかなり早い運行になっていて自分的には助かった。時刻表上の予定では次の成田空港行きまでに7分乗換えになっていたので、これなら余裕で間に合いそうだ…。
その後も川中島古戦場を通過して、丹波島橋南でようやく1名下車。その先長野バスターミナルで降りる予定のカップルが大荷物なので停車順序を変えて後回しにすると言って、先に長野駅前に中部国際空港より4時間12分の乗車にて定刻より45分早く0:03到着して降りることになった。
終点長野駅前に到着した川中島バス

他に1名降りて残り2名のカップルを乗せてバスは長野バスターミナルに向かった…。

8/26分に続く…

(長野~中部国際空港線…2008年10月31日廃止)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。