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7/19 プレミアムドリーム号夜行日帰り旅行 7/18~19 たま駅長~奈良・帰宅編 [国内旅行]

 

プレミアムドリーム号の朝は6:40起床。外は既に明るくなっているが厚めの茶系カーテンのおかげで車内に暗さが保たれていた。
座席も深くまで倒れ意外にもぐっすり眠れた。この座席はゆっくり眠れるための機能が多いようで、一度深く倒れた後でさらに別のレバーを引くと座面・背もたれ全体が幅広いV字型の角度固定のままさらに10度ほど後ろに倒れてくれる。そのまま足元も上がってしまうので何となく歯科の診察椅子を連想させる造りだった。おかげで足柄S.A.から途中起きることも無く、気付けば京都手前の大津付近で目が覚めた。少ししてカーテンを捲ると6:44に京都南I.C.を通過していた。
前方の身障者がカーテン開けて眩しい外は既に明るい車内の様子(6:40)

バスは都内から走っていた東名高速が名神高速に変わっても渋滞無くスムースな走りだった。ここまで来るとバスの運行が早めなのか遅れているのか分からないが、起きて20分ぐらい経った7:04に中国吹田I.C.を降りて一般道へと進む。その先も旧大阪万博会場前の広い大阪中央環状線を走るため、信号停車も無く相変わらず快調に進み、千里付近を7:10に通過して今度は御堂筋を南下した。土曜朝の大阪市内は空いているようで、淀川を渡る先まで信号で止められることすらなくスイスイ走って、東京駅八重洲南口から7時間58分の乗車にて終点の大阪駅桜橋口に1分遅れの7:34到着した。
座席背面が高くて車内に圧迫感(拡大します)
                    全員下車後の座席・車内の様子

全員降りてから一応車内を見渡すと寝るために特化した座席のためか、やたらと高い背もたれと2階建て特有の低い天井で車内全体にかなり圧迫感がある。夜は快適に眠られても昼便で運行するタイプだと景色が見辛そうで、昼便でも寝て利用する分には贅沢な車両かも…。あまり見学していると外のトランクルームの荷降ろしも終わってしまうので急いで下車して向かいの大阪駅に向かった。
JRバス関東 D674-00506 足立200 か16-25
     乗車したプレミアムドリーム号           降りた向かいの大阪駅桜橋口

この後はとりあえず和歌山に向かおうと考えていた。ドリーム号が少し早く着けば大阪7:33発の紀州路快速に乗りたかったが、ちょうどバスが着く時に高架上を動き出すのが見えたので諦めていた。そのため乗ったバスの車内見物するなどゆっくり構えて20分後の次発電車まで時間稼ぎしていた。
クモハ223-2509(拡大します)
       大阪から乗った関空・紀州路快速223系電車と空いてからの車内の様子

何か朝食でも食べれば良かったがゆっくりし過ぎたので逆に次の電車まで中途半端に時間が残り、仕方なく環状線ホーム売店でパンを買ってしばしぼんやりと電車を眺めていた。
環状線も待っている間にも何本か発車するのにそのまま並んでいる人達が多く、自分と同じく快速電車に乗る乗客のようだ。自分は敢えて並ばずにホームの端で電車を待って画像を撮ってから後から乗り込み…、[電車]大阪7:55発の京橋始発関西空港・和歌山行き大阪環状・阪和線関空紀州路快速は発車した。編成は4+4両だが途中の日根野で分かれるため、後方の4両和歌山行きに乗る。車内は何本もやり過ごしてから乗る人がいるくらいなので混んでいるが、環状線を半周して天王寺に8:11着いた時には早くも3~4割が降りてしまったので、乗車客が乗り込む前に空席に座った。天王寺でも降りた分だけの乗車があったので、混んだままでその先の阪和線を進んだ。
朝から暑い太陽が照りつける大阪南部の住宅街を縫って走っていく。停まるごとに乗客は少しずつ減っていき、関空快速との切離し作業のある日根野まで来ると空席も増えて車内も落ち着いてきた。和泉鳥取を過ぎると緑が多くなってきて雄ノ山峠を越えて和歌山県に入る。
関東では見られない阪和線色(拡大します)
    最近希少な113系新快速色電車         人の少ない和歌山駅中央口駅舎

