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8/30 道東一周旅行 8/29~31 釧網・石北線乗車、旭山動物園編 [国内旅行]

 

まりも号での朝は5:00起床。どこかの駅に停まって動き出した後に目覚めた。後で調べたら音別を4:57に出発していた。

  暗い夜明けの太平洋が車窓から見える        まだ減灯中だが朝の車内の様子

車内は減灯しているのでまだ就寝時間帯だが、さすが北海道だけあって既に外は明るい。自宅のある関東地方でも8月下旬の5:00頃ならもう少し暗いはずだ。明るいと言っても時折り雨の降るどんより曇った空の下、雄大な北海道の大地を淡々と走っていく…。
数分すると海が見えてきた。天気が悪くて鉛色の太平洋を眺めながら東へ列車は走る。車内は結局途中乗車も無かったようで50%ぐらいしか乗っていない。自分の隣席も座って寝ている。
普通の座席特急なので洗面設備も少なく自分の乗っている先頭車はトイレ設備が一切無いため、早めに別車両で洗顔して身仕度してからは終点までずっと景色を眺めて過ごす。白糠の手前まで一旦内陸に入ったが、その先はずっと太平洋と隣を走る国道38号線を眺めて、特急まりも号は札幌から6時間42分の乗車にて終点の釧路に定刻の5:50到着した。
これで最後の183系まりも号(拡大します)    
       釧路に到着したまりも号              撮る度にどこかにマニアが…

降りてすぐに先頭車の画像だけ先に撮っておく。先頭の1号車に乗っていたのが幸いして同乗していたマニア連中より先に人の少ないうちに撮れた。あとはこの先の列車も長時間乗車なので席取りのためにも隣のホームへ地下通路をちょっと小走りする。ホームには根室行きと網走行きが停まっていて、若干根室方面の車両のほうが混んでいたが、自分の乗った網走行きはまりも号の廃止など関係ないような一般客で既に窓側席は埋まっていて、とりあえず通路側に座っておき、荷物を置いてからこのホームよりまりも号を撮影しておく。寝台客車を挟んだこの夜行列車もこれからは過去のものになる…。
道内のみの寝台列車もこれで消える(拡大します)釧路への183系使用列車も消える(拡大します)
   唯一客車寝台を挟んだ編成も見納め         札幌側は希少な先頭改造車

先に根室行きが発車して、こちらの網走行きも撮影して落ち着いたマニア共が次々と乗り込んできて、全員分の席はあるが前方風景を見るのに立っている数名がいて、[電車]釧路5:59発網走行き釧網本線普通列車は定刻に発車した。

     乗り換えた釧網本線のキハ54            程よく埋まった車内の様子

列車はキハ54の1両編成で、車内は特急列車からの余剰座席を総向かい合せ方式で固定されており、自分は進行方向左の通路側に座れた。釧路発車後、民家が減って市街地が途切れそうな次駅の東釧路で根室本線と分かれて釧網本線に入る。しばらくは釧路湿原の東側を走り、最初は湿原か原野か判別がつかなかったが、そのうちに沼地や池などが見えてきたので何となく湿原だと理解する。
曇天の釧路湿原を眺める(拡大します)
     釧路湿原の脇をしばらく進む              細い線路が原野を貫く…

なるべく隣席はマニアっぽくない人の隣に座ったが案の定、釧路から3駅進んだ釧路湿原駅で降りていった。その先の細岡から塘路・茅沼にかけて前日に大雨が降ったとかで線路の様子を見ながらの最徐行運転になり、景色はゆっくり見られるがどれくらい遅れるのか気が気で無い。最近、旅行には自宅で下調べだけで出るので時刻表などを一切持たずに来ることが多く、こういう場合になると状況が分からなくなるので落ち着かない。茅沼を18分遅れの7:00に発車してからは停まるたびにホームの発車時刻表や表示を気にしながら1駅1駅と進む。

