8/31 道東一周旅行 8/29~31 札沼線途中離脱・帰宅編 [国内旅行]
札幌での朝は6:10起床。まだ寝ていたいが無理して起きた。
週末の短い時間に北海道へ来たのでなるべく有意義に利用したいと思い、帰りの飛行機までの時間で札幌周辺を巡ってみる予定だ。
一夜明けたホテル前の景色
目覚めにシャワーを浴びて身仕度してから6:30に2階フロント前のロビーにて朝食サービスで食事をする。以前も同系列のホテルを利用した時と同じく、パン中心の洋食系メニューが喜ばしい。経営者がおバカだったT横インの朝食サービスより自分にはこっちのほうが良い。さすがにパンの種類は少ないが…。
朝食会場とそのサービスコーナーの様子
食後は部屋に戻って荷物を取ってくるだけで、すぐに6:45チェックアウト。関東地方より少し涼しめな気候を感じるために、駅まで短い距離を地下道を通らずに地上から向かった。
R&Bホテル札幌北3西2外観
今日は夏休み期間に購入してあった青春18きっぷを使って札幌周辺を回ってみたいと思う。道内の路線はJR北海道発足前後の1987~1988年で全て乗り潰しているが、今日の限られた時間内に回れそうで最近利用していなかった札沼線にもう一度乗ってみることにした。ホントに昨夜まで行き当たりばったりで予定していなく、昨夕に札幌駅に着いてから駅の時刻表などで確認して大ざっぱにプランを立てておいた。
札沼線のキハ40系気動車 街を外れたら長閑な風景に…
どうせ乗るなら札沼線全区間乗りたいので列車を調べると3往復しか無い…。そのうちの1本がこの時間に出るために早起きをして札幌駅に立っている。6:55にホームに上がると既に列車は入線していたので乗り込む。まずは途中の石狩当別までの3両編成のディーゼルカーだが、自分の乗りこんだ車両から離れた場所で大きな荷物を引きずった年配のツアー客一行が乗り込んでいたのを確認していたが、これが後でエライ目に遭わせてくれることとなった…。
札幌7:02発石狩当別行き札沼線普通列車は発車した。まずは3両編成のディーゼルカーで、車内にはいかにも青春18きっぷ絡みで乗っている連中も朝早くから多く見えたが、それでも3両もあるので空いていて自分も空いているボックスシートに合席して座った。沿線は札幌市街のベッドタウン化で住宅地が多くしばらくは建物が続く風景だが、20分も走れば遠くに田畑や雑木林・原野などが見えてくる。地元客らしき人は降りる一方で乗ってこないのでさらに空いてきて、札幌から45分の乗車にて終点の石狩当別に7:47到着した。
石狩当別から1両編成の同型車に… 石狩月形で小休止して逃げ出す
ここから隣のホームに停まっている1両編成の列車に乗り換えるのだが、当初はさっさと乗り換えた乗客で各ボックスシートに2~3人ぐらいで落ち着いて座ったところに、後から場違いなスーツケースを転がした年配者のツアー一行が乗り込んできてから大変な騒ぎになった。
そいつらが乗り込むとせっかく落ち着いて座っていた座席がたちまち満席になり、かつ通路には邪魔なことにスーツケースが置かれて静かなローカル線の旅など出来ない有様になってしまった。自分のボックスシートにもマニア君と対面で座っていた場所に年配の夫婦が追加されて満席に。1両編成の狭い車内には立ち客も出て4分乗り換えの後、石狩当別7:51発の新十津川行き札沼線普通列車は発車した。
石狩月形駅舎と急遽利用した中央バス 以前はどこにでもあったような駅舎内
結局3両編成に散らばっていた乗客が1両に集約された格好で走っているような感じでのんびり静かなムードはまるで無い。しかもツアーの年寄り共でガヤガヤと会話しているのも迷惑な話だ。自分のボックスシートに座っている年配夫婦が徐に取り出した行程表を盗み見ると、近畿日本ツーリストのツアーでこの路線が組み込まれているらしく、のんびりムードのローカル線が味わえるとなっているようだ。老夫婦も「もっと静かな雰囲気が味わえるかと思ったのに…」とか言っているが、それを台無しにしたのは当の本人達と気付いていないのが憎たらしくも思えた。
こちらも五月蠅くも混んだ状況で我慢の乗車をするつもりで来たのでは無い。とてもこんな状態で1時間半も乗っていられなく逃げだしたい気持ちでいたところ、石狩当別から33分走った石狩月形に8:24に到着すると、上り列車待ちで16分停車するというので耐えきれずに車外に出た。