峠を越えると紀ノ川の河岸段丘を駆け下りながらその紀ノ川を渡って和歌山の市街地に入り、大阪から1時間22分の乗車にて終点の和歌山に9:17到着した。
次の乗り換えまで少し時間があるので改札を降りて正面口を出てみるが、午前中なのに既に炎天下で、暑いせいか元からなのか分からないが人の気配が少ない街だ。和歌山駅は低いながらもせっかく駅ビルを構えた駅舎なのに数えるほどしか人がいないのが第一印象だった…。
今回、出かける前に旅行資金を引き出していなく無一文に近い状態だったので、自分のメインバンクで引き出そうと周辺地図を眺めるが駅からかなり離れていた。金利の低いご時世に他行のATMを利用して1回使うのに¥105も取られれば、あっという間に利息分が吹っ飛ぶので歩いてでも引き出しに行きたかったが、さすがに時間も無いし暑くて早くも汗だくになるのもイヤなので、向かいの泉州銀行和歌山支店で手数料取られつつも引き出してしまった…。
和歌山電鐵出札横のたまグッズコーナー

和歌山に来たのは最近有名になってきた和歌山電鐵に乗るためでもある。前身の南海電鉄貴志川線時代に乗り潰しは終えているが、自分の記録として経営主体が変わったら再度乗り直すことにしている。JRの券売機で売っていた和歌山電鐵のきっぷを購入して改札を抜け、一番奥にあるホームを上がると電鐵の事務所はたま駅長グッズ販売コーナーと化していた。たま駅長は終点の貴志駅のマスコットキャラで、このネコのお陰でかなり集客しているようだ。自分は乗るだけなのであまり興味なく列車に進むと、こちらも旧式ではあるがかなりド派手な塗装の電車で、車内も外装に負けじと派手で木目の床と吊り革にすだれの日よけ、一部には座席を外して座椅子に座布団、おもちゃの展示コーナーまである…。
奇抜な電車第2弾のおもちゃ電車(拡大します)木目を活かしつつも斬新な車内(拡大します)
             乗車した「おもちゃ電車」の派手な外観と車内の様子

2両編成の電車には既に20数名の乗車があって、発車時間も迫っているのであまりホームでグッズを見ている時間も無く…、[電車]和歌山9:45発貴志行き和歌山電鐵貴志川線は発車した。車内は地元学生や一見して鉄道マニアと見られる人物など乗っているが、空いた車内にパラパラと座っているだけなので、せっかく派手な改装や多数のアイデア戦略で奮起策が取られているが、まだまだ安定した収益には結びつきそうにもない感じだ。

     おもちゃ電車の車内おもちゃショーケースと車両中央にベビーベッドまで設置

沿線も特徴のあるものが無く、和歌山を出ると古くからの住宅地をしばらく走ってそのまま田園地帯に進む。さらに小高い丘陵地帯が迫ってそれを分け入ると静かな池のほとりを通って、和歌山から34分の乗車にて終点の貴志に10:19到着した。

     皆、たま駅長目当ての人気者           割といじられても動じない性格

途中の乗り降りも少なく殆どが終点までの利用だった。駅に着いて改札口に向かうと大勢の人が三毛猫のたま駅長に群がっていた。意外とどっしりとした落ち着いた性格で、世話役の売店のオバちゃんに色々なポーズを付けさせられても動じることなく、この駅のマスコットに相応しい猫だと感じた。
どっしり構えた貴志駅のヌシ(拡大します)改札台が定位置らしい…

かつての出札口に当たる場所がペットショップのようなオリになっていて、後輩の猫なのかもう1匹がそこに入っていた。殆どの乗客がこの猫目当てのようで駅内だけが賑わっていた。自分も5分ほど猫の様子を見てから駅を離れて次の行き先を目指して歩き出した。簡単な下調べで貴志駅から少し歩いた場所の神戸バス停から10:32発の紀の川コミュニティバスに乗ってJR和歌山線の駅を目指そうとしたが、バス停の位置が詳しく下調べ出来なかったために間違って駅から逆方向に歩いてしまい、途中でおかしいと気付いた時には時間切れになってしまったため、仕方なく貴志駅に戻って折り返し乗車で和歌山に戻ることにした。