                      道東は大規模な畑が続く

その後も車内は降りる人ばかりで減っていったが、川湯温泉に6分遅れの7:52に着くと数名乗って来てからは乗車も増えてきた。この先釧北トンネルを通る軽い峠越えを過ぎると斜里方面への下りとなり、次第に牧場や畑が多くなってくる。各駅で数人ずつ乗って来て知床斜里に4分遅れの8:35に到着して乗客が多く入れ替わった。ここで4分停車なのをすぐに発車して1分遅れまでに縮めた。
夏のオホーツク海は普通の海…(拡大します)喫茶店もあるがまだ営業前(拡大します)
    知床斜里からオホーツク海が見える          昔、有名になった北浜駅舎

知床斜里からは立ち客もパラパラいる状態で、発車して少しして右側にオホーツク海が見えてくる。天気があいにくと曇っていて遠くは霞んでいるが雰囲気は逆にある。後は網走までオホーツク海に沿って走るのだが、海岸線までの距離は一定でないので遠くなったり近くなったりしながらも見え隠れしながら、釧路から3時間19分の所要時間で終点の網走に定刻の9:18到着した。
       雨降りの網走駅前(拡大します)
          網走に到着                        網走駅舎

あまり天気が良くなくて、駅前広場に出ると雨が降っていた。乗り換え時間も10分少々しか無いので駅前をぐるりと見回してすぐに駅に戻った。
夜行列車の特急まりも号が目的の移動だったので、なるべく移動がし易い札幌方面へ早々に戻ることにしていた。もう少し時間が取れれば網走観光もしたいが、今回はこの先の旭川にて時間を取ってあるのでそちらに急ぐ。先ほどまで同じく釧路から延々と乗り通してきた人が10数名以上いたはずなのに皆どこかに散ってしまったようで駅内を歩いたが1~2名しか見えなかった…。

  特急オホーツク4号キハ183系気動車         グリーン・普通合造車に乗る

再び改札を入って目の前に停まっている特急列車に乗り込む。1両編成の普通列車に乗っていたので5両編成でも長く見える。新千歳空港駅で適当に頼んだ指定席だが、指定されたのは3号車のグリーン・普通の合造車だった。普通車はかつての車販室を改造した区画で座席は僅か4列16名のみ幸いにもまだ自分だけしか乗っていなかったので撮影しておく。

     乗車した半室普通車の様子                 普通車の座席

12分の乗り継ぎで駅前フラついてから駅弁買って乗り込んで、[電車]網走9:30発札幌行き特急オホーツク4号は定刻に発車した。編成は普段は4両らしいが1両増結して5両編成になっている。狭い半室の区画にはとりあえず自分のみ、これから乗客が乗ってくるばかりなので空いているうちに前後の車両を見ておいた。

   2/3を占める半室グリーン車の様子              グリーン車の座席

となりのグリーン室は横3列座席に換装されていて広々としている。どうしても狭い普通室との差が大きく感じる。他の車両もまだ2~3割しか埋まっていなくて空いている座席のほうが圧倒的に多い。とりあえずも朝起きてから何も食べていないので網走で買った駅弁を食べてしまう。昨晩もロクな食事をしていないのでカニのうま味が胃に染み渡る…。
ちょっと物足りない感じの量(拡大します)
       網走で買ったかにめし                曇天の北見地区を走る

10~20分毎に女満別・美幌・北見・留辺蘂・生田原と沿線のそれなりの街に小まめに停まって乗客を拾い、自分の車両にも僅かに乗ってきたがそれでも3名の乗車で遠軽に11:14に到着、ここで進行方向が変わるため2分の停車。ちょうど自分の車両が駅舎前に停まったので、少しだけ駅舎を眺めるために降りてみたがそれ以外に何もないのですぐに戻った。かつては折り返しの車止めの先に勇網線が湧別方面に延びていたが今はもう無い…。
網走とは少し具材が異なる(拡大します)
 昔のままの遠軽駅舎、ここで向きが変わる         遠軽のかにめしも食べる

