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1/13 北東北鉄道温泉旅行 1/11~15 乳頭温泉編 [国内旅行]

 

下風呂の朝は7:30起床。
寒そうな津軽海峡が見えるが、旅館の中は暖かくて助かる。さっそく大浴場の温泉に入って目を覚まして8:00には部屋にて朝食。磯の物で土地柄も出ていて品数も申し分なく美味しく食べた。
三浦屋の朝食

食後、8:45にもう一度温泉に浸かって身支度をして9:15にはチェックアウトする。バスが来る時間までロビーでしばし待つ。
下風呂温泉からの下北交通バス

時間が来たので旅館の人に礼を言ってバス停に向かう。バスは4分遅れでやってきた。
下風呂温泉を9:34出発、佐井始発のバスで既に1時間走っているが、車内には数える人数しかいない…。厳寒の津軽海峡を左に見ながら静かにバスは走る。
津軽海峡の遠くに見える北海道…
帰りのバス車内の様子
途中にある下北交通旧大畑駅舎

途中の大畑駅に9:55着。ここで時間調整で少し停車。行きに撮れなかったかつての大畑駅舎を撮影した。ここから内陸に入って進み、住宅地も増えてきて若干の乗車があって生活路線らしくなり、昨日乗ったむつバスターミナルでかなりの下車があって、その後はJRに乗るための数人の乗客で10分ほどで終点の下北駅に3分遅れの10:43到着。
JR大湊線 下北駅舎

ここからは鉄道の旅になる。昨晩は海の温泉宿だが、今夜は山の温泉宿に泊まる。行き先は田沢湖のさらに奥の有名な乳頭温泉
下北駅で20分少々時間があったので、昨日来られなかった同僚Kのために買っておいたJRきっぷの不使用証明を窓口でした。
そんなことをしているうちに駅には乗客が増えてきて、窓口にも行列が…。
次に乗る列車は快速しもきた号11:10発青森行き。隣駅の大湊始発で定刻に到着。しかし、1両編成の列車はたちまち席が埋まって立客も多数。前列車から2時間ぶりで、次の列車まで3時間もあるので乗客が集中するはずなのに、この両数の少なさはJR東日本の対応が悪すぎる
昨日の同じ時間に来た時にも見たが、この列車に乗るために改札を待つ多数の人を大湊駅で見たので、慢性的に混雑する列車のようだ。今日も立つ場所も無いほど混んだ車中を我慢の乗車になった。
帰りも1両の快速しもきた号

途中停車駅は陸奥横浜のみで乗車1名だけ。ひたすら60km/h台のスピードで淡々と走り、大湊線を47分の乗車で野辺地に11:57着。殆どの乗客はここで降りた。
ここでの乗り継ぎはスムースで、12:08発の特急つがる16号八戸行き。雪のためか2分遅れで到着、大湊線に乗っていた人が多数乗車したが、1両分の乗客が6両の特急に乗り換えただけだから空いていた。短距離なので自由席利用だが、禁煙車にまとまった席が無かったので仕方なく喫煙車に乗車する。2人は喫煙者なので大歓迎のようだ…。
特急つがる16号(八戸にて)
…の車内(喫煙車)

途中は三沢に停まるだけで乗車時間は30数分。東北本線の雪野原を見ながら静かに列車は走る。乗った列車はE751系という特急電車で初めて乗ったが、割と静かで落ち着いた車内だった。座席は最近JR東日本のどこの特急でも見る柄だったが…。
我慢の喫煙車は野辺地から34分の乗車にて2分遅れのまま終点八戸に12:44着。乗客の殆どがそのまま新幹線に移動するように乗り換えて、今度の列車は12:54発の東北新幹線はやて16号東京行き。6両の特急から10両の新幹線に一斉に乗り換えた感じなので、新幹線に乗ってみるとさらに空いてしまう。今度は列車最後尾の10号車の禁煙車に乗車して定刻に発車した。
新幹線はやて16号(八戸にて)
空いているはやて号車内