       こじんまりした貴志駅舎                   貴志駅全景

迷って歩いたりして、結局貴志駅周辺を30分ほど散策して10:53に再び駅に戻ってきた。10:50着で次の電車が入って来ると、次なる乗客がたま駅長に群がっている。そんな中を折り返し電車へ進むと、先ほど乗ってきたおもちゃ電車に匹敵するド派手なホワイトベースのイチゴ柄の電車があった。
奇抜な電車第1弾のいちご電車(拡大します)こちらも木目の床にイチゴな車内(拡大します)
       帰りに乗ったいちご電車            たま駅長ポスターと派手な車内

こちらが奇抜な電車第1号のいちご電車で、第2弾のおもちゃ電車を先に見てしまうと落ち着いた感じにも見えてしまうが、こちらも木目の床にすだれの日よけ・吊り革は乗降ドアを含めて全て赤色で、車内外にイチゴのイラストの他には座席の柄までイチゴだった…。

      座席のモケットもいちご柄                 ドア付近もいちご

折り返し時間は6分でその時間でいろいろ撮影して、[電車]貴志10:56発和歌山行き和歌山電鐵貴志川線は発車した。帰りも行きに見たような乗客が一緒に乗り合わせているが、やはり行きと似たように乗車人員は少ない。それでも土曜の午前中で和歌山方面へ買い物に出かけるに程よい時間になったのか、各駅で少しずつだが乗車があってだいぶ座席も埋まって、31分の乗車にて終点の和歌山に11:27到着した。
これで和歌山での用事も済んで、あとは少し寄り道をしつつも帰路に向かうことにする。10分乗り換えで同じ改札内のJR線ホームに進んで既に停まっている始発の快速電車に乗り込み、[電車]和歌山11:37発京橋行き阪和線紀州路快速は発車した。
この辺りは行きにしっかり沿線の景色を見て乗っていたので、気の緩みと夜行バスでの疲れもあってか時々記憶無く寝てしまっていた。途中の日根野で行きとは逆に関空快速との併結作業の後8両編成になると、その先からは乗客も増えて立つ人多いまま、和歌山から1時間4分の乗車にて天王寺に12:41到着した。
クモハ223-2518(拡大します)   
     帰りも乗った紀州路快速223系              天王寺で降りる

この辺りは細かな行程を組んでいないので、腹も減ってきたのでここで昼食にしたい。まだ高校生時代だった1980年代に、旅行でも滅多に来られなかった関西地方の立食いそば(うどん)屋で、関西風ダシで一番美味いと思っていたのがここ天王寺の立食いスタンドだったのを思い出し、久しぶりに食べてみようと同じ場所に立つ店に向かって適当に食券を買って食べてみたが、ダシは薄すぎて麺も茹で過ぎていて、経営者か業者が20数年経って変わったようで美味くも無かった。昔の美味しい思い出はこの場で過去のものになってしまった…。
昔の味と全然違って×××
        昔の記憶を求めて入った「天王寺うどん」と食べたスタミナそば(¥380)

気を取り直してこの先は久宝寺を目指す。今回の旅行は多少乗り潰しの要素も含んでいるので、今年3月に開業したJRの新路線のおおさか東線に乗ることにしていた。そばを食べて関西本線のホームに向かうと程なくして電車が来て…、[電車]天王寺12:57発加茂行き関西本線大和路快速は発車した。
クモハ221-16(拡大します)関東では見られないウグイス色の201系(拡大します)
   1区間だけ乗った大和路快速221系        おおさか東線の黄緑の201系電車