2分の停車で遠軽を11:16に出発。ここでも1名乗ってきて16名の区画に自分を入れて5名の乗車だが、車内は沿線の落ち着いた風景相まって静かな道中が続く。遠軽を出て景色は今まで山に囲まれた狭い平地を多くの畑を見ながら進んでいたが、徐々に山が狭まり渓流が近づいてきて山越え区間を予感させる。網走を発車後に食べたのに、遠軽発車後にも車内販売で入荷仕立てのかにめしを見かけてまたも購入。網走・遠軽とのかにめし対比をしてみた。

     湧別川に沿って北見峠を目指す       旭川盆地に入ると大きな水田地帯が迫る

下白滝・旧白滝・白滝と「白滝」ばかりの駅名を通過して、上白滝を通過したら沿線は川と国道ぐらいしか無くなってから分水嶺の北見峠の石北トンネルを抜けて上川盆地へと下っていく。上川に12:31停車してから先は次第に景色が開けてきて、今まで道東では見なかった広大な水田地帯へと景色が変わる。列車も平地で線形も良くなったのか速度を増した感じで、遠くまで景色の見える上川盆地を駆け抜けて、網走から3時間41分の乗車にて旭川に定刻の13:11に到着した。
高架化工事のホームに着いた(拡大します)旭川に着いたオホーツク4号

乗降はあまり多くないのは前後に旭川始発の速い電車特急があるせいかもしれない。札幌市内→札幌市内の道内大回り乗車券を自動改札に入れるとエラーになったので窓口から途中下車。昨夕旅行に出たばかりなのに、旭川に着いて久し振りに街らしい都市に出た気分になった。
ここまでは列車本数も少ないので予定を決めて回っていたが、ここからは列車本数も多いので札幌のビジネスホテルに入る予定以外は何も決めていない。とりあえず旭山動物園旭川ラーメンを食べる目的でまずは旭山動物園に行くための情報を観光案内所のパンフで模索した。
昔からの駅舎を少しアレンジ(拡大します)最近の地方には珍しく駅前が賑やか(拡大します)
            旭川駅舎                 駅向かいの広い歩行者天国

旭山動物園は旭川市東部の丘陵地帯にあって、お勧めコースは駅前からバス利用になっているが往復バスではつまらなく、何となく地図を見ると石北本線のある駅から歩けそうだったので折り返しの列車の時刻を調べて、それまでに駅周辺でラーメン屋を探したが見当たらないので駅構内の立食いそば屋で何故かカレーそばに魅かれて注文したが、一般のそば屋のようなカレーを想像していたのに、単にレトルトカレーをかけられたのにはちょっと面食らった。

       駅構内の待合室にある立食い食いそば屋でカレーそば(¥550)を食べる

旭川駅も札幌駅のように高架化するようで工事の真っ最中だ。酷寒の地で高架化なんかすると余計に寒々としそうな感じがするので感心しないが、そこまで高架化する必要があるのか疑問だ。立食いそばで時間が無くなって少し急いで列車に向かったが、札幌からの特急列車の到着が遅れているそうなので待つそうだ。本来なら13:20着の特急が13:45頃到着してから、[電車]旭川13:43発上川行き石北本線普通列車は4分遅れの13:47発車した。

       乗車した石北本線キハ40系ディーゼルカー、側面は行き先サボも健在

乗車した1両編成のディーゼルカーは高校生や買い物客が20人前後乗っているだけで空いていて、今来た石北本線を戻るようにゆっくりと走っていく。旭川市街は碁盤の目状に街が形成されていて、一部高架化されていた旭川四条付近から街を眺めていると整然とした様子が何となく外国の都市のように感じた。街並みは3駅ほど進めば田園地帯に切り替わっていき、一部で工業団地もあったりと他の都市よりも広さを感じる地方都市だ。
旭川で買った乗車券はよく見ると券番が6666番だったので思わず撮影。最近はSuicaなどICカードが主流になってきているので、乗車券を買う機会が無い上に珍しかった。しかし、降りる時には列車の運賃箱に入れてしまったが…。
珍しく連番6666をゲット

