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10/11 鉄道の日記念きっぷ旅行 10/10~12 太多・高山本線編 [国内旅行]

 

名古屋の朝は9:35起床。ホントは8:30に起きて名古屋市交通局の施設レトロでんしゃ館を見物しようと思ったが、眠気に負けて予定中止にして2度寝してしまった。 
       
   窓からは他の部屋窓しか見えない        一夜明けた名古屋駅太閤通口の様子

今日は1日費やして高山本線を北上する予定だったが、それだけでは物足りないので名古屋でちょっと見物予定を入れたつもりだが、自分自身でキャンセルしてしまったのは情けない。まぁ、また次回来られる口実が増えるので問題ないが…。
チェックアウトの時間も迫っているのでシャワーを浴びて身仕度して10:00にホテルを出た。予定を一部キャンセルした分早く動けるが、本日乗車予定の高山本線の普通列車はそんなに本数が多くないので時間潰しをするしかない。とりあえず名古屋駅の窓口に向かい、備え付けの時刻表で高山本線の普通列車までのルートを計画してみた。
駅の窓口はキップを買い求める長蛇の列でさすが連休初日な感じだが、JR東海が窓口を集約してしまった結果のしわ寄せを客に負わせているのだから、さすが利用者に冷酷なクソ会社たるJR東海だと感心する。今回の旅行も大いにJR東海を利用したが、まともにJR東海に支払ったのは昨夜新幹線に1駅乗った¥1,490分に過ぎない。これからも他の善良な乗客に成り変わって利用者がJR東海から不利益を被った分を自分が取り返してやろうと奮起した。

いつもの名古屋駅ホームのきしめん屋で食べる    名古屋から乗車した快速中津川行き

予定した行程は名古屋市交通局の施設を10:00開館と同時に見物してから名古屋・岐阜経由で途中に特急を別利用して高山本線普通列車に乗り継ぐ予定だったが、時間もあったので特急を途中で利用する必要も無く回り道も可能になったので、多治見から太多線利用の美濃太田乗換えに予定を決めて名古屋駅ホームのきしめん屋で軽く食事した。ここは唯一キヨスク系の店舗で無い別会社の立食いスタンドで東海道線下り5・6番線にあるが、たぶん味自体に変わりは無いと思う…。
多少腹も満たして中央本線ホームに来た列車に乗り込むが、隣ホームから出発する臨時特急のワイドビューしなの号松本行きがなかなか出発せず、こちらもそれを待って[電車]名古屋10:32発中津川行き快速電車は6分遅れで発車した。 結局、特急の遅れの原因も知らされないままだった…。
この区間は8月の旅行で乗った区間なので都市部の景色は流す程度に眺めて、景色の良くなる古虎渓辺りからしっかりと眺めるうちに35分の乗車で多治見に6分遅れのまま11:13着、太多線に乗り換える。
多治見から乗車した太多線キハ11系

既に階段を上った北側のホームに列車は入っていて、2両編成で空いた車内に座って発車を待ち、[電車]多治見11:25発の美濃太田経由の岐阜行き太多線はやはり中央本線の遅れ列車接続を待って2分遅れで発車。
太多線は高校時代に乗ったきりだったみたいで沿線の景色を全く覚えていない。かと言って特別、記憶に残る風景でも無かったようで、いかにも郊外と言った穏やかな景色を眺めながら26分の乗車で美濃太田に11:53到着した。
ここまで太多線内では乗降客の動きに大差なかったが、岐阜に向かう乗客が多かった。車内に乗っている人数よりホームで待っている人のほうが多く、最初は高山方面に向かう人が待っているのかと焦ってしまうほどだった。

         美濃太田から乗車した高山本線普通列車キハ48系と車内の様子

美濃太田からの高山本線普通列車は降りた1・2番線ホームの向こう3・4番線ホームで、待っている人も圧倒的に少なくて安心したが、それでも20~30人はいる。列車は12:00過ぎてから入線して幸い進行方向右窓側を押さえたが、あまり後から乗れば好きな席は選べない程度の乗客だった。
ホームで珍しく駅弁の立売りをしていたので、荷物を置いてから購入した。列車入線前は全く売れてなかったが、自分と同じく落ち着いてから購入する人が多くて入線後はすぐに売り切れた…。

                  美濃太田駅弁の松茸の釜飯で昼食に…

[電車]美濃太田12:09発高山行き普通列車は発車。列車はキハ48系の2両編成で、旅行者・地元客などがボックスシートに2人ずつ座るような感じで収まり落ち着いた雰囲気で飛騨川に沿った高山本線を北上していく。中にボックスシートを1人で占拠し、荷物を向かいの座席に置いて足を投げ出して他の利用客が座りにくいようにしているバカな若者もいたのが迷惑で頭が弱いようで情けなく思う。
(拡大します)飛水峡を眺めて走る