天王寺からは乗り込む人も多くて車内は数名が立つくらいの混雑だった。自分も次の停車駅で降りるので7分の乗車で久宝寺にて13:04下車した。久宝寺は従来からある2面4線のホームで普通電車との接続を取っていて、その間の空いたホームにおおさか東線が入り込んで折り返す。たまたま自分が次に乗る電車の到着が遅れていて、5分ほど遅れておおさか東線からの電車が到着すると、その後に普通電車と接続する後続の快速電車がホームが塞がっているために入れず、関西本線の電車も巻き添えで遅れ始めた。遅れたおおさか東線の電車は一旦引き込み線に入って今度は逆方向のホームに遅れて入線するが、こちらでも後続の電車を止めるハメになって上下の関西本線を遅らせて…、[電車]久宝寺13:11発放出(はなてん)行きおおさか東線は4分遅れの13:15発車した。
電車の向こうに近鉄線の高架が…(拡大します)乗り換え至便だが連携していない感じ…(拡大します)
   近鉄奈良線との乗り換え駅で降りた        近鉄側出口からJR駅舎を眺める

6両編成の黄緑色の電車は日中ともあってガラガラで、既製の貨物線をリニューアルしたらしい沿線は真新しい高架線を快調に走っていく。ただ、そんな高速路線でも無いので短い路線を遅れたまま13分の乗車で終点の放出に3分遅れの13:28到着
この先は近鉄線に乗り換えて奈良方面を目指したく、再び同じ電車に折り返し乗車して放出を定刻13:40に発車、2駅進んだJR河内永和で13:46下車した。
この駅は既設の近鉄線河内永和駅に近づけて造られているので乗換えに便利だが、近鉄線は普通電車しか停まらないのでなんば方面には便利でも、奈良方面にはあまり使い勝手が宜しくない。さすが後から造ったJR駅舎だけあって駅前はフェンスに囲まれた駐車場が広がっていて、駅前広場らしく車が停まっていても新駅ながら何となく雑然さを感じる。
とりあえず乗換えは便利で、走れば雨に濡れない程度に近い距離を歩いて近鉄駅改札を入ると、奈良方面は普通電車しか停まらないので通過列車が多く、何本か通過した後に来た電車に乗り込み、[電車]河内永和13:52発大和西大寺行き近鉄奈良線普通電車は1分遅れで発車した。
ここからの大阪平野の夜景が素晴らしい(拡大します)LCカー5802号(拡大します)
  石切付近の車窓から大阪平野を眺める        大和西大寺まで乗った普通電車

後続の優等列車との接続も無く、途中の瓢箪山では列車の通過待ち、淡々と停まっては走る普通電車で石切越えで眼下に広がる大阪平野を眺めて生駒トンネルに入り、その後も奈良盆地へ緩やかに下って、36分の乗車にて終点の大和西大寺に14:29到着した。
今回も機会が合えば奈良在住の友人Sを電撃訪問しようと、メールで居場所を言わずに相手の場所を聞き出そうとしたが、どうやら彼は仕事で若狭湾方面に出掛けている模様…。今回は完全に行き違っていたのでこのまま帰路に向かって東方面に進むことにする。

        近鉄奈良駅東側の奈良交通ラインハウスと購入した名古屋行き乗車券

大和西大寺まで普通電車に乗ってきて、ようやく後続の14:36発近鉄奈良行き快速急行に乗り継げた。1分遅れで発車するがここまで来ると快速急行も終点まで2駅しか無く、新大宮に停車後すぐに終点の近鉄奈良に定刻の14:41到着した。
ここから高速バスにて名古屋に向かう。これから乗車する名古屋~奈良線は2007年4月27日開業の路線で、日中の名阪国道を走る唯一の高速バスなので以前から乗ってみたくて旅程に組み込むチャンスを狙っていた。今回は往路の名古屋→奈良で乗ってみようとしたら満席で取れず、帰路で予約が取れたので乗ってみることにした。発車オ~ライネットにて予約を取っていて、その予約を持って近鉄奈良駅頭上の通り北側にある奈良交通ラインハウスの出札窓口で乗車券を購入。ここは出札窓口や売店・待合所があって道路上のバスターミナル案内所のようだ。