旭川からあまり降りる人がいないまま5駅進んで20分の乗車で北日ノ出に4分遅れのまま14:07到着した。降りる人は自分1人のみだった。去りゆく列車を見送ると周りは静寂に包まれた…。
ホームだけの駅(拡大します)これが北日ノ出の全て…(拡大します)
                    自分1人だけ降りた北日ノ出駅

駅の周辺は北側が休耕田と水田が見えて遠くに人家がちらほらと…。南側は旭川工業団地が広がるが土曜のためか人や車が一切いない。遠くの線路で保線作業が行われている以外は人気が無く、夜にこんな所で降りたら遭難しそうだ。周りを見ていても進まないので旭山動物園があるはずの東南方向に進んだ。地図で見れば動物園まで直線距離で1kmほどなので大したことないと思っていたが、先ほども触れたとおりに旭川は街の区画が割とキッチリ碁盤の目状になっているので、真っ直ぐ進む道路が無く、南に進んでから交差点で東に進み、さらに南に進んでと遠くに見える割には全く動物園が近づかず、20分ほど早めに歩いてようやく動物園手前の坂まで来た。
広大な北海道は歩くにキツい…(拡大します)
      旭川郊外は家々が遠い…              近そうで遠い旭山動物園

動物園に通ずる道路まで来ると市内から来たバスや自家用車が多くて、人気が無いところから来ると逆に安心しながら最後の坂を登って北日ノ出駅から26分かけて旭山動物園正門に14:36到着した。自分でも少し早めに歩いたくらいなので、普通の人なら35~40分ぐらいかかる距離だった。
行楽客が多い園内(拡大します)
    ようやく着いた旭山動物園正門           人の多い動物園メインストリート

正門右手のきっぷ売場で入園料¥800支払って入場する。ここは人が多くて旭川の観光客全てがここに集まっているような雰囲気だ。ペンギンやホッキョクグマの施設などが有名だが、とりあえず手前の施設から順番に見て行った…。

    ゴルフ練習場のようなととりの村         鳥エリアの脇に多数のフラミンゴが…

正門入って右手に大きなゴルフ練習場のようなネットがしてあるのがととりの村で、ネットを張った中に鳥が放されているようだ。施設の手前にフラミンゴもいて華やかだが冬はどうなるのだろうか…。
全種類は確認出来ず…(拡大します)
     施設に放されている鳥のリスト              白鳥やカモが見える

何種類か放されているようだが、実際に近くで目に出来たのは数種類で残りはどこかに隠れていたのかも…。その隣には結構有名なぺんぎん館で、入って少し先で列が出来ていた。
変わった角度からペンギンを眺められる(拡大します)
         有名なぺんぎん館入口付近の様子と見学通路の水槽内トンネル

最初はゆっくりと水槽下部のトンネル通路から見るようで、そのため外まで列が延びていた。下から水槽内を見上げるとペンギンが空を飛ぶように泳いでいた。
意外と速く泳ぐペンギン(拡大します)
      トンネルから飛んでいるように見えるペンギンや先ほど歩いたトンネルを見る

その後進んでから今度は水槽を見下ろすと、先ほど歩いてきた通路が水槽の下方向に見えた。意外にも水槽の深部まで息継ぎも出来ないペンギンが泳いでいるのに感心した。
陸にも多種のペンギンが寛ぐ(拡大します)外からも多種のペンギンが見られる

泳いでいないペンギンも多数、外の広場でのんびりとやっていた。割と愛嬌のある種類が多くてずっと見ていても飽きそうにない。
ぺんぎん館の隣がもうじゅう館で、こちらはさすがにペンギンのように一緒には飼育出来ないのでオリが分かれて展示されていた。
1つ1つに個性のある施設(拡大します)
      もうじゅう館入口付近の様子             ライオンは暑くて寝ていた