美濃太田から数駅行った中川辺駅を過ぎると平地が狭まって飛騨川の渓谷に入っていく。意外と高山よりずいぶん手前から風光明媚なところを走ることを改めて知った。その渓谷をしばらく進んだ白川口に12:40到着、ここで特急との待ち合わせと交換で13:00出発と20分もあるので駅を出てみた。白川口は渓谷の中で唯一平地のある場所らしく、割と大きめの集落があって駅前もバスが数台待機していて少しだけ街らしい雰囲気の駅だ。
(拡大します)
      途中停車した白川口駅舎            特急ワイドビューひだ号に道を譲る

そのうちに高山行きの特急ひだ号が到着するがドアは開かずそのまま運転停車、そして高山方面から数分遅れて名古屋行き特急がこちらは停車で乗客を乗せて発車、高山行き特急が先に出発してからこちらの普通列車も2分遅れの13:02発車した。その後も車内乗客の変化は少なく、たまに数人ずつ降りていくので車内はエンジン音だけが相変わらずに響いている感じだった。
(拡大します)(拡大します)
     下呂温泉を飛騨川から眺める            高山盆地は既に稲刈り終了

まとまった乗降があったのは5分遅れの13:55に着いた下呂だった。ここで20名くらい降りると同じくらい地元客が乗ってきたが、それでも車内は静かなまま下呂温泉を車窓で眺めつつ飛騨川に沿って上っていく。
飛水峡より何となく開けているような上流を進んで久々野までくると飛騨川と別れて、少し長めの宮トンネルを抜けると太平洋・日本海との分水嶺で、稲刈りの終わった田んぼが見える高山盆地に入った。終点手前の飛騨一之宮で上り特急と普通列車を2本待ってから出発して、美濃太田から2時間53分の乗車にて終点の高山に2分遅れの15:02到着した。
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           高山駅舎                 宮川沿いの古い街並(上三之町)

次の富山方面の普通列車は15:55発まで無く、以前に観光済みだった高山市内に少し繰り出してみた。駅前正面の路地を東方向にまっすぐ進むと7~8分で宮川を渡って上三之町の古い街並みが残る地区に入った。ここは既に松本でバイトしていた時から数回訪れているのでちょっと確認程度に済ませてすぐに折り返す。

      手焼きのせんべい屋を発見          購入した塩せんべい(自宅にて撮影)

行きに見つけた小さなせんべい屋に帰りに寄って手土産にする。結局、土産を買ったのはここと米沢だけになった。こういう移動が多い旅行になると、どこで土産を買うべきかいつも悩んでしまう…。

  美濃太田から乗ってきた列車に再び乗車        途中停車の飛騨古川駅舎

やることも買うことも無くなったので15:35には高山駅に戻った。改札前で待っていると15:40に改札が始まったのでさっさと列車に向かうが、乗るのは先ほど高山まで乗ってきた車両だった。結局、美濃太田発高山で大停車する猪谷行きみたいなものだ。
[電車]高山15:55発猪谷行き普通列車は発車。先ほど乗ってきた列車には列車接続も無いので全部で20名前後しか乗っていない感じだ。
(拡大します)災害で長期不通区間を走る

高山から先も久々に乗る区間で、以前高山に来た時は台風災害で角川~猪谷間が長期不通のため濃飛バスにて神岡を経由して神岡鉄道に乗っていた。
高山から3駅進んだ飛騨古川に16:12着、ここで早くも上り特急との交換のため13分停車。改札を出て駅前に出るがここも落ち着いた静かな街だった。駅舎だけ撮ってすぐに列車に戻る。
飛騨古川も定刻16:25に発車して、2駅進んだ飛騨細江を過ぎると神岡に向かう国道41号線と別れて宮川の渓谷へと入っていく。この先が2004年10月の台風23号の水害で2007年9月まで長期不通となっていた区間になる。
既に再開して1年経つが、沿線の築堤や橋脚などのコンクリートにまだ新しい部分が目立つ。雰囲気としては同じく1995年7月の災害で長期不通になった大糸線(南小谷~糸魚川)と感じが似ていた。あちらは復旧まで2年ほどかかり、自分も代行バス運行に係わっていたのでよく覚えている。

(高山本線[角川~猪谷]…2004年10月22日~2007年9月7日 長期不通)