   奈良交通担当の名古屋行き高速バス           割と混んだ車内の様子

窓口できっぷを購入後、館内のトイレや売店を利用してから道路のバス停で待っていると発車時間になって始発のJR奈良駅からバスが到着して乗車改札が始まるが、ここからの乗車が結構多く乗り込みに時間がかかり、[バス]近鉄奈良14:55発のJR奈良駅始発名鉄バスセンター行き奈良交通高速バスは4分遅れの14:59発車した。ここでほぼ満席の乗車となって次の乗車バス停の天理を目指す。自分は前方席の窓側だったが、混んでいるので隣席も青年が座っている。バスは天理までしばらく一般道の国道169号線を南下して15分ほど走った名阪国道の高架下の天理(櫟本)バス停に15:16停車して予約乗車の1名を乗せて1分後の15:17に4分遅れのまま発車、そのまま天理I.C.から国道25号線名阪国道に入り、信号の無い自動車専用道に入った…。
飛行機から良く見る眺めを斜めから…(拡大します)いずれ通りたい新名神(拡大します)
  名阪国道の桜峠から奈良盆地を眺める     新名神との亀山J.C.T.を通過(16:33)

名阪国道をバスでは何度か奈良~横浜間の夜行バスで乗っているが、夜行バス乗車なので寝ていて景色を見たことが一度も無かった。天理から名阪国道に入るとすぐに上り坂になって桜峠という奈良盆地の端っこのような場所から上野盆地方面の山間へと走っていく。この先も大和高原都祁(針テラス)に15:43に立ち寄り、大和高原山添に15:50に乗車扱いで停車するが客は無く、そのまま加太越えの関トンネルを通過して伊勢平野に降りてきて、亀山I.C.を16:30に通過して東名阪道に入り、ようやく有料区間を走行する。この辺りまでは景色の単調な山間部を走っていたので、気付けば周りの乗客の殆どが寝ていた。その中で自分も道中の半分くらい寝てしまっていた。
木曽川を渡る(17:00)

東名阪道に入って少しすると真新しいインターチェンジがあって、ここが新名神高速との亀山J.C.T.で16:34に通過、その後も交通量がだんだん増えてきて名古屋都市圏に入ってきたようで、四日市付近から時々前方の流れが悪くてスピードが落ちるが、伊勢湾岸道との分岐点の四日市J.C.T.を過ぎると交通量が分けられたのか回復して、17:00ちょうどに県境の木曽川を渡って愛知県に入り、遠くにいよいよ名古屋駅のセントラルタワーが見えてくると何となく走っている雰囲気が中央道で新宿へ向かっている感じと酷似していて、17:09に名古屋西J.C.T.を通過して東名阪道から名古屋高速5号線に入って名古屋駅が見えてきたら少し行き過ぎた白川ランプで高速を17:16に降りてUターンして駅方向に向かい、近鉄奈良駅から2時間26分の乗車にて終点の名鉄バスセンターに定刻の17:25に到着した。
奈良200 か・372(拡大します)ステッカーの下にはリムジンバスの文字が…(拡大します)
                名鉄バスセンターに到着した奈良交通バス

名古屋にちょうど夕食時間帯に着いたので、本来はどこかの店に入ってしっかり夕食でも食べようと思っていたが次第に面倒になって、高速バスを降りてから少しバスセンター内を巡った後にJR名古屋駅へ向かった…。
乗り換えた名古屋駅広小路口

今回は青春18きっぷが使える1日前に旅行しているので、名古屋から帰るにはまともに乗車券を買わなければならず、しかも自分の嫌いなJR東海を儲けさせたくないので、JRハイウェイバスか普通電車だけで帰ろうと思ったが、何となく早く帰りたい気分が先行してしまい、自分のポリシーを少し曲げつつも妥協して、途中の静岡まで新幹線に乗ることにして折り合いを付けた…。

             いつものJ.T.S.のきしめんスタンドにて食べたきしめん

夕食をに回す資金を自由席特急券に回して、あまり空腹では無いが軽く食事をするためにいつも名古屋で愛用しているお決まりのJ.T.S.のきしめんスタンドで食べておいた。構内では他にJR系の業者も別ホームでやっていてそんなに味に違いは無いだろうが、何となくJR東海嫌いからわざわざここに来て食べている。店は5~6番線の東海道線下りホームの金山方に1店舗だけあり、全く方向違いのホームなので食後は新幹線ホームへ17:45に移動した…。

