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8/14 青春18甲信越横断旅行 8/14~16 上越国境~飯山線編 [国内旅行]

 

お盆休みを勿体なくも自宅で過ごしたくなく、富士登山の筋肉痛も残るが新たな旅の計画を立ててみた。去年の旅行みたいにお盆休みの混雑に紛れて特急列車に乗りまくる旅行とは対照的に、いつもやっている鈍行旅のほうが気軽に予定が立てられるので、一応大まかにはルートは決めているがホテルの予約だけを入れて途中の行程は面倒になったり別のことがしたくなったらすぐ変更出来るよう指定席などは取らず、青春18きっぷのみを購入して当日を迎えた…。

旅行当日の朝は4:10起床。こんなに早く起きたのは久しぶりだがまだ外は暗い。身仕度して自宅を4:35に出発、地元駅を始発電車に乗ってそのまま川崎にて5:25下車した。6分乗換えで川崎5:31発立川行き南武線に乗って、時々寝たり景色を眺めたりの乗車で53分の乗車で終点の立川に6:24到着した。

   川崎まで乗ったE233系京浜東北線         山手線お下がりの205系南武線

首都圏を抜けるまで通勤電車ばかりの乗継ぎになるが、5分乗換えで立川6:29発の拝島行き青梅線に乗車。普段の平日ならこれから通勤輸送に使用するための車両送り込みを兼ねているのか、殆ど乗客がいない10両編成で途中の乗り降りも少ないまま5駅12分の乗車で終点の拝島に6:41着。一応、旅行のスタート地点はこの拝島からを想定していて、そこまではどれでも早く行けるルートを探して、横浜線か南武線、または都心回りの中央線も選択肢に入れていたが、南武線経由が早かったのでこのルートで来た。

     拝島までのE233系青梅線        山手線改造の205系3000番台八高・川越線

拝島までの各路線は飽きるほど乗っているが、一部電化してからの八高線に乗ったことが無かったので、それを確認する意味で久しぶりに乗ってみることにした。
ホームには既に電車が停まっているのにドアが全部閉まっていた。中に乗客がいるのに…と思っていると、夏なのにドアが押しボタンで開け閉めするようになっていた。冬にはよくあるが夏も冷房効率を高める意味で使われているらしく、それなら首都圏内も是非使ってもらいたいものだ。そんな4分乗換えにて…、[電車]拝島6:45始発の川越行き八高・川越線は発車した。
この先からようやく街並みから外れて自然の多い場所へと進んでいく感じだ。しばらくは横田基地の西側を走り、ひたすら北に進むと左手から秩父山地の山々が近づいてきて、何となく街と自然が入り組んだような場所を縫って走って、拝島から27分の乗車で高麗川に7:12到着した。

       小ぶりな高麗川駅舎                 キハ110系八高線

八高線の電化区間はここまでで、この先はディーゼルカーに乗り換えることになるが列車本数も少なくなるので、接続に余裕を見て1本早い電車で来た。一旦駅前に出て軽く周囲を眺めてからホームに戻り、既に停まっている列車に乗り込んでおく。その後八王子からの電車が来て十数名が乗り込んで…、[電車]高麗川7:28発高崎行き八高線は発車した。
2両編成の列車は立つ人が出るほど混んでいないが、接続が短い後の電車で来ると好きな座席に座れない程度で、自分は10数年ぶりに乗るから少し余裕をもって乗車した。
沿線は引き続き秩父山地と関東平野の境目のような場所を北上して途中、越生・小川町・寄居など私鉄との接続駅での乗り降りもあるが車内の乗客数はあまり変わらず、その後児玉・群馬藤岡など高崎が近付くにつれて乗客が多くなって、高麗川から1時間29分の乗車にて終点の高崎に8:57到着した。
大宮にも似た高崎駅ビル(拡大します)
        駅ビルの高崎駅西口          自由通路内のたかべんにて限定弁当購入

