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9/6  香港・澳門旅行 9/5~7 澳門(マカオ)日帰り編 [海外旅行]

 

香港での朝は8:00起床。1日過ごせる日が今日しか無いので多少眠くても起きなければならない。
通りを隔てた向こう側にビクトリアハーバーが見えるので部屋から望遠でちょっと撮影してみた。以前泊まった時は21~22階で倍近い高さの場所のため景色も良かったが、今回は向かいの住居ビルに阻まれてこれが眺めの限界だった…。
部屋からの眺めをちょっと望遠で…

シャワー浴びて身を整え、9:00に階下のレストランにて朝食を頂く。一応朝食も宿泊プランに付いていたので利用させてもらう。改装されたので今風の落ち着いた造りの内装だが従業員の手入れが悪そうですぐに汚なくなりそう。何せ食事の終わったテーブルの細かな食べかすは全て布巾で床に払い落していたし…。料理全体も種類はある程度あるが、味付けがいまいち薄い感じで香りも少なく無機的な感じで値段相応だと思った。
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            2階にあるJen Cafeの入口付近とブッフェスタイルの朝食

一通り食べて9:30に部屋に戻り、身仕度をして9:50にホテルを出発。とりあえず昨夜から考えていた澳門(マカオ)行きを第1希望にしてフェリーターミナルに向かってみる。この付近は地下鉄が無いのでバスかトラムのみだが、3度目利用のホテルなので勝手は知っていて、海側の大通りに出ればトラムの中間折返し站があるからそこから市内中心部へ行くことにする。
   
          盛り付けた朝食               一夜明けたホテル付近外観

屈地街電車總站には始発のトラム(2階建市電)が3台ほど並んでいて、列の先頭の車両に乗るとすぐに北角行きトラムは9:59発車した。2階最前席に座り、非冷房なので開いた窓からの街の汚れた空気を浴びながら東へ進むこと10分で干諾道西8號に到着。短い乗車でも途中から次々に乗り込んできて既に車内は乗客で埋まっていた…。
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     発車前のトラム2階席の様子             徳輔道西を淡々と進む…

干諾道西8號の電停からそのまま港澳碼頭(マカオフェリーターミナル)への歩道橋が繋がっていて、そのビルに入るとどこにでもあるショッピングセンタービルのように店舗が並んでいる。ただし、店の殆どは旅行会社や土産物屋、携帯電話・不動産屋などマカオ関連の店ばかりだった。
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   港澳碼頭のフェリー出札窓口の様子      この券売機でVisaカードで支払うと割引が…

建物の2階中央に行くとフェリーの出札口とその両端が桟橋(乗船口)ビルの別棟に続く通路がある。とりあえず旅行前に噴射飛航(Turbo Jet)のサイトで事前確認したところ、乗船券の自動券売機でVisaカードにて往復購入すると割引があるらしく、それを利用して発券してみた。週末のマカオ行きは数年前に試みた時は船のキャンセル待ちが多くて断念したが、今回は運行本数も多いのか全便空席があるので希望便を好き勝手に取れた。一応行きがHK$146→HK$139(約¥1,980)、帰りがHK$154→HK$146(約¥2,080)になった。
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  乗船場(出国審査場)のある桟橋への入口      自販機で購入した往復の乗船券

さっそく乗船券を買って乗船場のある一つ海側の建物へ橋で渡ると、そこには出国審査場がある。マカオは以前ポルトガル領で、香港より早く中国に返還されたが、今も中国本土や香港と別国扱いだ。そのための出入国審査や税金を取られることになるが、パスポートにはさらにスタンプが押されることになる。幸いにも出国審査は列も少なく2~3分で乗船口に進めた。
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    ほぼ5分間隔の出発案内表示機              乗船ロビーの様子

出国審査場を下に降りるとまるで空港のランプバスのりばのような感じの乗船待合室が広がり、建物周りにぐるりと乗船口のゲートが配置されていた。最初は自分で11:00発の便を指定していたので、時間があるため付近を見物・撮影してから当該の乗船ゲートに出発20分前行ったら、そこにいた係員が「あっちのゲートへ行け」みたいなジェスチャーをしたのでそちらに進むと早い便の乗船が開始されていて、出発時間が違う乗船券を出すと券面の出発時刻などそんなものは全く見ずに座席番号のシールをペタペタと貼っていき、次々とやってくる乗船客に対応していて自分もその流れのまま早い便に乗り込んでいってしまった…。
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          乗船の様子                   1階普通席船内の様子