自分達は盛岡までの乗車なので、この区間は立席特急券にした。全車指定席の新幹線なので自由席が無いため空いている席に座るのだが、途中からその席の人が来ると思うとあまり落ち着かない感じで、八戸から40分の乗車で盛岡に定刻の13:34到着
昨日欠席した同僚Kは少し前に盛岡入りしているとメールがあったので、今晩の旅館での酒とつまみを先に買っておくようメールしておいた。
次の列車は田沢湖線の14:08発大曲行き普通電車なので、少し時間があるため改札を出て皆の用事を済ませるため軽い自由行動。駅前には年期の入った古いバスが多数いたので何枚か撮ってみた…。
盛岡~大船渡の急行バス(岩手県交通1056号)
国際興業のお古(岩手県交通1052号)

駅前すぐの盛岡駅前で旅行貯金をして友人Iが行った銀行に行くと、コンビニから出る同僚Kを駅前で発見。盛岡でようやく今回の参加者4人が揃って盛岡駅に戻って田沢湖線普通電車に乗る。
今度乗る路線は秋田新幹線も走る路線なので、レールの幅が在来線より広くなっていて専用の車両を使っているが、車内は特にロングシートとクロスシートの混ぜこぜになっているくらいで変化は無い。新幹線は多数走っているが普通電車は僅かにしか無く、田沢湖以遠に行く普通列車としては始発から約9時間ぶりの電車なのに4両編成の車内はガラガラ…。学生が発車間際に増えたがそれでも空席のほうが多い。乗車前に駅内のキオスク系の弁当屋で弁当を購入するが、東北や関東近辺の駅弁も置いてあって迷うが、一応東北地方の大館駅弁を買って車内で遅い昼食とする。
田沢湖線車両
…の車内。
大館駅名物 鶏めし(車内にて)

田沢湖線普通電車は定刻の14:08に盛岡を発車。弁当を食べながら盛岡近郊の平原を眺めて静かに走るが、山が近くなった雫石に14:27到着し、新幹線との行き違い・通過待ちで15分停車。地元の高校生もこの駅までで殆ど降りてしまい、車内は数少ない旅行客だけになった…。
長く停車するのでせっかくだからと郵便局とコンビニを探しに改札を出て雫石駅前を少し歩いた。…が何も無いので5分で駅に戻って車内で静かに出発を待った。
秋田新幹線をやり過ごして雫石を発車し、ここから先は山間部に進んで行き、峠越えの区間になる。途中信号所に停車したら、保線要員が多数乗車し賑やかになったが、それでも座席はたくさん空いている。沿線の雪かきをしていたようで、スコップなどを持っていた。
景色が山から開けた盆地に進んでいくと、盛岡から1時間9分の乗車で田沢湖に15:17到着。ここでも20分近く停車するみたいだが、自分達を含め殆どの乗客が下車した。
田沢湖駅舎外観

田沢湖駅は秋田新幹線停車駅だけあって、ガラス張りの洒落た感じの駅だった。ただ、駅前ロータリーは造成中で、積雪もあってバスのりば付近はグチャグチャだった…。
この先、乳頭温泉までのバスは8分後15:25発の羽後交通バス。駅内のバスきっぷ売り場できっぷを買って、駅前に既に停まっていたバスに乗車。すぐにバスは発車した。
田沢湖からの羽後交通バス
バス車内の様子

週末の金曜だから、乳頭温泉に行く多数の人でバスが満席になるかと思っていたが、出発して車内は自分達4名の他は2組の夫婦のみ…。殆どの人は自家用車で行くみたいだ。
バスはタイヤにチェーンを巻いていて雪道対策は万全だ。田沢湖の駅前付近も路面は雪まみれでアスファルトの地面は見えないくらい積雪がある。途中、田沢湖を経由してカップル1組拾ってから乳頭温泉方面への山道を登りだす。
車窓に田沢湖を見る…

今夜泊まる宿は乳頭温泉でも観光ポスターにもなるくらい有名な鶴の湯旅館。この宿は他の乳頭温泉の旅館とは離れているので、途中のバス停に旅館の送迎バスが来るようになっているので、山道を登って眼下に田沢湖が見下ろせるくらいに登った田沢湖高原温泉バス停に5分遅れの16:00到着。ここで路線バスを降りると旅館の送迎マイクロバスが2台も停まっていた。路線バスから降りた客は自分達4名と1夫婦のみ。何か怪しい予感がしたら、1台の貸切バスが到着して大量に乗り換えてきた。たちまち2台のマイクロバスは満席に…。
鶴の湯旅館の送迎バス