この先は上越国境を越えて飯山線を目指す予定だ。次の上越線まで20分乗り換えなので、駅西側にある高崎駅前通に立ち寄った。ちょうど9:00になって旅行貯金をする。最近は土日にしか休めない身分なので以前のように熱心に出来なくなったが、久しぶりの平日旅行で1,104局目の貯金をした。郵便局から駅に戻るとそろそろ出発時間に。改札口前に高崎駅弁たかべんの売店があったのが目に付き、朝から何も食べていないので朝販売数量限定の駅弁(上州の朝がゆ¥350)が残り1個だけあったのですぐに購入。そのまま小走りでホームの電車に乗り込み…、[電車]高崎9:17発水上行き上越線普通電車は発車した。
見る機会が減ってきた115系電車(拡大します)静かな上牧駅で下車

発車間際に乗ったので少しだけ空いている座席へ座った。短距離乗車客か数人がちらほら立つくらいの乗客数で、少し混んだ様子なので駅弁開封はお預けにした。電車は高崎を過ぎると市街地を抜けて次第に関東平野も狭まって周りの山々が迫ってくる感じだ。渋川を過ぎると利根川沿いにその渓谷を遡るように走り…、高崎から58分の乗車で上牧にて10:15到着、下車した。
当初からありそうな上牧駅舎(拡大します)
      穏やかな雰囲気の上牧駅舎             警備員駐在の上牧郵便局

結局車内は上越国境越え目的の乗客が多く混んだままだったので駅弁はお預けとなった。この辺りでしばらく上越線を行きつ戻りつしながら各駅を訪れる予定にしている。上牧駅は無人駅みたいなのでそのまま駅を出て、駅前の県道を少し戻るように歩くと上牧があって1,105局目の旅行貯金をして駅に戻る。
朝限定弁当の中身(拡大します)
         残り1個だった朝限定の朝がゆ弁当を上牧駅ホーム待合室で食べる

ここから1駅戻って後閑に行ってから上越国境を目指す。単純に水上方面の電車に乗り続けても短い時間に降りられる駅が限られてくるので、下りと上りの電車をうまく利用して1駅しか行けないところを2駅訪問出来るようにしている。
それでも次の電車まで時間があったので、ホームの誰もいない待合室にて高崎で購入した駅弁を食べることにする。多少時間が経っても暖かなままになるように発泡スチロールの容器に収まっており、まだ多少温もりが残っていた…。
この辺りでは当たり前のように走る115系電車(拡大します)またも115系の上越線に乗る

弁当はお粥だけなので食べる時間はあっという間だった。その後も待つこと数分で電車が来て、[電車]上牧10:42発の水上始発高崎行き上越線普通電車に乗り込み、1駅乗った後閑にて10:48下車した。下りと上り電車をうまく利用して行きつ戻りつ乗り降りすれば下り列車だけで1駅ずつ乗り降りするより同じ時間で多く訪問出来る駅を増やせる。ここ後閑駅は駅前広場を右へ少し行った場所に後閑駅前簡易があるので本日3局目の訪問をする。

           後閑駅舎                駅前右手の後閑駅前簡易郵便局

郵便局の訪問を終えたらすぐに駅へ戻ると数分待って下り電車に乗り込み…、[電車]後閑11:18発の高崎始発水上行き上越線普通電車は発車、2駅先の終点水上に11:30到着した。
ここではすぐに接続する電車へ乗り換えるために跨線橋を渡って隣ホームに停まっている電車へ他の乗客と一斉移動して…、[電車]水上11:33発長岡行き上越線普通電車は発車した。
自分は途中の駅ですぐ降りるのであまり必死に乗換えなかったが、この先の道中が長い人はかなり必死だったのでは…。車内は全員が座れるくらいの乗り込みで、早く座らないと希望の席が取れない程度だった。水上を発車するとすぐ鉄橋を渡ってさらに山深い山間部を走ると、さっそく新清水トンネルを入ってすぐの湯檜曽に停まり、そのままトンネルを走って水上から9分の乗車にて土合に11:42到着、下車した。
新清水トンネル内にある土合駅下りホーム(拡大します)
      トンネル内の土合駅ホーム           地下駅でない本物のトンネル駅