自分と同じように早い便に乗っている人が多いのか、乗船は次々と乗り込んでいって出航時間が過ぎるまで行われて…、[船]香港碼頭(埠頭)10:45発澳門碼頭行き噴射飛航(Turbo Jet)は2分遅れの10:47出航した。(Turbo Jet…wiki)
乗船口で当初は中央座席の座席番号シールを貼られたので窓側をお願いして貼り替えてもらったが、肝心の窓がプラスチック製の窓ガラスコーティングが潮にやられていて、景色が白く霞んでとても見辛くなっていた。
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   出港直後のフェリーターミナル全景          途中で同じ高速船を追い抜く

出航後はしばらく港内すれ違う船の波を受けてゆっくり揺れながら進み、そのうち速度を上げて安定した運航になった。香港国際機場のある大嶼山(ランタオ島)南側を西に向かって進むが、せっかく南国特有のエメラルドグリーンの海が船舶の往来が多いためか濁りきっているのが残念だ。時々窓に波しぶきが当たるので余計に景色が見辛くなるが、香港を離れると小さな島々を見るぐらいで景色に変化は少ないまま50分ぐらい経つとマカオの陸地が近づいて来て、減速しながら湾内に入ると広東語・英語の案内放送があって、香港から1時間4分の乗船時間で定刻より6分遅く澳門碼頭(マカオフェリーターミナル)に11:51到着した。
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 マカオ到着前の友誼大橋とマカオタワー遠景      マカオのフェリーターミナル全景

船に乗って似たような街に来たけど、これからまた入国審査を受けなければならない。以前もポルトガル領だった時に来ているが施設は全く変わっていないようで、入国に何となく待たされた記憶があるが、今回もその辺りは変化無しだった。300人乗りの高速船が5~10分毎に到着しているので、審査場の処理能力がかなり高くないと難しい状況だが入国審査場はギッチリ人で埋まっていた
審査ブースは香港・マカオ人と外国人とで分かれて各8~10か所窓口はあるが、どちらも200~300人は待っている。やはり外国人のほうが審査に時間がかかるのは仕方ないが、何故か本土の中国人も外国人扱いだったのが不思議だった。
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  宇航2007(Universal MK2007)高速船       フェリーターミナル到着出口の様子

入国審査で30分以上待たされて、マカオ到着から45分かかってようやく到着出口に出た。まずは両替するために銀行を探したら、唯一あった両替窓口は土日休業。マカオはパタカという通貨だが、香港ドルも同じレートで使えるのを前回来た時に知っていたのでそのまま行ってみることにした。でも、1999年12月の時の話なのでちょっと自信が無かったが…。出る前に館内のマカオ観光局の窓口で市内の地図を何種類か貰って適当に散策コースを決めて観光しよう。
とりあえず観光で一番の中心地になるセナド広場へ行こうと路線バスのりばを捜すが、間違えて到着出口をまっすぐ進んだ地下通路を駐車場のほうに出て、観光・貸切バスのりばに行ってしまってまたもロスタイム。バスのマークのピクトグラムを見て突き進んだが、意外とフェリーターミナル内の案内表示が分かりづらく、到着出口右手に進み直すと路線バスが次々と出発している案内所兼乗務員詰所のあるバス停が見えた。
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     市内まで乗車した新福利巴士         日野製の日本車もある澳巴TCM

のりばの路線図を見てセナド広場前の新馬路を通るバスを見つけ、前払いで2.50パタカだがHK$3.00をブチ込んで…、[バス]港澳埠頭発3系統関閘行きの新福利巴士は12:44に発車した。
フェリーターミナルから旧市街のセナド広場までは新たに造られた街の中をあっちこっちと回り込みながら進むが、この辺りが最近林立しているカジノホテル街で、派手な装飾や看板の建物があちこちにあってアジア版ラスベガスといった感じだ。
道路は日本や香港と同じ左側通行だが、意外にも大きな通りには交差点が無くて立体交差で右折したり回り道したりして、2~3分走るとどっちの方角に向かっているのか分からなくなってきた。直線距離では2km弱の場所を、渋滞も無いのに18分かかってセナド広場前の新馬路バス停に13:02着。ここでは観光客も途中から乗ってきた地元客も一斉に降りて再び乗客が乗り込んでいった…。
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     さっそく入った義順牛奶公司         マカオの店の皿には店のマークが無い

