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10/6 栃木鉄道温泉旅行 10/6~7 川治温泉編 [国内旅行]

 

今回の旅行は今年1月に四国へ一緒に行ったメンバーと7月末に飲みに出かけた際に決まったものだ。
関東周辺で簡単な温泉1泊旅行を10月あたりに開催しようと話になって、新宿~日光・鬼怒川方面へ直通するスペーシア号を利用して日光・鬼怒川方面へ行く旅行で大まかに決まっていた。
ただ、話だけで詳細が決まらないまま9月末になってしまい、しかも参加者の休日取得がズレていたのも間際に発覚し、それを修正してから宿を捜し始めたが、開催日が自分の都合もあって3連休の初日のためなかなか手頃な宿が無く、迷っているうちにどんどん宿が取り辛く・高くなっていき、予約時には鬼怒川・川治方面の宿泊費平均が¥18,000以上しか残らないなかで、川治温泉に1泊¥14,700の宿を発見したので迷わず予約、列車の指定券も取得出来て何とか旅行当日を迎えたのだった…。

旅行当日の朝は8:25起床。
週休2日の勤務だが最近は毎週土曜に半日出ていたので久しぶりに土曜が丸々休日だった。いつも通りに身支度して9:00に自宅を自転車にて出発、地元駅よりJR線にて大船へ出て、次の列車まで12分あったので大船軒の立食いそばで軽い食事をして、大船9:27発の湘南新宿ライン特別快速高崎行きに乗車。
湘南新宿ラインはこの先多くの乗客が降りる渋谷・新宿が編成前方に乗ったほうが降りやすいため前方車両が混雑する。そのため自分は逆に空いている最後尾の車両に乗った。途中、横浜にて同行するかつての職場同僚である元同僚Kが乗り込んでくるので、少しでも空いている後方車両に乗って車内にて待ち合わせとする。車内で久しぶりの話をしながら44分の乗車にて新宿に10:11到着した。やはりこの駅で大半の乗客が入れ替るほど乗り降りがあった…。

            乗車したスペーシアきぬがわ号と側面入口付近の様子

列車は4番線に着き、次に乗る列車はちょうど反対側の3番線から出るようだ。何気なく乗客の進む方向に流れていくと通りすがりの喫煙所に今回同行する元同僚Kiとその友人の友人Iが既に到着していた。2ヶ月ぶりに会ったのにお互いの挨拶は簡単で、昨日会ったような感じで普通に会話が始まる。勝手知ったる仲間のような感じだ…。
乗るべき列車はまだ入線していなくて時間があるので、とりあえずは車内で飲み食いするものを調達するために新宿駅構内コンコースの店などを見て回った。どこも連休初日の土曜とあって、自分達が乗る鬼怒川方面の行楽客の他にもあずさ号に乗って甲府・松本方面に行く人などでどの店も混んでいる。何軒か回っているうちに結構時間が経っていて、既に列車も入線して発車7~8分前だった…。
新宿出発直後の車内の様子

半ば慌てて列車に戻り、お決まりの出発前に列車撮影をちょっとして発車2分前にようやく座席に座った。メンバーはいつもの事だと反応が少ない…。
新宿10:35発鬼怒川温泉行き特急スペーシアきぬがわ3号は発車した。この列車は本日満席と聞いていたが新宿からの乗車は半分程度の乗車率で、これからの停車駅で満席になるのだろう。この先、あまりスピードが出ないうちに池袋に停車して車内は8割ぐらいまで埋まって、その先も山手線と併走してから田端付近から東北本線と並んで走っても割と速さを感じないまま大宮に11:01到着。ここで予定通りに車内は満席になって11:02に発車した。
北関東らしい風景を眺める(11:30 藤岡付近)

