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1/12 北東北鉄道温泉旅行 1/11~15 下風呂温泉編 [国内旅行]

 

車内での朝は6:20起床。既に東北道を降りて一般道を走っていた。
途中4:30頃にトイレに起きた時に真っ暗な雪の高速道を走っているのを見たが、あとは意外にもぐっすり眠れたので記憶が無い。ただし、車内が狭くて真っ直ぐな体勢で眠れないので、身体のあちこちが痛かったが…。また、途中の景色が見たくても雪煙を上げて高速で走行しているため、窓の外側がガジガジに凍り付いてよく見えなかったので現在地を全く把握出来ずにただ寝ているだけだった。
ラフォーレ号車内の様子(終点で撮影)

市内の道路にある温度計が-5℃を表示していた。青森降りたら寒そうだ…。雪まみれの青森市街をゆっくり走って東京から9時間10分の乗車で青森駅前に定刻より20分早く6:40到着した。もちろんアスファルトの地面なんて雪で全く見えない極寒の駅前広場だった…。
雪の青森駅前にて
青森駅舎

青森駅前に立ったのは久しぶりで、7~8年ぐらい昔に来たきりだった。駅舎は変わらないが、駅周辺がさっぱりした(寂しい)感じになっていた。かつてあった朝市の賑やかさが全く無く、雪での寒さもあって余計に寒々とした雰囲気だ。
ここで朝食や買い物しようと少し時間を取っておいたので、極寒のなか散策に出発した。両親に青森駅前の朝市で海産物を何か買って送ってくれと頼まれたが、かつての場所に何も無くなっていたので断念した。
(この後合流する同行者の友人Iに聞いたら、近隣の商業ビルアウガの地下に集約されて朝市が行われていると聞いたが、駅前の見える場所に看板か案内書きが必要だと思った…。)
駅前でブラついても寒くてキツいので、予定を早めてさっさと駅に戻って次の目的地へ移動することにした。
本来の行程は8:00過ぎの列車で浅虫温泉に行くつもりだったが、早めに先へ進んで浅虫温泉でのんびりしようと青森7:10発の八戸行き普通電車に乗った。
雪まみれの青森駅での701系電車

列車は青森始発でロングシートの車内には数名しかいなかったが、蟹田からの電車が遅れているので接続待ちするとアナウンスがあって、2分遅れで7:12青森発車。結局乗換え客の学生が多数乗って少しの立ち客が出る盛況だった。
人いきで白く窓が曇り外は見えず、外は一面の銀世界のようで路盤に積もる雪のためか列車の走行音は都会より静かだった。
静かな車内で22分の乗車にて浅虫温泉に7:34到着。遅れは取り戻して定刻だった。
浅虫温泉駅舎

数人が降りたが、皆すぐにどこかへ消え失せた。駅からすぐ国道が見え、その向こうには陸奥湾が見える。国道4号線の歩道橋を渡って上から見下ろすと対岸に青森の街が霞んで見えた。
ここ浅虫温泉には、この国道4号線沿いで駅からすぐの場所に道の駅ゆ~さ浅虫がある。
既に下調べをしてきて、ここで朝から温泉が営業していることを知っていたので、夜行バスの疲れを癒すために7:40に入浴する。
道の駅 ゆ~さ浅虫

まだ朝早いからか先客はトラック運転手らしき2名のみ。自分は次の列車が9:30過ぎなので、少なくても1時間半は滞在しようと思っているからのんびり出来る。20分も入っていたら貸切状態になったので浴室内を撮ってみた。
ゆ~さ浅虫の温泉浴場

凍てつく景色を素っ裸で見ているのは贅沢だが、1時間近く入ってさすがに暑くなり休憩室へ移動した。ちょうど地元客らしき人が入ってきたので、貸切風呂状態もちょうど終わって良かった。
まだまだ時間があったので休憩室から陸奥湾向こうの青森市街を撮影した。
ゆ~さ浅虫から青森市街を眺める

9:00過ぎに施設を出て、まずは開いたばかりの浅虫へこの旅最初の旅行貯金をした。最近はあまり積極的にやっていないが、今回はあまり行けない場所が多いので少し力を入れてやってみる。その後、腹も減ったので階下の物産館の隅にあった軽食スタンドでそばにて朝食とする。
物産コーナーの立ち食いそば