お盆休みで夏の暑い時期もあってか降りる乗客は家族連れを含めて結構多く、5~60名は降りたようだ。この駅から少し歩けば谷川岳ロープウェイののりばも近いが、それは改札口を出てからの話で、この駅は降り立った下りホームのトンネルから地上へ出るのがかなりキツくて有名だ。
出口が遥か遠くに見える(拡大します)
    これから500段近い階段を登る…             手すりに案内版が

降り立ったホームは長大トンネルの途中だけあって夏でもひんやりしていて逆に寒いくらいだ。以前は側線にホームがあったのを、側線を潰して本線上に直接ホームを設置する工事をしていて仮設のホームから出口を目指す。駅舎への階段前にも案内があるが、約500段の階段で標高差70mを上り、約500mかけて移動するかなり体力勝負の駅である。自分は画像を撮りながらゆっくり進んでいたので、既に先頭集団は出口へ向けて階段を途中まで上って(登って)いる。
よく登ったと我ながら感心出来る(拡大します)
    頂上付近で振り返ると下が霞む…       トンネルから駅への歩道が道路を跨ぐ

自分も先頭集団から遅れること11:48に出口へ向けて登山開始。階段は5段刻みで踊り場を設けていて割と緩やかな傾斜を登っていく。出口に見える明かりは結構遠くにポツンと見えて遠く感じるものの、先週は富士山を登った身分なので黙々と歩を進めれば、表示の通り10分ほどでトンネルから抜け出た。その先は一旦国道を跨ぐ通路になっていて、そこを越えると再び駅舎に向けて階段があって、ゆっくり撮影しながらでも12分ほどで土合駅舎に12:00ちょうどに到着して外に出た。
中は廃墟に近い無人駅(拡大します)建物は立派な土合駅舎

駅舎内はずいぶん以前に無人化されたようで荒廃していて、各種案内看板とベンチぐらいしか無く、駅前広場も砂利敷きの未舗装で、マイカーなどで駅に乗り付けて駅構内を見物しに来ている人も間々見られた。
この後しばらく待てば上り電車があるが、その前に駅前からバスが出ているのを確認していたのでバス停で待つこと数分で遅れて来たバスに乗り込み…、[バス]土合駅前12:08発の谷川岳ロープウェイ駅始発水上駅行き関越交通バスは2分遅れの12:10発車した。

            谷川岳ロープウェイからの関越交通バスと車内の様子

このバスに乗って上り電車より先行すれば1駅先の湯檜曽駅も見物出来るので、行きつ戻りつの旅はバスも利用して効率的に行っている。車内は谷川岳見物に行って来た行楽客が10数人乗っていて殆どが純粋な観光客で、皆始発から終点まで乗り通しそうなところを自分だけ途中乗車して、7分の乗車にてゆびそ駅前に4分遅れの12:17到着、1人だけ下車した。

           湯檜曽駅舎             新清水トンネルを入ったばかりの下りホーム

僅か7分の乗車だが¥380かかるのは観光路線だからなのか、少し手前のゆびそ温泉なら¥260で済んでいたが基本的に運賃の賃率が高めだった。駅前と称したバス停は何故か駅の手前50mほどの道路上にあり、少し進むと湯檜曽駅と傍らに湯檜曽があったので本日4局目の旅行貯金をした。ここも利用者無くすぐに手続きされて隣の駅へ行くと、ここも古びているが立派な駅舎は無人で、目立った観光要素も特徴も少ないので誰もいなかった。駅舎の向こうは上り線の向こう側に山があって、ここを突き抜けるように下り線ホームの案内があって進むと、新清水トンネルに入ってすぐの下りホームがあった。ここはトンネル入口に近いので土合駅ほど涼しさを感じない外気より少し涼しいくらいのホームだった。
あさっての方向へ走る列車がここに来るとは…(拡大します)ループ線を実感出来る駅(拡大します)
     上り線向こうに列車が接近…             3分後にその列車が到着…