ツアー連中もマニア連中も皆、外へ出て撮影大会になっている中、自分は駅舎で何か退避する手段はないか探すために駅前に立つと傍らにバス停を発見し、よくよく見るとまもなくバスの便があるので、これを利用しようと急遽、列車内の荷物を回収して途中下車することを即決した。
自分は既に札沼線を全線乗っているので、わざわざ混んだ列車で乗り通す必要性も無いのでそこから逃げ出した。数分待つと本数の少ない唯一のバスが来たので乗り込んで発車を待つ。石狩月形駅8:40発岩見沢ターミナル行き北海道中央バスは定刻に発車した。奇しくも混んだ列車と同時発車となった。
乗車は数人のバス車内の様子 石狩平野の田園地帯を走る…
こちらのバスには地元客1名と自分のみ。程なく高校生を乗せてから石狩川を渡って道道6号線を右折すると岩見沢市に入った。この辺りは石狩川流域の広大な平地を利用しての大規模水田が無限に広がっている場所で、見渡す限り黄緑のじゅうたんが敷いてあるようだった。そんな中を走りながら所々で乗車があっては停まり、走っての繰り返しで次第に市街地に入ってきたかと思えば、石狩月形駅から43分の乗車にて終点の岩見沢ターミナルに3分早く9:23到着した。
美術館のような岩見沢駅舎 731系と721系の併結列車に乗る
岩見沢駅もしばらく見ないうちに立派な駅舎になって、まるで美術館か博物館のようだった。よくよく調べると2000年12月に火災で焼失したらしく、2007年6月に建て直されたそうだ。予定外の行動なので列車の時刻も調べて無いが、幸い数分後に普通列車があるので青春18きっぷでそのまま入場してホームに降りた。岩見沢始発9:35発小樽行き函館本線普通電車は発車した。列車は形式の違う3両ずつの列車を2編成繋いだ6両編成、始発でかつこの辺りでは長めの編成だったので車内はガラガラ、のんびり石狩平野に広がる水田地帯と徐々に建物が増えてくる札幌近郊の街を眺めながら43分の乗車にて札幌に10:18到着した。
昼食に入った寶龍 食べたみそラーメン
本来の予定では札沼線とバスで滝川に出てから札幌へ11:43に戻る予定だったので少し早く戻って来られた格好だ。予定外の行程離脱で時間もあったので、しばし札幌駅南側の地下街で土産物を探していたら早くから開いているラーメン屋(ラーメンの寶龍)を見つけたので10:40入店した。
開店直後か日曜午前のためか先客は無く、みそラーメン(¥750)を注文。待つこと7~8分で運ばれてきたラーメンは、みそ味ながらもあっさり目で美味しく頂けた。
帰りに乗車した快速エアポート号 程よく混んだ車内
朝食も軽めだったのでこれで満腹になり、あとは帰るために新千歳空港を目指す。札幌駅の改札を抜けると間もなく出発する快速電車があるので乗り込み、札幌11:10発小樽始発の新千歳空港行き快速エアポート110号は発車した。
自分の帰る飛行機便は午後早めの出発にしたが、同じような人が多くいるようで車内は立つ人多く混んでいたが、地元客も午前中から多かったみたいで、新札幌・北広島・恵庭と停まるうちに空き席も出来たが、自分は終点まで最後尾の窓から去り行く千歳線の線路を見ながら乗って、36分の乗車にて終点の新千歳空港に11:46到着した。
ショッピングセンターのような新千歳空港 ANAチェックインカウンター付近
帰りの出発便は13:30発でまだまだ時間がある。まずはチェックインして荷物を預ける前にショッピングエリアで買い物をして、それから荷物をまとめて預けつつチェックインをした。あまり利用機会の無いアップグレードポイントも使ってしまおうとスーパーシートプレミアム座席が空いているか聞いてみると空席があるらしいので、帰りは優雅にスーパーシートで帰ってみる。
開放的な雰囲気の空港中央部付近 カードラウンジのSuper Lounge
一通りショッピングエリアを巡って買い物を終えてチェックインも済ませても12:05で、まだまだ時間があるので試しにターミナル内にあるクレジットカードラウンジのSuper Loungeを利用するために4階へ行ってみた。
窓もあって割と広めのラウンジ内の様子 サービスコーナーもアルコール以外は充実