以前、マカオに来た1999年当時に一通り同じように香港から日帰り観光しているが、もう一度それらを確認する意味で再訪したい場所を巡ってみることにした。まずはここで食べて初めて病み付きになってしまった牛乳プリンの義順牛奶公司に行ってみた。
この店は香港にもあるが、マカオが本店でセナド広場にその店がある。まだ昼時で昼食も食べられるので店内は混んでいたが、空いているテーブルを見つけて潜りこんだ。既に店の前の冷蔵庫に陳列されているので、冷たい牛乳プリンを頼めばすぐに運ばれてくる。香港ではHK$20.00(約¥284)するが、ここでは16.00パタカ(約¥230)で食べられた。その代わりマカオの店の皿やレンゲには店のマークが入っていなかった…。
(拡大します)西洋と中華の雰囲気が混ざるセナド広場

プリンだけ食べてすぐ店を出たので実質5分しかかからず13:15には再びセナド広場へ。ここはアジアに居ながらにしてヨーロッパの雰囲気が感じられるので下手なテーマパークより面白い。広場の奥に進み左に少し曲がると黄色を基調にした聖ドミニコ教会があった。周りは広場の延長のような場所で賑やかだが、一歩中に入ると対照的に静かで荘厳な落着きを感じられる。別に信者でも無いが何か感じるものはある。
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               セナド広場奥方にある聖ドミニコ教会とその内部

5分ほどで外に出てさらに奥へと進んでいくと道が徐々に斜面になっていく。大砲台(モンテの砦)に向けて案内板の通り歩いていくと、道は入り組んできて香港のように道路に向かって迫り出したアパートが立ち並ぶ路地に入るが、雑然とはしているが何となく香港より落ち着いた雰囲気を感じる…。
 (拡大します)路地を一歩入ると香港みたいな迫り出しベランダが多数…

蒸し暑いなかを高台に向けて歩いていると汗だくになって、10分弱で大砲台(モンテの砦)に13:29着いた。平地の中にポツンとある高台なので、標高は高くないが見晴しは素晴らしい。さすが大砲台に使われていただけあるかも…。
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  大砲台(モンテの砦)南側にある砲台群           リスボアに向けて…

 以前来た時と変わらずに大砲台付近のす風致地区や住居エリアは変わらずにあるが、東側のカジノのある埋め立て地区はかなり奇抜な建物が増えて良く言えば街と対照的で派手な感じだが、悪く言えばこちら側の落ち着いた景観を台無しにしている。
砦の高台にある澳門(マカオ)博物館

この大砲台にはこの場所を掘り込んで造ったような澳門博物館がある。以前も見学したはずだが殆ど記憶に残っているのは大砲台からの眺めくらいだったのでもう一度見学してみる。
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                   模型が充実している時代ごとの展示
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        昔の澳門の港湾風景             時代セットのような建物展示も
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           ポルトガル料理も食品サンプルで展示(左から右へ順に撮影)
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                                  当時のポルトガル人の生活様式
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          東洋最古の東望洋燈塔(ギアの灯台)模型と現在の実物を比較

ここでじっくり見ていたつもりだが14:00には見物を終えて外に出た。9年前に来た時は仲間と話しながら見ていたのか館内の記憶が殆ど無かったのである意味新鮮に見られた。
(拡大します)モンテの砦北側に広がる住居地区

来た時とは違って表通り側に博物館を降りて行くと聖ポール天主堂跡の広場が目の前にあった。ここも澳門を代表する場所なので観光客が多かった。
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               聖ポール天主堂跡とその前に広がる大階段