人がいないと暗いトンネル駅はかなり不気味で、人が多くて多少ウンザリしていた土合駅のほうが身の安全上は良いのかも知れない。次乗る上り線へ駅舎横の階段を上がるとこちらには1名利用者がいて、少しするとホーム右手の山の中腹に走行音を響かせて電車が走っていくのが見えて、一旦トンネルに入って視界から消えた3分後にホームへその電車が到着して乗り込み…、[電車]湯檜曽12:32発の長岡始発水上行き上越線普通電車は発車した。
上り電車もこれから関東方面へ向かう旅行者で混んでいて、中には土合駅で見かけたような輩も乗っていた。僅か1駅6分の乗車で終点の水上に12:38到着した。多くの乗客は高崎方面への電車へ乗り換えて一斉移動していた…。
       駅前は最近整備されたばかり(拡大します)
       水上駅前簡易郵便局              郵便局から見た水上駅前広場

水上で約1時間後の電車で折り返すため、多少ある時間で付近の散策と食事に充てる予定だ。まずは駅前広場向かいにある小さな水上駅前簡易にて本日5局目の旅行貯金をしてから、何か良さそうな食事処を探しつつ水上温泉方向へ線路沿いを歩くこと10分ほどで温泉街中心部に水上へを見掛けて本日6局目の貯金をした。
温泉街も目ぼしい食事処が無いまま水上駅へ引き返したが、帰りに利根川沿いの遊歩道を歩いて駅に戻った。まだこの辺りの利根川は渓流っぽい雰囲気で、舗装道の照り返しのキツい表通りを歩くよりは多少涼しさを感じながら歩けた。

     温泉街そばを流れる利根川              再び上越国境へ向かう

あまり食べたくなるような飲食店が無かったのでコンビニも探したが全く無く、仕方なく13:10には駅に戻って駅構内の売店でパンを買って、富士登山で余ったカロリーメイトと共に車内にて昼食とした。先ほど乗ってきた電車が折り返しでそのまま停まっていて、高崎からの接続電車が来ないうちに先に良さそうな座席へ座っておいた。その後13:24には高崎方面からの電車が到着して一斉にこちらの電車へ乗客が移動すると、3両編成の電車は立ち客こそ出ないがそこそこ混んだ状態になってその後もしばらく発車時間を待って…、[電車]水上13:44発長岡行き上越線普通電車は発車した。
冬の雪深い場所も夏は田園地帯に(拡大します)
   食事取れずに有り合わせで車内食           越後中里付近の田園地帯

今度の電車は上越国境を乗り通して新潟県側へ進む。先ほど乗り降りした湯檜曽・土合を通って新清水トンネルを抜けると夏の入道雲が迫った穏やかな高原地帯だった。土樽から越後中里にかけて広い丘陵地帯を高低差を稼ぐように大きく回り込みながら沿線を下り、水上から40分弱乗った越後湯沢に14:22到着すると乗客が入れ替わった感じで、地元客も多少増えてそのまま魚沼丘陵地帯を緩やかに下りつつ田園地帯を眺めて走り…、水上から1時間1分の乗車にて六日町に14:45到着、下車した。

         六日町から乗車した北越急行ゆめぞら号と普段は普通な車内の様子

この先は長野県方面へ移動するが、越後川口からキッチリ飯山線にも乗りたいところを、時間短縮のために北越急行を使って十日町へ先行する。路線の乗り潰しに関しては既にJR全線乗車済みなので、なるべく景色の見られる日中にあちこち移動する事に重心を置いている。
トンネルばかりの区間なのでヒマ潰しに最適かも(拡大します)長大トンネル入ると車内が映像シアターに…

同じように乗り換える人が2~30人続いたが、乗り換えた北越急行は2両編成で適当にバラけて空いた感じで座ったところに、地元の合宿帰りの小学生一団が乗り込んできてちょっと迷惑だったが、自分が乗っている時間が短いので我慢することにして…、[電車]六日町14:48発直江津行き北越急行は発車した。乗車した車両はイベント列車に使用するゆめぞら号という電車で、トンネル区間の多いこの路線で長大トンネルに入ると照明が消えて天井が映像シアターになる設備が付いている。地元客で見飽きたような人はデッキ部分が通常の蛍光灯照明になっているので避難できる。 自分が乗った電車も六日町を発車してしばらく走ると長いトンネルに入って1回5分間だけその上映が見られた。そんな映像を眺めて少しすれば、六日町から14分の乗車にて十日町に15:02到着、下車した。
JR側の駅舎は昔からの地味な雰囲気(拡大します)
          十日町駅舎               アーケードの下に横向き歩行者用信号