こちらは動物が食欲に満ち足りているのか獰猛な感じも無く、静かに寝たりウロウロしている程度だったが、他の動物園より「見せる」ことに重点を置いている感じの施設造りを感じた。
          他の動物園に無い角度から見られる(拡大します)
            精悍な表情のアムールヒョウやクロヒョウも近く見られる

もうじゅう館の隣はオープンしたてのオオカミの森。オオカミの展示フィールドのど真ん中にプラスチック製の透明ドームを作ってオオカミを観察出来るようになっていたが、夜行性のオオカミはあまり動きが無かったので館内は撮影しなかった…。
次々と奇抜な施設が誕生している(拡大します)    空中に拡大した施設(拡大します)
   6月にオープンしたオオカミの森入口           立体的なオランウータン舎

さらに隣に進むと多くの人だかりで近づけないオランウータン舎がある。ちょうど飼育員の解説が行われており、遠くからでも目立つ大がかりな施設も相まってオランウータンの特性を見やすいようにしてあるようだ。ここも人が多いのでさっさと次に進んだ…。
こちらも館外に派手な設備が…(拡大します)
             こちらも立体的なチンパンジーの森とチンパンジー一家

飼育舎に特徴のある施設はこの辺りが最奥で、あとは正門に戻るように再び見ていく。オランウータン舎から少し戻った北側にチンパンジー館があり、外側にはオランウータン舎より小ぶりなジャングルジムのあるチンパンジーの森が、隣にはコンクリート造りの飼育舎がある。ここも館内の飼育檻を螺旋状に周りながら見学するようになっていて、その中の1か所で子ザルがしきりにガラス越しの見物客に向かってパフォーマンスを行っていた。
さる山上階からの眺めは素晴らしい(拡大します)
   チンパンジー舎では元気な子ザルが…      さる山からは旭川市街が一望出来る

そこから少し下ると旭川市街が一望出来る小高い場所にさる山がある。ここも螺旋状に見学路があって周りのあちこちから高低差を付けて見学出来る。そこから眺める旭川市街も見晴らしが良くて素晴らしい。
   施設的に地味だが生態が分かりそう(拡大します)    懸命にエサ探し中…(拡大します)
           木製施設中心で立体的なさる山とエサ探し中のサル軍団一行

さらに南回りでメインストリートから戻るとその通りの上空を跨ぐ橋が架けられているのがレッサーパンダ小獣舎と吊り橋で、ちょうどその橋をレッサーパンダが渡っていたが、それを撮影している多くの人のほうが皆、撮影に必死になっているので滑稽にも思えて、自分はその様子を遠巻きに撮影した。
皆撮影に必死…(拡大します)吊り橋渡るレッサーパンダに人が群がる…

そのさらに下にあるのがほっきょくぐま館で、こちらも間もなく飼育員による解説やパフォーマンスが始まるみたいで、それを待つ多数の人でごった返していたので軽くクマだけ拝んで退散した。さすがに混雑した中をわざわざ待って見るなどクマにとってご迷惑なので遠慮した。

               ほっきょくぐま館入口付近の様子とホッキョクグマ

さらに正門入口側近くにあるのがあざらい館で、こちらは現在飼育員による解説中で施設全体の人の流れが止まっていて、肝心のアザラシも施設上階の水槽上部の陸地にて実演(?)中なので、階下にある円柱水槽は通り抜けてくれず、上階に上がると浅瀬で泳ぐアザラシが人波の間からようやく見られた程度だった。

             あざらし館入口付近の様子と通り抜ける円柱水槽の水柱
人の多さに圧倒されるショー実演中(拡大します)
           ちょうどイベント中のあざらし館上部のステージと主役のアザラシ