天主堂跡地下の納骨堂などを見学すればもう14:20に。澳門に入って牛乳プリンしか食べていないので、せっかくだから一食ぐらいは食べたい。…かと言って高い店に入るのは1人では寂しいものもあるので、ガイドブックから庶民的なB級グルメを捜しておいた。聖ポール天主堂跡から北西方向の裏通りを見物しながら徘徊して目指す店に14:40入った。既に15:00前だが…、
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        南屏雅叙 店舗外観          西洋と中華の混じった南屏麺と沙翁(サーヨン)

店名は南屏雅叙。ガイドブックの読み方だとナムペンガーチョイと言うらしい。中華とポルトガル系洋食のミックスした料理で有名らしく、南屏麺と沙翁(サーヨン)を注文。麺の種類が麺・米線・出前一丁から選択出来るが、米線(ビーフン)を選んだ。出前一丁とはインスタント麺を指すようだ。
待つこと5分で小さな揚げパン見たいな沙翁と南屏麺が出てきた。沙翁は一見揚げパンだが、中はシュークリーム生地の内側のようなしっとりとした柔らかさで食感が良く美味い。南屏麺もコンソメスープの中にそうめんとハムエッグが乗っかった日本では考えられない料理だが、意外とマッチしている感じだった。ただ、食堂内が禁煙で無いので、エアコンの無い扇風機がガンガン回る店内で隣のオヤジのタバコの臭いや灰が舞って来そうで臭くて落ち着かなく、ゆっくり出来ずにさっさと食べて店を15分弱で出た。
(拡大します)屋根の彫刻が多い康真君(康公)廟

店を15:00前に出て少し南へ歩くと古風な寺院が康真君廟で、教会系の建物ばかりみていたのである意味新鮮かも…。そのまま進むとバス通りに出て、東方向へ土産物屋を見ながらセナド広場を過ぎて30分歩くと新興エリアのカジノホテル街になる。土産物を抱えつつもちょっとカジノを体験するべく、一番新しい新葡京酒店(グランドリスボア)に入ってみた。
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 葡京酒店(ホテルリスボア)と併設のカジノ      ド派手な新葡京酒店(グランドリスボア)

金色の派手な外観と相まった金色基調の内装で、入口には何故か寺のような弁慶像っぽいのが鎮座していて、カジノ入口にはセキュリティチェックのゲートで金属探知機を通過する。この際カメラ類に撮影しないよう注意喚起のシールが貼られた。

 グランドリスボアの正面玄関(左右に弁慶っぽい彫刻)とカジノ入口付近セキュリティチェック

カジノ内はラスベガスと同様に高い天井にカードゲームやスロットマシンが多数配置され、アジア系の客ばかりなのを除けばまるでラスベガスにいるようだ。館内は撮影禁止なので撮影しなかったが、テーブルゲームをやるには言葉もやり方も分からないので、手頃に出来るスロットマシンに手を出してみた。
マカオの通貨を持っていなかったので両替をしようとしたら、スロットマシンに香港ドルを入れている人を見たので安心して、適当なHK$1.00のスロットマシンを見つけてHK$100.00(約¥1,425)をブチ込んでみたものの最初はHK$150.00くらいまで稼いだが、あっという間に底をついた。

  帰りは新福利巴士の新車で澳門碼頭へ           その巴士車内の様子

カジノ滞在は僅か20分でグランドリスボアを後にするが、帰りは地下からカジノを出たらセキュリティチェックが無く、意外とカジノのセキュリティは甘くて正面玄関から一旦地下に進んでからカジノ入口から入れば素通りでカジノに入れる。
そろそろ帰るために、カジノで稼げなかったので帰りもバスでフェリーターミナルに向かう。ちょうどグランドリスボアの交差点対面にバスターミナルっぽいのりばがあったので、待つこと1~2分でバスが来て乗車、[バス]葡京酒店バス停16:03発の3系統澳門碼頭行き新福利巴士に乗って、帰りもホテル地区をグルグル回りながら13分の乗車で終点の澳門碼頭に16:16到着した。
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      帰りも5~10分毎に運航…           帰りはジェットフォイル型に乗船