その後9:30過ぎになり浅虫温泉駅に戻り9:39発の大湊線直通快速しもきた号に乗車する。列車は雪のためか1分遅れで出発。1両の車内は立ち客はいないが座席は埋まっている。相席で自分も座って曇って見えない窓を見ながら静かに乗っていた。
野辺地で少し乗客が入れ替るが、新幹線で八戸経由で来た人がどっと乗り込んで大湊線内は立ち客も出た。野辺地でも車両の増結は無く1両のままだった。2両にすればみんな座れるのに、地方路線の車両運用は地元民に厳しい扱いをする。
野辺地で進行方向が変わって大湊線を快速運転で走る。途中は陸奥横浜と下北しか停まらない。その途中の陸奥横浜ですら1名しか降りなかったから、旅客需要は路線の両端しか無いようだ。
大湊線は起伏の緩い平地を淡々と走っていて景色の変化は少ない。終点手前の下北で殆どの乗客が降りて、野辺地から50分の乗車で終点の大湊に定刻の10:56到着した。
大湊線の車内(終点で下車中)
乗ってきた快速しもきた号

終点まで乗った人は20名前後。自分が写真を撮っているうちに皆、駅からどこかに消えてしまった。駅前降りてもヒマを潰す所も無いしどんどん次の目的地へ行ってしまうようだ。
大湊駅舎

この後はむつ市内を14:20頃に出るバスまで時間があるので、あとの時間を旅行貯金の郵便局巡りに充てることにしている。
さっそく効率良く回るために、まずは大湊駅前に行ってから徒歩にて10分ほど歩いた西方向の大湊に向かう。郵便局を探すために街歩きをすると、その地元の地理関係や雰囲気を体感できるのが利点だ。郵便局行っても貯金してその郵便局のハンコを貰うだけだから金もかからず各地でオリエンテーリング的な散策が出来て好都合だ。
大湊局から表通りに出た場所にJRバス東北の勤労青少年ホーム前バス停より11:24に田名部行きバスに乗車、むつ市街に入った下北駅通にて11:38下車して近くにあるむつ中央二丁目に行く。
この辺りに来ると大きな郊外型ショッピングセンターやファミリーレストランがあって、腹も減ってきたので近くのマクドナルドむつ中央店で11:50に昼食にした。
むつ市内のマックにて…

ここでハンバーガーを食べながら今回の参加者にメールを送った。今回のメンバーは昨年1月の北海道温泉旅行に行った同一の同僚2名とその友人1名。
そのうち同僚Kiとその友人Iは一緒に予定通り東北新幹線でこちらに向かっているというメールが来たが、残りの同僚Kは朝からメールを送っているのに全く返事が無い。昨夜、別の友人と飲み会があると事前に言ってはいたが、返事が無いのはもしかして…。
…と思ったらそれが的中した。メールでなく直接電話が同僚Kからあり、こちらは既に青森のむつ市にいるのに現在地を聞いたらまだ横浜の自宅と言う…。宿の予約や明日からのJRのきっぷなどを既にこちらで用意してあるのでキャンセルされると面倒なのもあって、同僚Kに取り敢えず仕度をして出発しろと言った。
さあ面倒な事になったと、こちらも食事を済ませて正午を過ぎた12:11にマクドナルドの前のサンデー中央店前バス停から下北交通むつ病院循環線バスに乗車し、むつバスターミナル方向に進んだ途中の小川町2丁目で12:25下車。この前に大きなショッピングセンターのマエダがあり、この中の本屋で同僚Kの可能な行程を時刻表の立ち読みで調べるが、ここ むつ市に入ってから宿泊地までのバスの便が無くなる夜間に到着するような行程になるので、タクシー利用になってしまって金がかかるので同僚Kに厳しいスケジュールになることを電話で伝えると、今日の宿だけ1名減員してもらって予約を変更し、明日の行程途中から合流することになり、同僚Kの今日の参加を諦めた。今夜はメンバー全員集合ならず3名での宿泊に、さっそく旅館に電話して変更を頼んだ。
むつバスターミナル外観

その後近くのむつも訪問して、再びスーパーマエダで旅館用の酒とつまみを購入して、あとは付近を散策しながらむつバスターミナルへ向かう。バスの時刻を確認して乗車券を購入してもまだ時間があったので、旧下北交通(鉄道)の田名部駅跡や、バスターミナル近くのむつ柳町などを巡っているうちに14:10頃になったので、再びむつバスターミナルに戻ってきた。
下北交通 旧田名部駅舎