十日町から次の長野方面への飯山線まで1時間少々あるので、郵便局巡りをしながら街歩きをしてみたい。まずは駅を出て線路沿いを長野方面へ歩いて少し西へ進んだところにある十日町高田で本日7局目の貯金をして、その後は線路東側の市街地中心部へ進んでアーケード街にあった十日町本町簡易で8局目の貯金を済ませた。この街の本局である十日町は1991年8月に351局目として済ませていた。
市内の郵便局を2局も巡れば20分ほど経過していたので、あとは街を見物しながら駅へ戻っていると、アーケードの軒先に横向きに設置されている歩行者信号機を初めて見た。普通は縦置きされる歩行者信号機が雪を避けるためにアーケードの下に設置されているのだが、これも地方独特の設置方法みたいだ。他の豪雪地帯でも見たことが無いこの街オリジナルかもしれない…。

       長野まで乗車した飯山線キハ110系気動車とまだ空いている車内の様子

街を巡っても買いたい物も無く、駅までの道すがらにコンビニも無いのでそのまま15:45には駅へ戻ってしまった。幸い、次に乗る列車は既にホームに停まっていたので、さっさと改札を抜けて希望の座席に座って発車を待った。接続の飯山線も無く、北越急行も発車時間ギリギリに到着するので、1両編成の車内にはポツポツと地元客が乗り込む程度で乗換え客もそんなに多く乗らないまま…、[電車]十日町16:13発長野行き飯山線は発車した。

      信濃・千曲川の流れを遡る            途中から夕立で景色が霞む

飯山線は地味な路線だ。信州の山奥から新潟市まで流れ出る千曲・信濃川に沿うように走る路線なので途中に峠などの険しい区間も無く、大きな都市も無いのでひたすら同じような川幅と風景の中を淡々と進んでいくだけの路線である。車内には買い物・部活帰りの地元客が乗っているだけで観光色も無く、静かに歩を進めていく。当初は曇っていた沿線も次第に空が暗くなってきて、森宮野原を過ぎた17:00過ぎ頃からポツポツと雨が降り出した雨が夕立となった…。
後方に増結を待つ小雨の駅構内(拡大します)
   途中で増結停車した戸狩野沢温泉駅         雨上がりで夕日も見えてきた

そのうち小降りになってきた雨はそのままで、十日町から1時間21分乗車した戸狩野沢温泉に17:34到着。ここで下り列車交換と車両の増結のため28分停車するというので少し駅外へ出てみた。ここは駅名の通り野沢温泉への玄関口みたいだが、マイカーで来る人や長野や飯山から直通バスが出ているからか、学生など地元客は多いが観光らしき人は皆無で観光駅っぽく無かった…。
列車の増結は下り列車から切り離した1両を上り列車に繋げるだけで、乗っていた運転士も駅員と手伝って作業していた。ここで2両編成になったが意外にも地元客が多く乗り込んで、2両とも多少空席があっても立つ人が出るほど混んだまま、戸狩野沢温泉を18:02発車した。
その後も沿線の景色はあまり変わらないが、雨が上がっても遠くの空で稲光のようなものがピカピカ光っているのが気になった。戸狩野沢温泉から乗り込んだ多くの乗客は飯山に18:14着くと大半が降りて再び静かで空いた車内へ戻ってしまった。
開業120周年の旗が上がる(拡大します)長野駅のコンコース

飯山を18:15発車後、外も暗くなってきて景色も見辛くなってきた頃、様子がおかしくなってきた。2駅進んだ替佐に定刻の18:30に着いた後、対向列車が先ほどの夕立でどこかの接続列車を待った影響で遅れて到着し、こちらも16分遅れで替佐を18:48発車した。遅れはこのまま回復することなく信越本線と豊野で合流して、多少遅れを回復して終点1駅前の北長野で再び小停車。何でも長野駅ホームの列車が埋まっているとかで2~3分待たされて北長野を17分遅れの19:17発車、十日町から3時間9分の乗車にて終点の長野に16分遅れの19:22到着した。
天津丼とラーメンのセット(拡大します)
      長野駅ビル ティリア内にある 大阪王将 で食べた丼セット[天津丼](¥860)