帰りの香港までの高速船は一応余裕を見て17:30発の便を予約していたが、行きで見たとおり早い便にすぐ変更可能だと知ったので、フェリーターミナルで何するでも無くそのまますぐ出国手続きして乗船場に向かうと、香港と違ってしっかりと各のりばの前にスタンバイレーンがあって、出航数分前になるとスタンバイ客が乗り込める仕組みだった。自分もすぐ出発の16:30発のレーンに並んだが、出航時間になってあと10名ちょっとのところで閉め切られてしまった。すぐさま次の便の16:35発ののりばのレーンに一斉に待機客が移動し、自分もそれに付いて移動すると既に次のスタンバイ客が乗り込んでいたので自分も無事搭乗ゲートで座席番号をもらって乗船出来た。
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   JR九州の高速船と同じ船内の様子           友誼大橋と先のタイパ島

帰りに乗船した船は行きのターボジェット船とは違って、JR九州高速船の博多~釜山線でも使用している同型のジェットフォイル(水中翼船)だった。座席の柄こそ違うがほぼ同じ座席レイアウトで、行きの船と比べると若干小さく見える。乗船も慌ただしく次々と乗り込んできたかと思ったら…、[船]澳門碼頭(埠頭)16:35発香港碼頭行き噴射飛航(Turbo Jet)は2分遅れの16:37出航した。運行間隔がこの時間帯は5分間隔で、ゲートも忙しい状況だったので帰りは空いている中央席になったため、行きより船の窓ガラスが澄んで景色が見えそうだが、歩き回った疲れで何となく目を閉じていたら寝てしまっていた…。
寝入ってしまったが合間に見た景色は似ていたので、たぶん行きと同じ航路で帰ったと思う。航海中の揺れもさほど無く、寝入るにはちょうど良い心地で、澳門からちょうど1時間の所要時間で2分遅れのまま香港碼頭に17:37到着した。
香港での入国審査は5分毎に船が到着する割にはスムースに流れて4~5分で済み、17:55にはフェリーターミナルを出て表通りのトラムのりばに着いた。
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   再び香港の港澳碼頭に到着(西橋)            再びトラムでホテルへ…

朝降りた干諾道西8號電停からちょうど来た堅尼城域行きトラムに乗り込んで18:02発車、車内は混んでいたが待っているのが面倒で唯一空いていた後部乗車口前の運転台に立ってみた。このトラムは常に走る方向が決まっているので後部運転台は使用しないが、一応先頭部と同じ設備が揃っているようだ。あまり見る機会が無かったので乗っている間に色々と眺めてみた。方向幕もこちらでは呼び方が路程指示牌となっているのも新たな発見だった…。
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     車内混雑で後方運転台に立つ           運転席上の方向幕一覧表

10分の乗車でホテル近くの徳輔道西(屈地街)で18:12下車してホテルに一旦18:15に戻った。荷物を置いてシャワーを浴びてテレビを見ながらしばし休憩・旅程のまとめをすること2時間弱、20:05に再び街に出て夕食のために出歩く。

       今回も行った沾仔記麺食           毎回食べても飽きないワンタン麺

香港に来る度にどうしても食べたい店があるのでそこだけは行きたくて、再び徳輔道西(屈地街)から20:11発跑馬地行きトラムに乗車、香港島の夜景を見ながら12分で中環租庇利街で20:23下車して、少し山側に上がると馴染みのワンタン麺の沾仔記麺食に20:27着いた。夕食時間帯も過ぎたと思うが結構入っていて、いつものワンタン麺を頂く。麺はどこにでもある麺なので大したことは無いが、相変わらず海老入りワンタンがプリプリしていて美味かった。最近来る度に値上げしているが、とりあえず3か月前に来た時と同じHK$16.00(約¥228)だったがまだまだ安いくらいに感じる。
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  香港一高い国際金融中心・第二期ビル         新しいが趣ある中環碼頭

あの小さなワンタン麺だけだと物足りないので、次は九龍側に渡って夕食のハシゴをする。地下鉄で行ったほうが早いが、何度も来ているのに景色を眺めたくて香港島のビル街を海側に歩いて中環碼頭(埠頭)に向かった。2006年11月12日から少し海側に移転した新フェリーターミナルはさらに歩く距離が増えて面倒だが、散策も兼ねているから苦にならない。
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            今回も乗船した天星小輪(Star Ferry)と下層室の様子