最近、ANAのラウンジばかりでは在り来たりなので、せっかく各空港のクレジットカードラウンジが使えるゴールドカードにも変えたので、タダで使えるものはトコトン利用してみたい。ここはANAラウンジと違って外側にあるので西側に窓もあり、かつ4階にあるため見晴らしも良く、アルコールが有料以外はかなり開放感があって寛げるラウンジだ。まだ行楽帰りの利用者も増えない時間帯なのでラウンジ内は空いていて、しばらく外を眺めながら時間を潰した。
支笏湖方面が臨めるラウンジ ぶどうジュースを頂いた
ラウンジで30分ほど滞在して12:40に退出、まだ空港内で巡っていない場所を思い出し、一旦3階に降りてから東側の階段を上がると展望デッキが建物屋上に広がっている。
日曜の日中ともあってカップルや家族連れなどが大勢来ていてデッキは賑わっていた。天気も良いので遠くから離着陸を目指して来る航空機が、広大な北海道の平野の地理的条件にも恵まれてハッキリ見られるのが楽しい。
展望デッキから搭乗予定機とエアドゥを眺める 人が多い展望デッキの様子
展望デッキでは2便ほど着陸を見て10分ほどで2階の手荷物検査場に進む。幸いにも昼の空いた時間なので待つことなく2分で通過、残りの短い時間をANAラウンジ(Signet)で過ごす。
ANAラウンジ(Signet)入口付近 こちらではビールを頂く
ここのラウンジは建物内側にあるので窓も無く、収容人数も少ないようでいつも混んだ印象しかない。今日も外の搭乗エリアは空いているのにラウンジ内は座るところも少なく、カウンターテーブルみたいな場所で相席にてビールだけ頂いた。
人が多かった8番ゲートから搭乗 NH064便 B747-400 JA8963
ラウンジでビールを2杯ほど頂いて10分ほどの滞在で、搭乗時間も迫ってきたのでラウンジを退出した。ちょうど搭乗開始されていて自分も途中から列に紛れてゲートを通過した。
機内で頂いた軽食とスパークリングワイン 食後にコーヒーとクッキーも…
新千歳13:30発羽田行きNH064便は1分遅れの13:31出発した。座席は後から当日予約したのに窓側座席が取れた。それでもスーパーシートに2席ほど空きがあり、普通席も8割ほどの搭乗率だった。空港内も午後の空いた時間帯なのか待つことなく13:41離陸、飛行中も揺れは無くてベルトサインは上昇後もしばらく点いたまま14:01に消灯、5分後には軽食としての機内食が配られた。
ほぼ満席のスーパーシートの様子 雲間から会津方面を眺める
今日は中途半端な時間に食事をしているので、これくらいのボリュームのほうが却って助かる。この後も自宅でいつもの時間に夕食なので丁度よい。食後にコーヒーを頂いて景色を眺めると、東北北部は一面の雲だらけだったのが所々に隙間が出来て、福島辺りから現在地の判別が出来るようになった。14:30には降下が始まり、関東北部の街が次第に見やすくなってくると千葉ニュータウン中央駅通過後の14:47にベルトサインが点灯、千葉駅を14:49に通過してから一旦南下して木更津上空を14:54に通過、新千歳から1時間18分のフライトにて羽田空港に14:59着陸、定刻の15:05に到着した。
竜ヶ崎上空より牛久沼を眺める 千葉ニュータウン中央駅もハッキリ見える
到着スポットが53番とターミナル北側の到着。延々と歩いてから到着出口手前のターンテーブルでしばし待ってから荷物を15:18に回収して外に出れば、いつもの日曜と同じく各方面からの多くの搭乗客でごった返していた。
入道雲迫る羽田空港に到着 いつもの到着出口の様子
帰りは横浜方面直通電車に乗りたいが、旅行が終わってしまえば早くも帰りたいのでさっさと京急線の改札を入って、停まっている羽田空港15:23発印西牧の原行き急行に乗り込んだ。
都営車の京急線で帰る…
10分の空港線乗車で15:33に京急蒲田で降りればいつものムンとした暑さの中、15:41発の三崎口・新逗子行き快特の12両編成に乗り換えるが、まだ夕刻前なのでどちらの電車も空いていた。横浜には1分遅れの15:52に着いて、土産で重くなった荷物を持ってダッシュの1分乗り換えでJR線に15:53乗車。さっさと帰りたい一心で汗だくだが、帰ってからシャワーに入れば良いやと開き直って地元駅に16:19到着。自転車に荷物を括り付けて最後の行程で汗ビッチョリにて16:25帰宅出来た…。
了
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