一応園内を反時計回りで順に見学して約1時間、15:45には帰りのバスがあるだろうと少し急ぎめに周って旭山動物園を15:40に退出したが次のバス出発は16:00で、バス停で割と列の先頭に並んで待つことにした。さすがに関東地方とは違って暑さも程良くて、こんな日中でも24℃くらいなので動かないで待っている程度なら涼しいくらいだった。
涼しい感じもあるが動き回って暑かった園内(拡大します)
    メインストリートの温度計は24℃          帰りに利用した旭川電気軌道バス

帰りのバスは発車2~3分前に到着して乗り込み、[バス]旭山動物園16:00発47系統旭川駅行き旭川電気軌道バスは1分遅れで発車した。発車間際にも乗り込みが多くて遅れての発車だが、現場にいた配車係の指示からか当初は一般定期バス運行だったのが、後発に臨時続行便を出すようでいつの間にか下車扱いのみの急行運転になっていた。お陰で途中停留所に待ち客がいてもバシバシ通過して快調に市内へ向かって走り、26分の所要時間で終点の旭川駅に16:27到着した。着いてからバスを撮影すると乗車時の「 47 旭川駅 」表示が「 臨 時 」に変わっていた。

    駅北東にあった山頭火本店外観             食べた しおラーメン

あとはこのまま今夜の宿になる札幌に向かうだけなのだが、先ほど旭川到着時に食べられなかった旭川ラーメンを食べていきたい。ちょうど降ろされたバス停が駅前から少し離れていたので回り道してラーメン屋を探しながら歩いていたら「火頭山(かとうさん?)」と看板が上がったラーメン屋を発見したので入ってみた。
帰宅して旅行記録作るまで全く理解していなかったが、この店は全国展開どころか海外にも出店するくらい有名な店らしく、店の看板も旧体で右書きしていたので店名を誤解したまま利用していた。しかもここが山頭火本店だったとは…。全く無知なまましおラーメン(¥800)を注文、食事時間も外れていたのですぐに出てきて頂いたが、豚骨ながらもクセが無くて美味しかった。
    
              初めて乗った特急スーパーカムイ789系電車

あまり時間を気にせず16:50に店を出て旭川駅に向かうと、改札口の発車表示に17:00発の札幌方面の出発表示があり、駅のキオスクで買い物をしてすぐに乗り込み…、[電車]旭川17:00始発札幌経由新千歳空港行き特急スーパーカムイ44号は定刻に発車した。

       自由席は割と硬めの座席          車内にて北海道限定ビールで一杯

乗車券や特急券は昨夜に購入済みだったので思い立ったら動きは早くてさっさと乗り込めた。電車は旭川始発だったので車内はガラガラだった。一番空いていた先頭車両に座って食後の一杯をやりつつ晩夏の函館本線車窓を眺めた。
しばらく似たような風景を走った…(拡大します)深川手前で見える幌内山地(17:14)

旭川を出発して神居古潭(カムイコタン)という石狩川の穏やかな渓谷を過ぎれば広大な石狩平野が札幌まで続く。沿線は北海道でも屈指の穀倉地帯で、本州の小さな水田と違ってアメリカンサイズの枠の大きい水田がどこまでも連なっている。既に重く稲穂を蓄えた水田が多く、この辺りは晩夏というより初秋に入った雰囲気もあった。
電車は深川・滝川・砂川・美唄・岩見沢と5~10分ごとに停まって数名の乗車があるが、隣席に座られることもないほどに空いたまま、旭川から1時間20分の乗車にて札幌に定刻の18:20到着した。
東京並みに洒落た駅入口付近(拡大します)
 札幌からは快速になって多数の乗客が乗る     垢抜けてきた札幌駅南地上入口付近

電車はこのまま快速電車となって新千歳空港に向かうので、札幌で降りる大半の乗客と入れ替わりに空港へ向かうと思われる乗客が多数乗り込んでいった…。
昨夜入場した札幌駅の改札口を抜けると、夜行列車利用を挟んで約19時間かけて道東を一周してきた疲れからか、ようやく目的地に着いた安心感を味わいつつホテルに向かった。
今夜のホテルは札幌駅南東方向すぐにあるので、地上出口から外の空気を感じながら向かった。地元の暑さと違って陽も落ちた札幌の街は爽やか過ぎるほど快適な気候だった。
R&Bホテル札幌北3西2外観