(拡大します)(拡大します)
   既に神岡鉄道の線路が無い猪谷駅       ここからJR西日本のキハ120系に乗車

山深い渓谷を進むまま高山から1時間14分の乗車にて終点の猪谷に17:09到着。乗り換える富山行きのJR西日本のディーゼルカーも2分後にやってきてお互いの乗客が入れ替わる形で乗り換えた。かつて運行されていた神岡鉄道のレールは既に剥がされて無くなっていた。
先にJR東海の列車が17:16に高山に向けて発車していき、[電車]猪谷17:18発富山行き普通列車は発車、乗り換えたこちらの列車も2両編成ながらも車両の長さが短くロングシートの部分が多いので狭く感じる。沿線は引き続き宮川と神岡から流れる高原川と合わさった神通川に沿って富山平野へと下っていく。
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     神通川沿いを富山平野に下る              日も暮れた富山駅舎

2駅進んだ笹津まで下ると周りの景色が開けてきて、いかにも平野に降りてきた感じになるが、陽もこの頃には完全に沈んで街灯りが特に富山市中心部が遠くに明るく見えた。
街灯りのある富山市街を遠くに見ながら線路は何故か西方向に回っていくが、後で地図を見ればわざわざ越中八尾に線路が富山平野を西回りに配置されていた。街なかに入って乗客も増えてきて猪谷からちょうど1時間で終点の富山に18:18到着した。

     タイで食べた8番らーめんに入る            チャーハンセットを食べる

名古屋を出て7時間40分かけて日本海側の富山まできた。今夜は富山泊まりを考えていたが、1週間前から宿を探したがどこも満室だったので2駅隣りの滑川に泊まることにした。夕食だけは困りそうなので適当な店を探したら、JR駅から富山地方鉄道の駅に向かう場所にどこかで見たことのあるラーメン屋が気になってそこに入った。以前タイで入ったことのある8番らーめんで、日本での本拠地を知らなかったので、本場の味が知りたくて入ってみた。
8番らーめんの8番の由来もこの辺りを走る国道8号線沿線に1号店が出来たためみたいで、北陸が発祥だとはこの時まで知らなかった。食べた感じはタイのバンコクで食べた時とあまり変わらなかったが、ちょっと麺が柔らかかった感じがする。
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      国鉄急行型塗装の475系            滑川まで乗車した413系電車

ラーメンも待つことなく早く食べられたので、さっさと宿泊先に移動することにする。富山でホテル用の酒やつまみを買っていこうとも思ったが、コンビニくらいはあるだろうと敢えて買い物せずに18:40過ぎには改札を入った。しかし、これがやはり期待を裏切る結果になった…。
同じホームに金沢行きの普通電車が旧塗装だったので思わず撮影、それを見送ってから反対ホームの列車に乗り、[電車]富山18:48発糸魚川行き北陸本線普通電車は発車した。
こちらは先ほどの急行型電車のボディーだけ乗せ換えた413系電車で、3両編成のボックスシートに1人ずつ乗っていたので、すぐ降りる自分はドア横の席で静かに座って3駅16分の乗車で目的地の滑川に19:04到着した。
(拡大します)
            19:00過ぎなのに閑散とした滑川駅舎と誰もいない駅前通り

駅を降りると何となく様子が富山駅とは違う。まだ19:00過ぎなのに駅前の商店は街灯を除いて全てシャッターが下りて真っ暗に、ホテルもどこにあるか分からず駅の地図にも載っていないのでビビったが、ホテルは駅前広場すぐ右手に見えたので安心して、とりあえずは今夜の宿泊先になるホテルサンルート滑川に19:10入ってチェックインした。
       
                ホテルサンルート滑川の部屋の様子(218号室)

周りは駅前なのにすぐ住宅地で、とてもビジネス利用客が来そうな感じが無いが、ちょうど婚礼の二次会場に利用しているようでそれらしい人で賑わっていた。とりあえずチェックインしながら近くのコンビニを聞いたら、唯一のコンビニが10/17まで改装休業で無いと言われ、駅前西側を少し行ったショッピングセンターが19:30まで営業していると聞いて、そこに行くために部屋に荷物を置いたら19:15には再び外出した。

  滑川駅西側にあったYELL(エール)ショッピングセンターで閉店間際の買込み品で一杯

人の気配の無い駅前を横切って西側へ2分も進むとこの辺りでは駐車場も広く明るい場所に出た。既に19:20で同じように閉店間際に駆け込みでやって来る自家用車が数台見られ、自分もそのYELL(エール)ショッピングセンターの中にあるまるまんと言うスーパーで買い物をした。
アルコール類が無かったので同じ敷地内の酒屋で購入して、安心して19:35ホテルに戻った。
まずはシャワーに入ってから明日の準備と荷物をまとめて20:10にはテレビを見ながら一杯やって、一部旅程を確認するために隣の駅にある時刻表を見に行ったりして22:30には早めに就寝した。


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