          名古屋から仕方なく乗ったこだま号と空いた自由席車内の様子

このまま普通電車に乗って帰っても自宅には23:30頃に帰れるが何となく疲れてしまい、静岡まで新幹線に乗ることで1時間以上早く帰れて、乗り換え回数も少なく帰れることが駅窓口にある時刻表を調べて判明した。名古屋から新幹線は今年1月も利用していて、JR東海嫌いとしては利用回数が増えて自重しなければならない。
新幹線ホームに上がると夕方はいつも混んでいて、しかも新幹線が次々と現れては出発していく印象で、利用者が多くてJR東海が儲かっている印象が強くて歯痒い。2本ぐらい列車を見送るとようやく目的の列車が入ってきて乗り込み…、[新幹線]名古屋17:57発の新大阪始発東京行き東海道新幹線こだま574号は発車した。
       
  JR東海に儲けさせてしまった乗車券類             車内で一杯…

こだま号の自由席車内はいつも空いていてのんびり早く帰れるのだが、自分には簡単に使えない事情がある。東京~大阪間の移動なら100%飛行機利用にしているほどだ。
せっかく夕食代をケチって新幹線特急券代に充てたのに乗車時に駅の売店でつまらないものを買って、車内で一杯しながら普段はゆっくり流れる在来線の景色とは違う、新幹線沿線の流れるような車窓を眺めて、名古屋から1時間19分の乗車にて静岡に19:16到着、下車した。
ここで降りる自分達以上に乗り込む乗客が多く、こだま号は静岡辺りから東京方面へ向かう乗客が圧倒的に多いよう見受けられる。JR東海嫌いな自分には東京まで乗るようなことは殆ど無いから、浜松~静岡・三島辺りが空いていれば問題無いが…。
1日1往復の貴重な普通電車(拡大します)
                静岡から乗車した東京行き373系普通電車

新幹線を降りて在来線ホームへ上がると19:18にちょうど列車が入線してきた。この旅最後に乗るのは東京行き普通電車で、今や1日1本だけの希少な列車になってしまったが、この列車だけ唯一特急電車車両を使用しているので乗り得電車でもある。静岡近辺の普通電車は短編成・ロングシートばかりで乗客への待遇が一番劣悪な場所でJR東海の真骨頂的なエリアでもあるが、その中で唯一まともに乗れる電車でもあり、これに乗るために名古屋から新幹線代を奮発して時間を合わせてきたようなものだ。

                    静岡発車直前の車内の様子

希少な列車でかつ東京への唯一の直通電車なので、もう少し列車入線前から待っている人がいるかと思ったらパラパラと数人しかいないようで、乗車口に列すら出来ていなかった…。
それでも発車5分前ぐらいになると各号車に数名程度乗り込んで…、[電車]静岡19:29発東京行き東海道線普通電車は発車した。
列車は3両編成×3本の9両編成で、一番空いていた最後部1号車に乗り込んだ。あまりにも空いていたので発車前にホームの売店で残っていた駅弁を購入、沿線は真っ暗で景色は拝めないが空いた車内で駅弁食べながら静かに過ごした…。

              静岡駅ホームのキオスクで購入した幕の内弁当で夕食…

土曜の夜で人の動きが少ないからか途中乗降も少なく空いたままで、JR東日本区間に入った熱海くらいから次第に座席が埋まっていき、小田原・平塚過ぎるとデッキに立つ人も出てきて…、静岡から2時間30分の乗車にて大船に21:59到着した。
一部で有名な駅員の作品とか…(拡大します)
    大船で下車する(かなりブレた…)         大船駅のマニアックなポスター群

静岡地区では9両編成は長い部類に入るが、首都圏に来ると短い9両編成で案内されている通りに大船からはデッキにかなり立っての乗車があった。
そんな電車を降りてもう1本電車を乗り換えて地元駅に22:13着、自転車で自宅に22:20帰宅して24時間30分の短くも移動ばかりの旅を終えた…。


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