駅から歩くこと5分で今夜の宿のR&Bホテル札幌北3西2に18:30到着。初めての利用のホテルだが、以前にも仙台にて同系列のホテルを利用していたので知っていて、今回は直接ホテルのサイトから予約した。ホテルは1階がコンビニで2階以上がフロント・客室になっており、駅に近いしかなり便利な配置とロケーションだ。
       
                 シンプル・コンパクトな部屋の様子(306号室)

とりあえずもチェックインして部屋に向かい、相変わらずの部屋の検分(撮影)をしてからシャワーを浴びた。昨夜からの汗を流しサッパリしてから旅行のまとめをしつつ夕食処をフロントで貰った観光ガイドなどで探してみた。
       
            他のR&Bホテルと同一の内装のユニットバス・調度品等

今夜は何度も札幌に来ているのに食べたことが無いスープカレーを食してみたく、ガイドブックで数軒目星を付けて20:00にホテルを出発、まずは札幌時計台北側の雑居ビルにあるという店に向かうが見付からない。1~2度と該当ビルを往復して探すも別の店に変わったようで諦めて次の候補に向かった…。
札幌の有名観光施設その1(拡大します)    夕涼みに最適な大通公園から眺める(拡大します)
                  夜の時計台と大通公園のテレビ塔

第1候補の店はホテルから近かったので、食べてすぐホテルに戻れると思っていたがうまくいかない。第2候補の店はテレビ塔南側の雑居ビルにある店で、こちらも該当する住所のビルを探したが店の名前が無い。…というか消されていた。
2軒ともフラれたので半ば諦めかけてきたが、ここまで食べられないと逆にムキにもなった。第3候補の店は札幌駅の西側の店で、時間も遅くなると閉店してしまうため短距離ながら地下鉄に乗ることにした。スープカレーは主にランチメニューをして食されているのか、意外と各店とも閉店時間が早くなっていて、~20:00や~21:00まで開いている店が少ないので選択肢が少なくなってくる。とりあえず近くの大通駅から20:36発麻生行き札幌市営地下鉄に乗車、1駅2分でさっぽろ駅にて下車して次の店を目指す…。
最近数を減らしている3000形車両

札幌駅からJR線高架脇を西側へ300mほど行った高架下に簡単な飲食店街があり、その中に待望のスープカレーの店Firi Firi 2号を発見して20:45入店した。
    
    JR線高架下にあったFiri Firi 2号店舗外観とディナー用メニュー

店の看板には~21:00とあったので尋ねるとラストオーダーが21:00までとか。とりあえず初めて食べるので拘りは無く、ディナーメニューで挙がっていたスープカリー・ギョーザにした。店内には先客が3~4組いるが既に食べている人ばかりなので、待つこと5~6分でスープカリーが到着。カレーはスープの名の通りに水っぽいが、香りはシンガポールやマレーシアで食べたカレーに近いココナッツや他の香辛料の香りがして本格的っぽい。
食べたスープカリー・ギョーザ

野菜もそのままゴロゴロ入っているのは自分的には好きな方では無いが、それなりに食事になるものだと思った。
スープカリーをご飯にかけたり、ご飯をスープに入れたりと、結局はカレーライスっぽい食べ方になってしまいつつも完食して21:10に店を出た。カレーを食べて身体がポッポするので歩きながらホテルに戻りつつ階下のコンビニで買い物して21:30には部屋に戻った。
帰ってきてからも一杯やった…

夜の札幌び街を歩き回って汗だくになったので再びシャワーを浴びて毎度ながら一杯やりつつも旅程まとめをしながらテレビを見て、日付が変わった0:20就寝した。


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