10/19 土・日きっぷ旅行 10/19～21 ドリーム横浜・仙台号編

 

今回も一人で他の人がやらないような旅をしてみようと思いついたのは、お盆も過ぎた８月中旬ころだった。
当初、予定の無かった９月下旬に実施しようとしたが、いろいろと予定が入ってしまったために今回行くことになった。この旅は今年の７月に仙台の金券屋で東京行きの安いきっぷということで受け取った時から何となくうずうずして、これを駆使してきっぷのエリアを広範囲に元値以上に乗りまくることによって、いかに乗り物好きのバカちんさが表現出来るかをコンセプトに計画してみた。本当は無計画でやみくもに乗り回したいが、土日しか休めない身分ではきっぷの能力を十二分に活かせないので、９月中にプランを練ってきっぷや指定券の獲得に乗り出していた。当初はきっぷの効力の通りに土曜の早朝から行動開始予定だったが、１０月に入って夜行バスで前泊すればさらにたくさん乗りまわせると分かり、前日金曜の夜からの出発にした…。

旅の初日は6:00起床。まぁいつも通りに会社に行くため準備して出かける…。一応金曜日は普段通りに出勤して、残業もして20:30に一旦帰宅した。
出発時間まであまり無いので、手早く夕食と入浴を済ませて旅支度をして22:05に半ば慌てて自宅を出発。夕刻から小雨が降り出して、出かける頃にはかなりの降りになったので、自転車で駅まで行く予定を取り止めて近くのバス停から駅方面への最終バスに乗車して戸塚駅に22:25到着。戸塚22:27発の東海道線快速アクティーに乗れて１０分の乗車で横浜に22:37到着。
今夜、旅のスタートは横浜から仙台行きのドリーム横浜・仙台号だ。出発まで少しあるので東口のバスのりばに向かいつつＹＣＡＴそばにあるローソンで買い物してから出発１３分前の22:47にのりばに行くと既にバスは停まっていた…。

　　　　　　　　　　　　　ドリーム横浜・仙台号のＪＲバス東北と側面方向幕

深夜時間帯になるのでバスのりばも閑散としている。バスものりばが空いているからなのか早めの入線で助かる。バスのりば一番北寄りが中・長距離バスのりばになっていて、自分が乗るバスの前方には盛岡行きの岩手県交通、後方には奈良行きの奈良交通バスと３方面のバスが停まっていて、しかも週末金曜の夜なのに静か過ぎる。どのバスも最近の会員制の格安ツアーバスに客を取られているのか厳しい状況のようだ…。
自分の乗る仙台行きも週末を見越して２台運行で座席数を増やしているようだが、自分が乗る２号車は発車時間まで待っても４人しか集まらなかった。１号車も満席では無いようで、乗っている自分には有り難いがこのバスの運行の先行きに不安も感じる…。

　　　　横浜駅出発直前の車内の様子　　　　　　 品川Ｂ．Ｔ．からは最後尾カーテン付き席を利用

横浜駅東口23:00発仙台駅東口行きＪＲ東北バス運行のドリーム横浜・仙台号は定刻に発車した。
当初指定された座席は２号車の１Ｃで運転席のすぐ後ろだが、前に壁のある最前席は寝るにはキツい席でもある。横浜発車しても車内は４人で席も空いていたので、乗車改札時に運転士に後方席に移動したいと申し出たら、この先乗車扱いのある品川Ｂ．Ｔ．を出発しても空きがあれば移動してＯＫと言うので、しばらくは景色を眺めながら品川に向かうことにする。
バスは第１京浜(国道１５号線)を少し進んで首都高速横羽線の東神奈川ランプから23:06に高速に入り、時間稼ぎをするように定速にて首都高を走る。それでも深夜になる時間帯の高速は空いていて、気を抜くと早く着いてしまいそうになるのを我慢しながら走っているような感じに進む…。そんな走りでも多摩川を23:18に渡り、その後もモノレールを横に見ながら淡々と走って芝浦ランプで23:30に一旦高速を降りて、再び交通量の少ない一般道を普通に走っていくと、品川～泉岳寺間の第１京浜脇にある品川バスターミナルに23:38到着。１号車は先に着いていて乗車改札が終わっていた。こちらも乗客が乗り込んできたが結局５名増えただけで総勢９名で仙台に向かうことになった…。
週末金曜で意外なほど車内は空いていて、余裕で最後部座席に移動して落ち着くことにした。バスはこの先再び芝浦ランプを目指して0:00に首都高に入ると車内の照明も消されて、その後も空いた首都高をスイスイと両国Ｊ．Ｃ．Ｔ．を0:10に通過、首都高６号～Ｃ２～Ｓ１川口線を順調に走る。自分も既に目を閉じて寝ていたが何となく気になってバスが減速したときに外を見たら0:34に東北道の浦和料金所を通過した…。