この後は今夜の宿を予約している小諸へ向かうだけだが、夜の小諸に着いても食事処が閉まっている恐れもあるので長野にて夕食をとってから向かう予定でいた。長野19:14発小諸行きの電車も飯山線との接続を待って遅らせていたが、自分はこれを見送って改札口を出て食事場所を探した…。
長野は昔から親戚も多くいて馴染みのある場所なので、特に土地の特産品を食べるつもりも無く、長野駅善光寺口左手にあるミニ駅ビルティリアという2階建ての小さな建物に集まっている飲食店街で、昨年の2007年8月も1階のマクドナルドを利用していて意外と利用している場所から、久しぶりに食べたいと思った天津丼を出している店を見付けたので19:30に迷わず入った。
この辺りでは珍しい大阪王将で、関西圏へ行った時も食べたことの無い店だったので、試しに食べてみるのに却って好都合だった。店内は結構客が入っていたが、1人用カウンター席に座って注文すること7~8分で丼セットが出てきた。今日は昼食もロクに食べていないような状況だからかなり美味く感じた。

         小諸まで乗車したしなの鉄道直通JR115系電車(方向幕が赤幕)

急いで食べたつもりはないが腹が減っていたのですぐに食べ終わって、19:50には再び駅へ戻って今日の最終行程の電車に乗り込んだ。電車は既に停まっていて、通勤や買い物帰りの人や・部活帰りの学生などが程よく座っていて、お盆休み期間なので通勤で混むことも無く…、[電車]長野19:58発小諸行きしなの鉄道直通の信越本線普通電車は発車した。
電車はJRの115系電車だが、しなの鉄道も同形式の電車を譲渡されて使用して長野まで乗り入れている。元々JR東日本が長野新幹線開業の代わりに手放した区間なので、ある程度の利便性に責任を取った形で長野まで乗り入れている。篠ノ井からしなの鉄道と別会社になるため青春18きっぷが使えないので、篠ノ井を過ぎてからしなの鉄道の車掌より乗車券を購入した。
沿線は既に真っ暗で何も見えないが、この辺りは幼少の頃より何度も乗っている区間のため移動さえ出来れば不都合は無い。
電車はあまり途中からの乗車が無くて降りていくばかりだが、戸倉や上田などで多少乗客が入れ替わるものの小諸へ近付くにつれて車内は閑散として…、長野からちょうど1時間の乗車にて終点の小諸に20:58到着した。
明日乗車予定の列車が表紙の時刻表(拡大します)国鉄チックなままの改札付近(拡大します)
 信州版時刻表と車内購入しなの鉄道乗車券   国鉄時代から変わらない小諸駅改札口付近

小諸駅に降り立つと案の定、駅の周辺は真っ暗で殆どの店が閉まっていた。予約していたホテルは駅から300m程東へ歩いた場所にあるので、人の気配の少ない駅前通りを歩いてホテルへ向かう前に、下調べで確認しておいたコンビニへ立寄って酒とつまみを前もって買い込んでから、さらに街灯も少ない裏通りにあるつるやホテルに21:10到着し、チェックインした。
周囲は真っ暗なつるや玄関付近(拡大します)
   今回泊まったつるやホテル入口外観          和風なフロント付近の様子

お盆休みでもこの辺り一帯は住宅地なのか、旅館の付近は静まり返っていて逆に不気味なくらいだ。フロントでチェックインしていると1階の奥方が座敷になっているようで、何か宴会らしい騒ぎ声が聞こえる中を部屋へ向かった…。

           和風で落ち着いた雰囲気のシングルルームの様子(308号室)

部屋はシングルルームだが、窓に障子戸が付いて和風なイメージになっていて好感が持てる。内装や調度品も草臥れた感じも無く綺麗で、手入れの良さを感じた。
さっそく荷物を置いてからシャワーを浴びてサッパリしてから22:00過ぎよりTVを見ながら一杯始めた。明日も早いので飲んだら今日のまとめと明日の準備をして、日付が変わる前に23:30就寝した…。
      
   ユニットバスも一般的ながらも綺麗              今夜の一杯


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