満席の2台のマイクロバスは16:05に高原温泉バス停を出発。途中までバス通りを走るが、鶴の湯の看板が見えた路地を左に入るとバス1台分の山道をくねくねと進む。対向車用にバスに無線も常備し、何かやりとりしながら進んで行き、途中10分ほど進んだ鶴の湯別館で多数の貸切バス客は降りていった。
結局本館に行くのは一般客だけで助かった。さらに5分ほど車内が空いた状態で進むと鶴の湯旅館の本館に16:20到着。入口近くに多数の乗用車があったので、殆どの宿泊者は車で来るようだ…。
乳頭温泉 鶴の湯入口付近から

関所のような門を入って左手の棟続きの先がフロント(受付)棟になっていて、予約した友人Iが手続きしてくれた。泊まる部屋は新本陣と言われる受付棟と連なった高台にある建物だった。

         新本陣館の部屋の様子                新本陣館の廊下

部屋は8畳間に板間もあってそこそこ広いが2人用らしくて2人づつ2部屋を与えられた。テレビも無く皆には不満だったようだが、じっくり温泉だけ静かに味わえるようで自分としては歓迎だったが…。
部屋に荷物を置いて落ち着いたので、夕食までにひと風呂浴びて館内散策のため浴衣に着替えて16:50にまずは乳頭温泉のポスターなどでも有名な混浴露天風呂に行く。静かに雪の降るなか多くの宿泊客が入っていた。意外にも若いカップルや女性も多数入っていて逆に入りづらい面も…。男性用の露天風呂はここしか無いので仕方ないが…。週末金曜だけあってやはり今夜は満室のようだ。露天風呂の写真は翌朝撮ることに…。
様子を見る程度に入って次は内風呂の白湯・黒湯に入る。こちらは男女別で、女性用は建物両サイドに白湯・黒湯と脱衣所ごと別れているが、男湯は脱衣所が共用になっているので裸のままどちらの湯もそのまま楽しめるようになっている。
黒湯の浴槽

           黒湯の入口    (同じ脱衣所から撮影)    白湯の入口
                  白湯の浴槽
黒湯・白湯の内風呂棟の玄関付近

内風呂は先客のグループが1組入っていたが、あちらもお試し程度に出て行ったので撮影できた。
ちょっと熱めなのでこちらも軽く浸かってすぐに退散。出る頃には陽も暮れていた…。

17:30に一度部屋に戻って軽く持ち込みのビールで一杯やって静かに過ごす。確かに風呂以外には冬場は何も無い…。自分は旅行のまとめなどをしていれば時間が潰せるが、他の連中は耐え難いみたいだ。

 1号館から新本陣館への渡り廊下            食事処の1号館廊下

食事時間はチェックイン時に決めてあり、その時間になった18:30に食事処の1号館1階の和室大広間に行く。何組かの配膳がしてあって、自分達は幸運にも囲炉裏端の味のあるベストポジションに…。食事は山菜や川魚中心の料理で、最初はビールで、その後は日本酒で飲みながら戴いた。

         山菜・岩魚中心の夕食                囲炉裏の鍋料理も…

食事も進んでくると、囲炉裏の上にきりたんぽ・山菜やイノシシ肉の鍋が吊り下げられて、ゆっくり食していると時間はあっという間に過ぎて20:00になっていた。
自分は満腹・満足だったが、皆さんは前日の海産物中心の夕食のほうが良かったとの感想…。野菜モノばかりでは不満のようだ。
食後、20:30に再び風呂巡りへ。露天風呂も先客少なく、白熱灯の淡い灯りだけで雪の中の露天風呂には風情があって来た甲斐がある。
1時間ほど露天風呂に入って、その後はみんなで部屋にてトランプでゲームをして静かに過ごす。確かにテレビが無いと静かで、会話が止まると何も雑音が無くなるのは珍しいくらいだ。
23:00にはお開きになって、各自部屋で静かにやってから23:45就寝した。


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