大宮を発車して満席になった車内は行楽客で賑わっていた。自分達も新宿出発当初から座席を向かい合わせて旅行モードになっている。こちらも早々とビールを開けて乾杯していた…。
列車はしばらく東北本線を淡々と速くないスピードで走って行き、20分ほど走った栗橋で速度を落として11:21に一旦停車する。ここからJR線より東武鉄道に乗り入れるためホームも無い場所で乗務員が交代したようだ。2分後には再出発、東武線内に入っても速度は同じで特急らしくかっ飛ばすイメージは全く無く、ただ単に新宿から日光・鬼怒川方面に直通出来るというメリットしか無い特急のようだ。
関東平野に広がる田園地帯にポツポツと宅地が広がる代わり映えしない景色のなかをさらに20分ほど進むと東武線内で最初の停車駅の栃木に11:44到着。殆ど車内に動きの無いまますぐに発車、この先から関東平野が終わって丘陵地帯に分け入っていくような感じで少し上り坂になっていく。列車のスピードはさらに遅くなる感じで新鹿沼に12:00、下今市に12:17に停車、ここで日光方面への乗客が3割ほど乗り換えて車内が空いてきて、列車は逆に支線の鬼怒川線に入りさらに速度が落ちていく…。
鬼怒川線は雰囲気で言うと小田急のロマンスカーが箱根登山線に乗り入れるような感じで急カーブの多い山間の路線を走るような印象だ。線路も単線になるので停車駅でない駅にも上り列車との行き違いで停車するので、余計に遅くなるように感じる。そんな鬼怒川線を20分弱でゆっくり走って新宿から2時間3分の乗車にて終点の鬼怒川温泉に12:38到着した。

           観光客で賑やかな鬼怒川温泉駅改札口付近と駅舎外観

下今市から6~7割になった乗客は全員下車して、隣のホームに停まっている川治温泉・会津方面の始発普通電車に2割ほど、残りは改札口に向かっていく。自分達も降車客の波に乗りつつ改札口に向かった…。
この後の予定は宿に入る以外特に決めてないが、このまま予約してある川治温泉の宿に入っても13:00過ぎに着いてしまう勢いだったので、昼食でも食べようと鬼怒川温泉駅を降りてみた。近年整備したような今風に綺麗な駅舎に駅前広場は広いスペースが逆に殺風景な印象で、降りた客が散った7~8分後には人だかりで狭く感じた駅前広場もすぐに閑散とした…。
       
         昼食に利用した浜一店舗外観と食べたゆばそばと舞茸天ぷら

広い駅前広場を取り囲むように向こう側には土産物屋や飲食店が並ぶ。あまり昼食に入りたそうな店は無いが、駅前をまっすぐ進んだホテルニュー岡部方向に食事処が2店見え、左側1店は外まで行列しているが右側1店も行列こそ無いが混んでいたがある程度は客が入っていないと安心できなかったので、右側の店浜一に入ってみる。幸い奥の座敷が空いていた。
車内でも飲んでばかりでロクに食べていないので腹が減っていた。何となくご当地メニューらしい湯葉そばと舞茸天ぷらを注文する。他の連中もそれぞれ好きなものを注文した。店内は混んでいても一通り注文が出切ったばかりなのか注文して5分で料理が来て食べた。自分は信州でそばなど散々食べているので、この辺りのそばはあまり期待していなかったが、そば粉を多く使っていて味付けもよく天ぷらもカリカリでこの時は美味かった。この後、旅館でこの食事が裏目に出たが…。
13:20には店を出て駅前付近で土産物や旅館での酒やつまみを物色する。予約した旅館方面に向かう次の列車までまだ30分以上あるが、適当なコンビニが全く無い。かつてこの辺りに7~8年前来た時に駅前から6~7分行った所でコンビニを利用した記憶があるが、みんなを不確かな記憶で連れ回すのは申し訳ないので、皆を駅前で適当にやってもらって一人で記憶の方向に早足で向かった。確かに自分の記憶通りにコンビニを発見、無事に旅館でのネタを購入して重いレジ袋を提げて汗かきながら鬼怒川温泉駅に13:50戻った。