今度乗るバスは下北交通バスの佐井行き。JR大湊線の下北駅始発なのでここはターミナルながら途中停留所になる。本数が1~2時間おきなので10数名待ち客がいるなか14:23にバスが入線した。
下北発佐井行き 下北交通バス
バス車内の様子

このバス車内に今朝東京から新幹線で来た同僚Kiとその友人Iが乗っていた。めでたく合流出来て、むつバスターミナルを定刻の14:25発車した。
乗客は殆ど地元客で、観光客らしき人は皆無だった。それでも車内には20名ほどの乗客で、途中停留所をわずかに停まるくらいで快調に走っていく。下北交通(旧大畑線)の大畑駅から先へ進むと津軽海峡が見えて海沿いを走り、寒々とした津軽海峡の向こうに北海道がはっきりと見えた。
快調に飛ばしてた割には何故か遅れていて、下風呂温泉バス停に4分遅れの15:24着。海沿いの静かな漁村に家々が集まる小さな温泉地だった…。
同僚Kが今日の宿泊分が不参加になった旨はメールで他の参加者に伝えてあったので特に問題なく、バス停から歩いて1分のところにある下風呂温泉三浦屋が今夜の宿になる。
    下風呂温泉 三浦屋 外観

今回この旅館を予約したのはJTBのサイトからで、同僚Kiが強く勧めたのだが、何でもこの旅館が一番新しい建物だったからだとか…。
宿に入ってさっそくチェックインするが、こんな正月明けの極寒の平日に来る客は他にいないそうで、やはり今回も貸切状態での宿泊に…。
室内の様子(入口から)
室内の様子(窓側から)

部屋は2階の津軽海峡が見える部屋だ。海側に国道があるが、1段高いところに旅館がある上に2階なので全く気にならない。
旅館も15:30に入ったが特にやることも無いので、小さな下風呂の集落の散策にちょっと出てみた。
まだ16:00前なので、近くにある風間浦に行って旅行貯金をする。
その後、自分意外は昼食を食べて無いと言うので、近くにあったラーメン屋海峡に入ってみる。

     ラーメン屋 海峡 外観              海峡ラーメン(野菜ラーメン)

店内は時間も外れているので主人のおばさんもテレビを見ていた。自分と同僚Ki海峡ラーメン友人I海鮮ラーメンを注文した。海峡の名前から想像して海鮮系のラーメンを想像したが普通の野菜ラーメンだった。店名をラーメンの名称にしただけのようだ。因みに海鮮ラーメンを注文すれば期待通りの海鮮麺になるが、野菜ラーメンでも味は悪くなかった。
集落の西端から下風呂温泉を撮る

食後、16:30に旅館に戻って少し部屋で休憩してから旅館内の温泉に行ってみる。1階に浴場があるが国道に面していても旅館全体が道路より1段高いので、風呂からも津軽海峡が見渡せる。
内風呂は光明石温泉と言うらしい単純泉で無色透明、ドアを開けた外風呂は温泉でにごり湯だった。外風呂と言っても建物内で、ただ窓ガラスが無いだけの吹きさらしだった…。
宿の露天風呂(にごり湯)
宿の内風呂(単純泉)

貸切で十分温泉を堪能して17:30に部屋に戻り、ゆっくりしていると18:00に部屋食で豪華な夕食が運ばれてきた。
旅館の夕食

夕食は近海で獲れたものを様々な調理法でたくさん出てきて、食べきれない量で申し訳ないくらいだった。ゆっくり食べたが、食べきるのに1時間半以上かかった…。
夕食後、旅館の人に外湯があることを聞いたので、見物がてら入浴することになって、20:00に歩いて5分くらいの高台にある下風呂温泉大湯に行ってみる。
下風呂温泉共同浴場大湯

地元の人が多数来ていて、大人や子供など10数名ほどの先客がいた。浴槽が普通熱いのと二つあるが、看板だけでどちらも熱い浴槽だった。普通のほうを申し訳ないが水で薄めてようやく入ったが、地元の子供達は薄める前に我慢して入ってさっさと出て行ってしまった…。
30分で旅館に20:30戻り、あとは部屋でテレビ見ながら静かに過ごし、22:00頃にもう一度旅館の温泉に入って温まり、再び部屋で適当に静かに過ごして日付が変わった0:20に就寝した。


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