今回は気分を変えて下層の改札に向かい、上層(HK$2.20≒約¥31)より安いHK$1.70(約¥24)で乗り込む。同じ区間の地下鐵HK$7.90(約¥112)より格段に安いが、駅や中心街からちょっと離れているので時間に余裕がないと利用しづらい。フェリーは待つことなく到着して乗り込み、尖沙咀碼頭行きスターフェリー(天星小輪)は折り返してすぐ20:55出航した。
(拡大します)何度来ても撮影してしまう夜景…

フェリーは往来する大型船舶があるとすぐ揺れてしまうので撮影には向かないが、こうやって徐々に離れたり近づいたりする街の夜景をゆったり眺めているのが香港旅の醍醐味とも言えると思う。今回は下層室なので地元の生活感も感じながら地元民に混ざって海からの夜景を眺めた…。
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    週末で観光客も多いハーバー地区        ペニンシュラのライトアップを眺める

短い船旅は7分の乗船で対岸の尖沙咀碼頭に21:02到着して下船した。そのまま海沿いのプロムナードを観光客に混ざって歩いて香港藝術館の前から彌敦道に向かい、重慶大厦の両替店で前回の残りHK$で行動していたのでここで両替して補充し、尖沙咀からようやく地下鐵に21:29乗って隣の佐敦で21:31降りた。
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            廟街の隣にある呉松街の屋台村といつも賑わう店内の様子

自分がいつも炒め物を食べに行くのは佐敦から少し北に行って西に入った北海街と呉松街の角にある呉松街臨時熱食小販市場で、要は屋台村の集合体のようなもので中には何軒か入っているみたいだが、店の境が良く分からないので店名が分からない。何回か利用していて最初に利用した北西端区画の店のオヤジは、注文もしていないものをテーブルに置いて伝票に付けるので、それ以降は敷地中央の店を利用している。ここは割と商売っ気が無くて、こちらから呼ばないと店員が来ないのが利用しやすく常連になっている。今回は1人なのでビールと炒飯を頼んで一杯やった。最近は中国製品の商品管理の悪さが問題になっていて、こういった店での野菜や米にも農薬とか思いっ切り使われてそうだが、あまり気にしていると何も食えなくなるので目をつぶった。毎日食べに来ていればかなり問題だろうが、1回ぐらいだから多分大丈夫だろう…。炒飯は普通は2~3人で食べる量は出てきたがビール飲みながら食べていたら結構入るものだ。これで炒飯はHK$30.00(約¥427)とビールがHK$15.00(約¥214)で満足して22:05に店を出た。
ビールと炒飯で一杯…

腹いっぱいになったので帰るだけだが、このまま地下鐵で帰ってもトラムに乗り継がなければならないので、持参した香港交通地図で調べると彌敦道の東側の加士居道から香港島へ向かうバスがあるので乗ることにした。通りがけに見つけたスーパーにちょっと入って買い物してから前回泊まったNovotel Nathan Road Kowloon Hong Kong(香港九龍諾富特酒店)の裏手を北へ歩くと勞資審裁處(労働裁判所?)というバス停があって、待つこと7~8分で目的のバスに乗車、[バス]104系統堅尼城域行き九龍巴士は22:29発車した。
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         帰りに乗車した104系統九龍巴士と最初は空いていた車内の様子

バス代はHK$9.30(約¥132)と地下鐵(HK$7.90)とトラム(HK$2.00)を乗り継いで行くのとあまり大差なかったが、あとは乗っているだけでホテルの近くまで行けるから気が楽だった。乗った時は空いていたが、海底隧道(ハーバートンネル)に入る直前の紅磡車站付近で大量の乗車があって車内は満席になって香港島に入り、その後は銅鑼灣や灣仔などを西に走りながら乗客を降ろしていって、西營盤地区の石塘咀市政大厦にて33分の乗車にて23:02下車した。ホテルは進行方向に2~3分歩いたところにあって23:05にホテルに戻った。
今夜はアルコール抜きで…

しばらくテレビを見ながら明日の帰り仕度を少ししてから旅程をまとめ、0:30にシャワーにもう一度入ってからジュースで一杯やって1:40就寝した。


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