          鬼怒川温泉から乗車した会津田島行き東武・野岩鉄道電車

駅に戻ると皆は既に列車に乗り込んでいるとメールがあって、まるで買い物帰りの地元民のようにレジ袋を提げて改札を入った。列車はこの駅で18分停車をして後続の特急列車を待つため既に停まっていて、車内は座席がさらりと埋まり、無理に座っても20分ぐらいで降りることになるので敢えて立って待つことにした。発車1分前になって浅草からの特急電車が到着し、そのうちの20~30名の乗客がこちらの列車へ乗り換えて…、
鬼怒川温泉13:59発の浅草始発会津田島行き区間快速電車は定刻に発車した。快速と名が付いているが既に東武動物公園からずっと各駅停車になっている。列車は4両編成ながら後ろ2両は途中の新藤原で切り離されるので前の車両だけ混んでいた…。
この先も温泉街の狭い平地を縫うように列車は走るので40km/h前後のゆっくりとした走りが続く。線路際ピッタリに温泉街と鬼怒川の流れが見え、いかにも温泉地らしい風景で、何となく箱根湯本の温泉街を連想する。列車の走り方もゆっくりで景色も実に似ていた…。
次の鬼怒川公園で特急電車から乗り換えた客が約20人ほど降りるが、車内があまり空いた感じがしないまますぐに発車。その次の新藤原が東武線の終点で、この先は野岩鉄道線に乗り入れるため乗務員交代が行われつつ4両あった編成が切り離されて2両になり14:11発車した。短くされた上に混んだ車内で新規開業のトンネル区間ばかりで景色もあまり見えないが路盤が格段に良くなったので速くなり、さらに8分走った3駅目の川治湯元に14:19に到着、下車した。
殺風景な高架下の川治湯元駅

駅は山間のトンネル間にある高架線途上にあり、少し高い位置にあるので周りの景色がある程度見えるが、肝心の川治温泉は見えない。手前の川治温泉駅だと温泉地の名前が付いているが名ばかりで、ずっと手前に駅があり川治湯元駅のほうが川治温泉には格段に近いはずだが…。自分達と同じく降りた乗客は10名少々だが、さっさと降りて温泉街に向かったようですぐに元の静かな駅に戻った…。
連中が一服終わるのを待ってから駅を降りて温泉街があるらしき看板のある方向に歩いていく。一応、小さな駅前広場には川治温泉に向かうマイクロバスが運行されているが、大した距離でも無いのに有料なので利用せず歩くことにした。駅前付近はポツポツと人家があるだけで、温泉街などあるのか不思議なほど何も無い山間の道を進むと会津西街道と言われる国道121号線に出て、それを少し進むと土地が少し拓けて温泉地らしい街が見えてきた。
川治温泉 元湯の宿 らんりょう 外観

駅から7~8分も歩くと温泉地らしき静かな街なかを歩き、道路際にあちこち立っている旅館の温泉街の統一案内標識を頼りに国道から路地に入っていくと目指す旅館の元湯の宿らんりょうに14:33に到着した。
旅館のチェックイン開始は15:00からだったような感じだが、既に何組か来ていて受付していたので自分達もその後にチェックインした。連休初日の週末だから早めに対応してくれているのだろう…。
旅館全体をここ最近改装したとホームページなどで説明があった通り、ロビー付近のエントランスやカウンターもおよそ温泉旅館とは思えないような洋風チックな雰囲気になっている。ただ、やはり改装したという雰囲気が感じられてしまうので、何となく去年10月に台湾で泊まった新北投温泉の雰囲気と似ている感じだ…。

                  宿泊した部屋の様子(513号室)

チェックインも済み、旅館の方の案内でエレベーターに乗り込んで部屋に向かうが、改装してある内装と裏腹にエレベーターはかなり年代物だと分かるタイプだった…。通された部屋はロビーの上方5階の東館の部屋。前方には正面玄関の向こうに男鹿川と温泉街が見えてまあまあだ。部屋が何故か外側のほうに向かって狭くなっていえるのが不思議な造りの部屋だった。この時期で一番安い料金クラスを利用したが、それでも2食付で¥14,700するが仕方ないのかも…。
部屋からの川治温泉の眺め

とりあえず腰を落ち着けてゆっくりするが、自分の体調があまり思わしくない。昼食に食べた舞茸の天ぷらに胃がもたれたようで、加えて軽い頭痛であまり動きたくない。しばらくすると元同僚Ki友人Iが川治温泉を散策に出かけるというので見送った。本当は少し出歩いてみたかったがちょっとキツかった。残った同僚Kと静かに部屋でゴロゴロして午後の一時を過ごした…。
体調が少し回復した16:30頃、一度館内の温泉に入った。幸い連休で満室のはずがまだ大浴場は空いていた。
17:00過ぎには出掛けていた2人も戻って夕食までのんびりとしていた。ベランダから正面玄関を見下ろすと、続々と宿泊客が到着し、自分達がチェックインした時にはガラガラだった玄関前駐車場も車で溢れていた…。
夕食はチェックインの際に利用時間を聞かれ、18:00・18:30・19:00と選択出来たので一番遅い19:00を希望。まだその時は食後だったからそう言ったのだが、胃もたれしたのでなるべく回復出来る時間が取れて今となっては助かっていた。日没後も各自温泉行ったりTV見たりしているなか、自分はひたすらゴロゴロして胃の回復を待っていた…。

      賑やかな夕食会場の様子            定食とバイキング併用の夕食

夕食時間が来て19:00に夕食会場に向かう。自分の胃もなんとか回復し、たくさんは食べられないが色々手を出せそうだ。会場はステージもあるような大広間で、小さな体育館のような場所に壁側ぐるりとバイキング料理が各種、中央付近に多数のテーブル席が配置されていた。
各テーブルに部屋番号と名前が書いてあり、指定された席に行くとそれなりの定食が並んでいた。ここはある程度決まった食事があって、それ以外とごはん・味噌汁・デザートやお茶・コーヒーなどが取り放題のセルフサービスになっているようだ。確かにごはん類や汁物・デザートなどは人によって量を食べる人・食べない人がいるから合理的なシステムかもしれない…。また、部屋や予約コースによって指定された料理が並んでいるが定食の部分に大きく差があって、テーブルによっては大きな鍋やカニ・エビがいる席もあった。自分達の席は一番安いコースで上記画像の通り…。
   布団が敷かれた部屋の様子

定食部分はそれなりの内容で良くも悪くも無い感じだが、バイキングになっているほうは欠品が多く、3回に時間を分けて後の回の人が不利益を受けているのは平等でない。内容も大したこと無いがあまり多くは欲しくないものばかりだった…。そのため旅行に来て夕食時間は普通なら1時間ぐらいかかるが、今回は19:40には終わってしまった…。部屋に戻ると布団が敷かれていて、しばし部屋でテレビでも見ながらのんびりする。

             夜だけ使える露天風呂「懸崖(けんがい)」の様子

21:00過ぎてから夜の数時間だけ入れる浴場に向かう。この旅館は内装の趣向と大きさが全く違う2種類の浴場があって、それが男女浴室を入れ替えて利用出来るが、普通の温泉旅館だと夜中のうちに入れ替えて宿泊当日と翌日で2種類の浴場に入れるのが一般的なのに、ここの旅館は和風で落ち着いた内装で露天風呂の浴槽も2つもあって豪華な浴場のほうを男性が夜の2~3時間しか利用出来ないかなり不平等なシステムを採用している。ここも夕食後~22:00頃までしか入れないと言うので無理して体験しに来たようなものだ。
全館満室のはずだが幸いなことに先客が1~2人しかいないので、人が去ってから撮影してみた。夕刻入った浴場の上階にあって、浴槽も大きく露天風呂も山の斜面が近くて自然の景観にも溢れていて、こんな真っ暗な時間にしか利用出来ないのが不平等極まりない。もう一つの浴場の画像は10月7日の項で…。

              内風呂の「蘭綾(らんりょう)」と脱衣所の様子

30分ほど内風呂・露天風呂と渡り歩いてそれなりに堪能すると後客が入ってきたので退散する。
夜は誰かが持参したカードゲームで盛り上がって0:30まで3時間ほど遊んで0:45就寝した。


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